昨日の統一地方選の投票結果はあちこちで報道されている。
特に全国的なことはテレビで身近に流れている。
そこで、このブログでは、今日は
● 1.ここ山県市での県議選の結果。
「ポスター代水増し県議」に関して、昨年わたしたちはリコールをしたけど署名が足らず不成立。
今回の選挙、元県職員が対抗馬として出て、市議16人のうち、自民系の14人中8人が元県職員につき、4ないし6人ほどが水増し議員についたらしい。
結果についての予測は「5分5分」でやってみないとわからないとの評も一部には言われていたけれど、差はつくとの見方が主。
結果は、大方の予想を超えたダブルスコアに近い大差。
水増しの現職県議は「落選」
● 2.「減税日本」は
愛知・名古屋のとなりの岐阜県だからどのような風が吹くかは評価の指標になるところ。
岐阜市選挙区の県議選に一人が(民主党の公認をけって鞍替えして)出ていた。
定数9に10人。減税日本候補は落選。
基盤の愛知県でも、名古屋市はともかく、他の地域では伸びなかったようだ。
● 3.鹿児島県阿久根市
この数年の地方自治にひとつの話題を作ってきた前阿久根市長の竹原氏、県議に転進が本当の目的かどうかは不明だけど、ともかく、昨日の県議選で落選。
同市では、来週、リコール請求に基づく出直し市議選がある。
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4位あたり
●県議選 注目区を行く 2011ぎふ統一地方選(3)山県市 自民系市議が分裂、激戦
岐阜 2011年 4月 5日
4年前の前回県議選と同様、自民系の市議が真っ二つに分かれ、2人の候補をそれぞれ支持する分裂選挙となっている山県市選挙区1 件(定数1)。「前回(選挙)を引きずり、混沌(こんとん)」。ある陣営幹部が表現するように、今回も自民現職の横山善道候補と無所属新人の郷明夫候補が、支持を受ける市議とともに大激戦を繰り広げている。
前回の県議選1 件で、自民は引退議員の後継を一本化できず、推薦の新人同士の戦いとなり、溝が生じた。その後、現職に選挙ポスター代水増し請求事件が発覚。溝は4年間たっても埋まらず、前回、現職と戦った市議らは昨年から水面下で対抗馬擁立に向けて動いていた。
今回、現職の自民公認申請をめぐり、市議間で「現職を公認するのが筋」との声と「事件のけじめがついていない」とする声が上がり、亀裂が表面化。横山候補は「真摯(しんし)に反省し、市民のための県政実現に向けて働かせていただきたい」と理解を求めたが、反発する市議のグループは、出馬の意思を固めていた郷候補の支援を決めた。
選挙戦は、それぞれの候補者が支援を受ける市議の地盤を分け合う形で展開。市議とともに支持を求める。ともに最重要地区とする高富地区は、郷候補の地元である一方、横山候補を支持する市議のうち3人が同地区を地盤としており、激しい票の奪い合いを展開している。
横山候補は現職の強みを生かし、JAや森林組合など数多くの団体の推薦を得て、4年間の実績をアピール。市内全域を精力的に回る。
陣営は「(現職の)継続こそが市のプラス」と強調。選挙1 件カーを使用できない朝は、自転車で大票田の高富地区を回り、票の掘り起こしに全力を注ぐ。横山候補は「地域ごとに異なる課題について政策を訴え、支持を得たい」ともくろむ。
郷候補も、告示前から支持を受ける市議と積極的な活動を展開。また、商工会や県職員OB会などの支援も取り付け、街頭などで名前と顔を売り、知名度アップを図ってきた。
個人演説会では、県職員として長年土木畑を歩んできた経験を前面に押し出す。選対の一人は「東海環状自動車道山県インターチェンジなど基盤整備が急務の市の県議は、郷さんが適任。現職の実績を上回る」と言い切る。
両陣営幹部は口をそろえる。「本当に五分の戦い。読みきれない。だが、相手も同じ感覚だと思う」
●選挙運動自粛、「候補者遠い」「選べない」 有権者は否定的見方
中日 2011年4月10日
東日本大震災の影響で、一部の政党が被災地への配慮として選挙カーの運行時間を短縮するなど、選挙運動を自粛する動きが広がった県議選。選挙戦となった10選挙区で有権者10人に聞いたところ、9人が「候補者を遠く感じた」などと否定的な見方を示した。
9人のうち5人は候補者の政策や訴えを知る機会が少なかったと指摘。山県市の主婦山口康子さん(50)は「選挙カーの声はいつもより少なく感じたが、他の方法で政策を訴えるわけでもない。どの人がいいか判断材料が少ない」と話した。
なぜ選挙運動を自粛することが被災地への配慮になるのか疑問を持つ声も。池田町の会社員清水一弘さん(45)は「少し(選挙カーの)音量が小さいと思ったくらい。被災地の役に立つとは思えない」とばっさり。
一方、瑞穂市の会社経営男性(43)は「震災で大変なとき。本当に選挙をしなければいけないのか」と選挙の実施自体を疑問視した。
