自然薯栽培は楽しい。
しかも、パイプ栽培は楽。
ただ、パイプから外れて芋が縦に伸びることもあるし、ややコツがいる。
それに比べて「波板」栽培は、本当に「楽」。
収穫もパイプよりもずっと楽。
パイプの中に土を入れる作業はちょっと手間がいる。
波板の場合は、この土入れもラクラク。
ところで、今年は早くも自然薯を植えた。
「桜の咲くころ」「桜が咲いてから」が植え付けの標準とされている。
岐阜市の北に当たるこのあたり、今頃が咲き時。
今年は、少し遅れている実感。
とはいえ、今年は春が忙しいことが分かっていたので、種イモを早く注文し、その時に「いつもより早くしていただきたく」とお願いした身勝手。
そして、種イモが届いて5日ほどした日、いつもより早めの3月28日に種イモの植え付けを済ませた。
なお、このブログの自然薯栽培のエントリーには、毎日、数十のアクセスがある。
秋冬の収穫時期やこの春の植え付け時期は、毎日、百以上のアクセスがある。
今の雰囲気は、植え付け(の仕方)情報のようだ。
そこで、今日、写真を載せる。
(このブログの自然薯栽培のエントリーだけを見るには)
カテゴリー ⇒ 自然薯・ヤマイモのパイプ・波板・栽培
毎年の春の植え付けの様子も出しています(毎年の4月あたりを見る)=私の植え付け方法の変遷も(笑)
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まず、前年の残りの分を収穫。
板は長さ180センチ。イモの長さが想像できるでしょ。
この日は、全部で20数キロあった。

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大
植え付け場所は、「連作」とならないように、
前年から2メートルほど横にずれた位置。
毎年このようにずらしてきている。
この日までに2度、耕運してある。
まず、管理機で溝を開ける。
深くしておいた方が上に盛る土の量が少ないので、あとが楽ですよ。

波板を予定間隔(20センチ)に、ざっと並べておく

出始めのときに角度が決まる。
その角度によって畝の高さが決まる。
(正確には「『板の長さ』と『板の間隔』」によって決まる)
うちの波板は、長さ180センチが54枚、150センチが24枚

上端20センチほどは土をかけない
本来は、無菌のきれいな「山土」を板の間に入れる、とされている。
うちは、手抜きで、畑の土をそのまま使う。
ただし、有機物や石など固形物が入らないようにする。

一番最後はこんな終わり方。
この傾斜で並べてきたというわけ

ひととおり並べた
25センチの箸に、
下から10センチ(最初にかけるときの土の位置)、
さらに5センチ上にマーク(種芋を植えたあとにかける土の位置)しておく。

箸を手で持ち、土をかける
板の上端から10センチから15センチほど下にした
(板の上端の間隔は20センチ)


畝を成型するために土を盛る

種芋
ゴテゴテのいかにも「自然薯の種イモ」の風格
(早く注文するほど、良い種イモが来る)


箸の元にイモの先端を置く。
うちは、1枚の板に「2本」置く。
右左と交互に置くようにしている
イモが長いから、多少のイモの重なりはでてくる

前年の細いイモも植えた
(それでも数百グラムから500グラムはある)

別の場所で、昨年の4月に「ムカゴ」を播いて育成した「自家苗」。
結構、長くできている。肥料は無しだったのでスリム。
小さいイモ、短いイモは別のところに植える


保湿のために、送られてきた種イモの緩衝材だった木屑を上に散布

両側を再度、耕運した

管理機で畝の仕上げ

植え終わった状態

翌日、施肥をしてから、箸を抜いてから、黒マルチで畝をすっぽり包んだ。
肥料は、昨年までは、ひと畝あたり「種粕20キロ1袋」だけだった。
今年は、
「米ぬか15キロ2袋」(マルチの前に畝の下の方にふった)
「種粕20キロ2袋」(マルチの後に、マルチ横にふった)
(うっかり、デジカメの設定が変わっていたので色が変な写真)

なお、マルチは、
最初の年はマルチ無し、そのあと数年ほどは黒マルチ、
昨年まで、確か2年は「白黒マルチ」。
でも、白黒マルチは春の地温が低くなるようで、
野菜苗にしても、自然薯にしても生育がとても遅い。
それで、今年は、迷わず黒マルチで行くことにした。
しかも、すっぽりがけ。
このあとは、1ヶ月後あたりに芽が出ると思うので
マルチから発掘、その前後に支柱のセット。
それが済めば、後はほとんど何も必要ないという”ラクチン”な栽培方法。
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