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てらまち・ねっと



 大分の教員採用やポスト就任の際の不正の問題、
 たいていの人が 他でもあるんじゃない?! と思うことに不自然さがない。

 もちろん、大分の採用試験のテストの点数の操作の激しさには驚いた。そんなことしたら、試験の意味がまったくなくなる。

 ずっと以前、人に聞いた話だけど 「○○さんがこういっていた 『××に△万円持っていかないと□□にはなれないよ』 と」

 私なんか、20代から行政とツンツンすることが多かった。
 だから役所のブラック・リストに載っているので、関係者は、公務員や教員には採用されることはない・・と真面目に思っていた。
 ある子、「どうせ岐阜ではだめだから」と他県で受けて不採用、大学院に行って、今はさらに別の県で教師をしている。一昨年だったか、授業の様子がテレビで放映されていた。

 ともかく、大分の件、裏口採用された教員のことも気になるし、「私は潔白」との旨で応えていた県教育長も今朝の報道では、免れなくなった。
 他、大分県教委のことや国のことも最新情報を紹介。
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●「どうしても入れろ」現職審議監も口利き 大分県教委汚職  2008.7.14 23:40 産経
 大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件で、県教育委員会義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)が、現職の富松哲博教育審議監(60)からも特定の受験者を合格させるよう指示があったと話していることが14日、分かった。江藤容疑者が不正に合格させた十数人の中には、2次試験の成績が極端に低い受験者も2人いたが、富松審議監が「どうしても入れてくれ」と強く要求。2人には1000点満点のうち100点以上を加点したとされる。

 江藤容疑者は、富松審議監や元審議監、二宮政人容疑者(61)からの指示について「口利きは審議監に一本化され、頼んだのが誰かまでは自分に伝えられなかった」と話している。

 県警は、県教委ナンバー2の審議監ポストが以前から口利きの窓口になっていた可能性があるとみて調べている。富松審議監は「体調不良」として出勤していない。

●合格採用、指示は2ルート=元審議監と現職幹部-江藤容疑者・大分教員汚職
        時事 2008/07/15-00:21
 大分県小学校教員採用試験をめぐる汚職事件で、県教育委員会の義務教育課参事江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=が昨年度採用試験で、元教育審議監二宮政人容疑者(61)=同容疑で逮捕=と現職幹部(60)の2人から、特定の受験生を合格させるよう指示されたと話していることが14日、関係者の話で分かった。
 県警捜査2課は、江藤、二宮両容疑者の調べを進めており、県教委の組織的な採用試験汚職の全容解明を急ぐ。
 関係者によると、江藤容疑者は「昨年(今年度採用試験)は窓口1つで口利きが約20人で済んだが、2年前(昨年度採用試験)は指示が錯綜(さくそう)していた」と説明。昨年度の採用試験では、二宮容疑者と現職幹部の2人から、別々に計約20人以上の合格の指示があったという。

●合格者2~3割が「調整枠」=7~9年前の採用試験-大分教員汚職
     時事 2008/07/15-04:33
 大分県小学校教員採用試験をめぐる汚職事件で、2000年前後の採用試験時、合格者の2~3割を「調整枠」として成績以外の内容を加味した上、県教育長など教育委員会幹部が出席する会議で合否を最終決定していたことが15日、関係者の話で分かった。
 県警捜査2課は、以前から続いた組織ぐるみの不正が、県教委義務教育課参事江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=らによる汚職につながったとみて、実態解明を進めている。
 元県教委幹部によると、小学校教員の採用合否を最終決定する会議には、県教育長のほか県教委幹部ら数人が出席していた。1999年から01年の間にあった会議だったという。

●教員採用汚職:教育長も合格通知…発表30分前、県議らに
  毎日新聞 2008年7月15日 2時30分
 大分県の教員採用汚職事件に絡む県教委による合否の事前通知問題で、小矢文則・県教育長が、08年度の採用試験(昨年7~9月)の際、受験者の合否の事前通知を求めてきた県議らに対し、合格発表の約30分前に伝えていたことが分かった。文部科学省は守秘義務違反の疑いがあると指摘しており、小矢教育長の進退問題に発展する可能性が出てきた。

