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てらまち・ねっと



 ここ山県市の選挙のポスターなどの公営の条例廃止が昨年の3月。警察の書類送検が7月。
 岐阜県内で、12月に地元の市民グループ「美濃市民オンブズマン」の人たちが質問状形式で問題を公表、1月になって議会に是正を申し入れていた。

 申し入れに対する回答の期限の途中に、一部の議員から「返還」があったことを選管が発表。
 市民が求めるのは、選挙公営条例の廃止だという。
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 こちら、昨日午後1時10分は、岐阜地裁で、前岐阜県知事の退任後の個人活動に県の外郭団体職員が 実質秘書を公費で行っていた問題の住民訴訟 。
 前知事が被告に訴訟参加してきて、初めて主張を述べた。2日前の書面は、ひとことで言えば、
 ・・・どの出張も私的でなく、どれも岐阜県のためになること、職員随行は財団が問題ないとして着けたもので、こちらの判断ではない・・・
 法廷では、前知事代理人が、個別の出張などについては精査中であらためて述べる、とした。

 1時20分からは、 山県市のゴミ処理事業費の差し止めなどの住民訴訟 。事業の本体契約の締結で、経過、内容や業者、事業費などの精査、そして「岐阜市と共同処理」したときと「今回の山県市単独処理」との経費の違いなどの試算をこちらがすることになる。

 今日の10時半からは、 岐阜県知事らの退職金の住民訴訟 。地方自治法が給与、報酬、手当などは「条例で額と方法を定める」としているのに、全国都道府県のうち岐阜県だけが条例に額を定めず『予算の範囲内で支給』としか定めていなかった問題。知事、副知事、出納長に過去20年間に支給した退職金を全部返せ、というもの。
 違法性は認定されるけど、住民監査請求の「1年ルール」を超えられるかだと思っている。
 
 17時からは岐阜県庁裏金事件・住民訴訟の19回目の弁護団会議。

 印刷用 新聞 3ページ PDF版 0.4MB
 ●水増し請求:現議長ら3人、選挙カー燃料代など--昨年4月の美濃市議選 /岐阜 2008.2.6 毎日
 ◇市に訂正願提出
 美濃市選管は5日、07年4月の市議選(定数15)で、岩原輝夫議長(4期)ら市議計3人が選挙カー燃料代やポスター製作費を市に水増し請求していたなどとして、訂正願を提出したことを明らかにした。ほかに1市議がポスター枚数について誤った書類を提出したとして、訂正願を出した。この市議については、水増し請求はなかったという。

 岩原議長は、選挙カー燃料代が1万7999円だったのに、ほかの車の燃料代も加えて2万9199円を請求していた。1月29日に差額の1万1200円を市に返還したという。

 また岩原議長はポスターについて、法定の133枚を超える150枚を製作。ポスター製作費は市から印刷業者へ133枚分を上限として支払われる仕組みで、超過分の17枚の費用は岩原議長が業者に支払うことになっている。だが岩原議長は今月に入るまで、業者に超過分を支払っていなかった。
 岩原議長は「燃料代の請求書は業者が作った。業者が制度を理解していなかったようだ。ポスターについては、超過分を支払っていないことに最近まで気付かなかった。うかつだった」と語った。今後については「いずれも故意ではないので、辞職しない」としている。

 別の市議2人は、法定枚数を超える151枚と154枚をそれぞれ作成したにもかかわらず、133枚分との契約書を提出し、水増し請求した。2市議は、過大に受け取った金額の返還手続きを進めている。【佐野裕、中村かさね】

●美濃市議、ポスター作製費など不適切請求  岐阜 2008年02月06日
 美濃市選挙管理委員会は5日、昨春の市議選で、選挙公営制度に基づいて公費負担した市議1人の選挙カーの燃料代と市議2人の選挙ポスターの作製費に不適切な支払いがあり、市議側が過払いされた燃料代を返納した、と発表した。

 選挙カーについては、岩原輝夫議長(65)が燃料代2万9199円を請求したが、先月24日に「選挙カー以外に使った車の燃料代も含めて請求していた」として業者とともに訂正願を提出、1万1200円を返納した。
 選挙ポスターは、市議2人がそれぞれ151枚、154枚を作り、作製代金を記載した業者との契約書を市選管に提出したが、いずれも公費負担の限度枚数となる133枚の作製と記載したため、実際の作製枚数に訂正。作製費が過払いされていたことから今後、差額分を返納する。