投票の判断材料は、政策や政党、人物重視などに分かれた。防災対策を挙げた人も2人いた。
●県議選終盤、自民14人前後当選圏内 民主は上積み懸命
岐阜 2011年04月07日11:16
県内統一地方選前半戦の県議1 件選(27選挙区、定数46)は、無投票となった17選挙区を除く10選挙区で、計36人が26議席を目指して選挙戦を展開、10日の投票日に向けて攻防が激化している。岐阜新聞社は6日までに本社と支社、総支局の取材網で各選挙区の情勢を探った。
中津川市や山県市、揖斐郡などの選挙区でし烈な戦いが繰り広げられており、各党が現有議席の上積みや維持を図れるか、予断を許さず情勢は流動的だ。
10選挙区の候補者の内訳は自民16人(現職14人、新人2人)、民主7人(現職5人、新人2人)、公明2人(現職、新人各1人)共産3人(現職1人、新人2人)、諸派新人1人、無所属7人(現職2人、新人5人)。
県議1 件会最大会派の自民は大垣市、各務原市のほか、1人区の瑞穂市、飛騨市、不破郡で優位に戦いを展開。岐阜市でも現有2議席からの1増をうかがう。
自民が議席を独占する中津川市は、現職2人と民主新人による三つどもえの激戦。同じ構図の揖斐郡では、2議席目をめぐり、追い上げを図る民主新人と激しい戦い。可児市は現職が支持固めを進め、山県市では、現職が無所属新人と激しい一騎打ちを繰り広げている。
全体では、現時点で14人前後が当選圏内と予想される。無投票当選の16人を加え、現有31議席を確保、上乗せできるかどうかは、中津川市や山県市など激戦区の戦いが焦点となる。
民主は、大垣市、各務原市で現職が安定した戦いを展開。岐阜市も現職2人が労組票を中心に票を固める。中津川市は新人が自民現職2人と激戦を繰り広げており、混戦模様。可児市は現職が組織票固めを進める。揖斐郡は新人が自民現職2人を、不破郡も推薦の無所属新人が追い上げを図っている。
民主は現職2人が無投票当選を果たし、選挙戦となった選挙区でも現職は比較的安定した戦いを展開。公認、推薦の新人3人の追い上げで、現有7議席からの上積みを狙う。
公明は岐阜市で現職、新人各1人を擁立。少数激戦に危機感を強めながら組織票を固め、現有2議席の確保に総力を挙げる。共産は唯一の現職である岐阜市の議席を維持するとともに大垣市、各務原市の新人2人の当選に全力を注ぐ。
諸派で政治団体「減税日本」公認の新人も浸透に懸命。
●統一選】 減税日本は伸び悩み
サンケイ 2011.4.11 03:04
愛知県議選(定数103)は10日、河村たかし名古屋市長が代表の「減税日本」と大村秀章知事の率いる「日本一愛知の会」の地域政党連合が伸び悩み、推薦候補を合わせても過半数の52議席に達しなかった。2月の「名古屋トリプル投票」、3月の名古屋市議選で圧勝した勢いの持続は難しかったようだ。
減税日本と愛知の会は、両党の公認候補だけでも選挙前の2議席から18議席へと大きく議席を伸ばした。しかし、大阪府議会で過半数を確保した橋下徹大阪府知事の「大阪維新の会」ほどの勢いを示すことはできず、静岡市長選で減税日本が公認した候補も落選した。
減税日本は東日本大震災復興に向けた「復興増税」が取り沙汰される中で、党是である「減税」があまり浸透しなかった。河村、大村両氏は選挙後の統一会派結成で合意しているが、県民税10%減税など知事公約の実現は難航しそうだ。
河村氏は10日夜、大村氏とともに記者会見に臨み、「苦しい時に減税して経済を盛り上げないと駄目だ」と強調したが、減税日本の国政進出に向けても戦略の練り直しを迫られることになりそうだ。
●減税日本、名古屋市外では苦戦 河村市長、表情さえず
朝日 2011年4月11日2時1分
「震災が起きて、なんとなく増税やむなしと言う声が流されとる中で、皆さんようやりました」
10日夜、名古屋市東区の事務所で会見した地域政党「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長の表情は、さえなかった。愛知県議選の市内の公認候補は堅調だったが、市外の選挙区や他県の県議選、市長選の獲得議席はゼロだった。
一緒に開票を見守った大村秀章愛知県知事が率いる地域政党「日本一愛知の会」の公認候補は、得票が伸びず、苦戦した。大村氏は「震災で選挙全体が低調に終わり、投票率が下がった。新顔を擁立したが、全国的に現職回帰の流れだ」と悔しさをにじませた。
推薦を含めれば、減税公約に賛同する「河村・大村系」勢力は改選前の減税日本1議席から大幅に増えたが、目標の過半数には届かなかった。河村氏は「産みの苦しみ」と繰り返した。
●静岡市長に田辺氏が初当選 減税日本の海野氏破る
朝日 2011年4月10日23時17分
静岡市長選は、元自民党県議の田辺信宏氏(49)=自民推薦=が、元民主党参院議員の海野徹氏(61)、前自民党市議の安竹信男氏(64)を抑えて初当選を決めた。田辺氏は「防災に対する切実な声を聞いた。一人も犠牲者を出さないよう避難場所の総点検をしたい」と抱負を語った。