 小矢教育長は毎日新聞の取材に事前通知を認め「支持者の依頼を断り切れずに頼んできたのだろうから」と、県議の立場を考慮したことを説明。「合格者はほとんどいなかったが、(事前連絡は)すべきではなかった。採用に便宜は図っておらず、金品の受け取りは一切ない」と話している。

 小矢教育長によると、昨年7月にあった1次試験後に、複数の県議らに採点などでの不正はしないとの意思を伝えた上で、合否の直前通知だけは了承。合否は電話で直接、県議らに伝えたという。

 小矢教育長は「今は事件の原因を究明することで精いっぱい」と述べ、進退について明言は避けたが、事件などの責任について「自分が誰よりも重い」と表明しており、事件後の処理などが一段落すれば進退を決断するとみられる。

 小矢教育長は県病院局長などを歴任し、昨年5月から現職。

 教育長による事前通告について文科省教職員課は「採用試験で透明性や信頼性を確保するよう通達しているが、事前の合否伝達はそれ以前の問題。同様の事例は聞いたことがない。守秘義務があり、問題ではないか」と指摘している。

 県教委は十数年前までは口利きなどをしてきた県議らに前日に通知していた。その後は発表直前に改めたが、今も慣習的に続いている。県教委はこの問題の発覚を受け、09年度の試験から合否の事前通知をやめるという。【梅山崇】

●県のWebページ  "大分県教育委員会
  ⇒ 平成20年7月7日大分県教育委員会
平成20年度実施の大分県教員採用選考試験の見直しについて 極めて高い公平性と信頼性・透明性が求められる教員採用選考試験において、教育委員会の幹部職員が引き起こしたこのたびの贈収賄事件は、断じてあってはならないものであり、受験される方はもとより、県民の皆様の本県教育行政に対する信頼を損なったことに対し、心よりお詫び申し上げます。
県教育委員会は、二度とこのような不祥事を生じさせないため、公務員倫理の確立を図るとともに、教員採用選考試験の見直しを速やかに実施し、信頼される教育行政を構築していく所存であります。なお、別途、校長、教頭の登用試験等につきましても見直しを行う予定です。
一刻も早い信頼回復に教育委員会をあげて全力で取り組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 見直しのポイント (以下、略)


●教員採用汚職:文科省が採用や昇任の一斉点検を通知へ  毎日新聞 2008年7月10日 23時45分
 大分県の教員採用試験を巡る汚職事件を受け、文部科学省は10日、都道府県と政令市の教育委員会に対し、採用や昇任などの人事行政の在り方の一斉点検と、服務規律維持の徹底などを求める通知を出すことを決めた。17日に大分県日出町で行われる全国都道府県教委連合会の総会でも、各教育長らに徹底を求める方針。

 通知は「金銭授受などの不正行為が行われることのないように十分点検してほしい」とし、市町村教委への周知も求めた。銭谷真美事務次官は事件について「児童生徒や保護者、住民の公教育への信頼を裏切るもので極めて遺憾。試験の透明度を高めることが大事だ」と述べた。【加藤隆寛】

●教員採用汚職:ゆがんだ親心、教育者の良心も垣間見え/懲戒免職の浅利被告  2008年7月12日 毎日
 校長、教頭、県教委ナンバー2……。大分県教育界の要職が相次いで逮捕された教員採用汚職事件。長男、長女の合格依頼を巡る贈賄容疑で逮捕、起訴された小学校校長、浅利幾美被告(52)=11日付で懲戒免職=は、周辺に「子どもに悪いことをした」と悔悟の言葉を述べている。どんな手段を使ってもわが子に同じ道を歩ませたいという、ゆがんだ親心から出た黒いカネ。容疑者たちの言葉からは、汚れた教育界で揺れ動く教育者の良心も垣間見える。