 また、選挙ポスターの作製契約書に記載ミスがあったとして、市議2人と業者が訂正願を提出した。市議2人はいずれも選挙ポスター150枚を作製したが、市選管に提出した業者との契約書に133枚として作製金額を記載した。提出書類には、すべての作製枚数を記載する必要がある。
 枚数と金額の訂正願を提出した市議は「あらためて契約書を見直したら、記載方法が誤りだと気付いたので訂正願を出した」と話している。

 ●一部市議が費用を返還 契約書の訂正も  中日 2.6

●3美濃市議 過大請求、選挙ポスター代や燃料代   朝日 2008年02月07日
 美濃市選挙管理委員会は、昨年4月の同市議選で、市議3人が過大な公費負担を受けていたとして金額の訂正願を出したと発表した。
 選挙運動用自動車の燃料代を多く請求していたのは岩原輝夫議長。「選挙以外の分まで請求していた」として、1月24日に公費を受け取っていた燃料供給業者とともに訂正願を出し、業者が1万1200円を市に返還した。
 ポスター代を多く請求していたのは2市議。市の負担限度133枚分に合わせ、それぞれ154枚、151枚を作製した費用を133枚として届け出ており、市側は余分な21枚、18枚分も負担していた。2市議はポスター業者と訂正願を出した。
 この問題で、1月に公費負担廃止を同市議会に申し入れた美濃市民オンブズマンの後藤兆平代表は「反応があったことは評価するが、逃げ得は許せない。残りの人の分は監査請求するなどの対応を考えたい」と話している。

 ● 公費訂正5件 読売 2.6


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(参考・以前の動き)
 
  ← 2007.12.7 朝日

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 ●ポスター代請求の美濃市議13人に公開質問状  岐阜 2007年12月08日08:25 
 美濃市民オンブズマンが今春の美濃市議選に当選し、選挙ポスター代などの公費補助を受けた市議13人に制度の利用実態などを尋ねる公開質問状を送付することが7日、分かった。2004(平成16)年4月の山県市議選でポスター代を水増し請求したとして、市議らが書類送検された詐欺容疑事件などの影響で、制度の見直しが広がりつつある。同オンブズマンは「今後、公費負担の引き下げや廃止を求めていきたい」としている。
 情報公開請求により市が開示した資料によると、美濃市議選で当選した議員15人のうち、共産2人を除く公明1人と無所属12人の計13人がポスター代を請求した。同市の公費負担の上限額は掲示板用133枚分の36万9873円で、1枚あたり2781円。13人全員が上限額の75%以上を請求し、うち2人は97%にあたる35万9100円を求めていた。上限額の97%を請求した市議は「業者に任せているので、実際の金額は分からない」と話している。
 質問項目は8項目。10日に各市議に郵送する。回答は公開予定で、同オンブズマンは「返答の内容次第では、住民監査請求も行う」としている。

●【岐阜】質問状の回答に不満足 美濃市議選ポスター費でオンブズマン  中日 2007年12月30日
 今年4月に行われた美濃市議選のポスター費の請求について、市議13人に質問状を送った市民グループ「市民オンブズマン」は、30日までに全員の回答を得た。メンバーは「納得できる回答がない」として、議員に対し公費負担廃止を求める申し入れを行う方針を固めた。議員からの返答や年明け以降に開かれる議会活性化委員会の動向によっては、費用の水増しの有無などについて再点検する住民監査請求も考えるという。
 市条例に定められたポスターの公費負担の上限額は、計36万9873円で、1枚あたり2781円。市がオンブズマンに開示した資料によると、市議15人中、自己負担した共産の2人を除く全員が限度額の75%を上回って請求し、平均額は1枚2312円だった。
 質問状の回答によると、「ポスター作製費を抑える努力をしたか」という項目に11人が「努力・交渉した」と答えた。条例の廃止や、ポスターの作製費の上限引き下げに関しては、9人が「議会活性化委員会で検討」と答え、2人が「廃止に賛成」、2人が「上限の引き下げを検討」としている。
 同オンブズマンは「1枚2000円以上という常識的にあり得ない高額の請求。費用を抑える努力をしたとは考えられない」としている。
 (柴田久美子)

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