海野氏は、河村たかし名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」が、今回の統一地方選の知事選と政令指定都市の市長選で唯一擁立した公認候補。河村氏は4度静岡入りし、「名古屋市、愛知県、静岡市が『減税3本の矢』になり、地方から改革を」と訴えたが、田辺氏を支えた既成政党の組織力が上回った。
連合静岡も田辺氏を推し、民主党県連会長も支援するなど、民主、自民相乗りの支援態勢が整った。選挙終盤には民主から前原誠司前外相、自民から石原伸晃幹事長が応援に入った。
●大阪府議会で過半数、「河村流」失速…首長新党
(2011年4月11日04時22分 読売新聞)
各地の地域政党のうち、注目された大阪府では、橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」が府議選で単独過半数を獲得、大阪、堺両市議選でもそれぞれ第1党に躍進した。
一方、愛知県では大村秀章知事が率いる「日本一愛知の会」、河村たかし名古屋市長の「減税日本」が共に伸び悩んだ。
「大阪維新の会」は府と大阪、堺両市を解体・再編する「大阪都構想」実現を目指し、府議選(定数109)に60人、大阪市議選(同86)に44人、堺市議選(同52)に15人の計119人を擁立した。
このうち、府議会では第1党の座を堅持したばかりでなく、戦後初の単独過半数(選挙後の会派統合を除く)に達し、府政運営の決定権を持つことになった。大阪、堺両市議会での躍進と合わせ、「大阪都構想」の実現に大きく弾みをつけたと言える。
東日本大震災や福島第一原発の事故の影響で、大阪各地の論戦の力点は防災や原子力政策に移って「大阪都構想」をめぐる論戦は低調となり、橋下氏に不利に働くとの見方もあった。
実際、民主党や自民党も「都構想より防災」と“反維新”の包囲網を広げたが、橋下氏は「震災対策や危機管理上も大阪都構想が必要だ」などと、震災に絡めた訴えを強化する戦術に転換し、有権者の支持をつなぎ留めた。
これに対し、愛知県議選(定数103)では、「日本一愛知の会」と「減税日本」が共闘し、43人の公認候補を擁立したが、あわせて18議席の獲得にとどまった。減税日本は静岡市長選に公認候補も擁立し、地域から広域、さらには国政へと、勢力拡大を図る意図を鮮明にしたが、静岡市長選では自民党や連合静岡という“既存勢力”の推す候補に敗北を喫した。
●前阿久根市長の竹原氏落選…鹿児島県議選
読売新聞 4月10日(日)22時54分
鹿児島県議選阿久根市・出水(いずみ)郡区(定数1)では、1月の出直し阿久根市長選で敗れ、県議に挑戦した前阿久根市長・竹原信一さん(52)が落選。
竹原さんは「結果を出したのは市民や町民。その結果を引き受けるのも市民や町民」と淡々と語った。阿久根市で竹原さんは出直し市長選の際に約7600票を獲得したが、今回は約5700票にとどまり、隣接する出水郡でも支持は広がらなかった。
当選した自民現職・中村真さん(69)さんは「阿久根の混乱に終止符を打ち、現市長と一緒に阿久根の将来を明るくする」と話した。
●元阿久根市長の竹原氏が落選…鹿児島県議選
(2011年4月10日23時11分 スポーツ報知)
鹿児島県議選の阿久根市・出水郡区(定数1)では、元阿久根市長で無所属新人の竹原信一氏(52)が、自民党現職の中村真氏(69)に敗れ、落選した。竹原氏は選挙事務所で「結果を出したのは市民で、それを引き受けるのも市民だ。やるべきことはやった」と力なく語った。
竹原氏はリコール(解職請求)成立で市長を失職し、1月の出直し選でも落選。県議選でも持論の公務員批判を展開したが、現職とは約2400票の大差がついた。
阿久根市では、統一地方選後半にリコール成立に伴う出直し市議選(定数16)があり、竹原氏を支持するグループは10人前後が立候補する予定。竹原氏派の前市議は「敗戦の影響は大きく、厳しい戦いになるが、がんばるしかない」と巻き返しを誓った。
●統一地方選:前阿久根市長の竹原氏落選 鹿児島県議選
毎日 2011年4月10日 23時29分
市政が混乱した鹿児島県阿久根市の出直し市長選に敗れ、県議選阿久根市・出水郡区(定数1)に転じた前阿久根市長で無所属新人の竹原信一氏(52)は涙をのんだ。
得意の公務員批判を展開したが、足場のない出水郡で浸透しきれなかった。落選が決まった竹原氏は報道陣に「やるべきことはやった。結果を出したのは市民町民で、その結果を引き受けるのも市民町民」とやや落胆した様子で語った。
6期目の当選を決めた自民現職、中村真氏(69)は「市政正常化にはベテランを」とパイプ役を強調。農協、漁協などの組織を固め逃げ切った。【村尾哲】
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