 浅利被告は、県教委参事、矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=と、その妻で小学校教頭、矢野かおる容疑者(50)=同=を通じて県教委参事、江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=に金券100万円と現金300万円を贈った。大金を使ってでも子どもを教師にさせようとしたが、浅利被告は「子どもに使う400万円は惜しくなかった」と関係者に打ち明けているという。

 大分県教委や教育関係者の間では、教員採用、昇任の際にカネやコネにまつわるうわさは絶えなかった。浅利幾美被告は80年の採用以来、一貫して佐伯市内の小学校に勤務。小規模校の勤務も長く、「まじめで学校運営に積極的にかかわっていた」(地元教育長)という評判だった。「だが、教員採用を巡るうわさを聞くうちに、規範意識がマヒしていった」と話したという。

 一方、長女を合格させようと、元県教委審議監の二宮政人容疑者(61)と、江藤容疑者に計200万円の金券を贈り、逮捕された矢野容疑者。動機については「娘を何とかして教員にしたいという親心だった」と関係者に説明したという。

 江藤容疑者は県教委義務教育課人事班に入って以降、口利きによる不正の多さについて「もううんざりだ。こんなことやってられない」と、矢野容疑者に愚痴をこぼしていた。だが、昇任を巡って110万円分の金券を受け取っていた。矢野容疑者は「江藤容疑者に悪いことをした」と悔やんでいるという。

 「前年に(不正によって)落とした受験生が次の年に合格圏内に入ったら心底うれしかった」。関係者に対し、江藤容疑者は不正に手を染めながらも、良心のかしゃくに揺れる心を吐露している。

 江藤容疑者は過去の改ざんで不合格になった受験者の名前をメモし、その受験者が翌年の試験で合格圏内に入った場合、減点操作の対象から外し、意図的に合格させていたという。【金秀蓮】

●浅利被告の長女 責任ないが… 担任復帰 揺れる学校 大分県教委汚職 ふさぎ込む児童も
   2008/07/13  西日本新聞
 涙を流し、ふさぎ込む子どもたち。大分県の教員採用をめぐる汚職事件で贈賄罪で起訴された同県佐伯市立小学校の校長浅利幾美被告(52)=懲戒免職処分=の長女が勤務する同市内の小学校では事件以降、混乱が続いている。長女は一時休暇を取った後、「子どもと一緒に頑張りたい」と職場に復帰した。しかし、「教師たちが信じられない」と割り切れぬ保護者もいる。信頼再構築の道のりは険しい。

 関係者によると、2008年度の採用試験での長女の成績は優秀で、県教委幹部が成績を操作することなく、上位で合格したとされる。

 4月に採用され、子どもの心をうまくとらえる能力があるとして、高学年の担任になった。3月まで浅利被告が同校の教頭を務めていただけに「熱心な教頭先生の子ども」として、児童だけでなく、保護者からも好感を持たれていた。

 ところが、6月中旬の浅利被告の逮捕後、長女が担任を務めるクラスの児童に「先生を続けるから大丈夫」と語りかけると、児童数人が涙を流したという。ある保護者は「事件をまったく教えない家庭もあるが、子どもが疑念を抱いたままにならないよう教えた。ただ、ふさぎ込む子どもがいる」と打ち明けた。

 長女は採用をめぐる金品の受け渡しを知らなかったとされる。長女と保護者が参加した懇談会では、長女を守るため県教委への嘆願書提出を求める保護者と、「まずは子どもの心のケアを話し合うべきだ」という保護者との意見がぶつかりあう場面もあった。

 長女は6月下旬から2週間休んだものの、現在は学校に戻っている。

 「長女が先生として戻ることで子どもたちは混乱する」「長女に責任はない」「教師全体が信じられない」。収まらない保護者の賛否の声。長女ばかりでなく、児童や保護者も巻き込んだ事件は、それぞれに生々しい傷跡を残しつつある。

 同校の校長は「あったことは事実として受け止め、再生へ歩むしかない」と話している。


(参考) フレッシュアイニュース ⇒ 大分県教委汚職事件


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