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てらまち・ねっと



 私のブログでは都知事選中、毎日その話題を扱っていた。
 そろそろ社会復帰して、都知事選のことは時々整理する程度にしよう。
 ・・ということで、連続エントリーの閉めは、
 舛添氏が個人演説会で約500人の来場者に東京五輪特製バッジ(時価3千円相当)を配布したということ、直後に、その行為について刑事告発されたことの経緯。

 日刊ゲンダイは次のように記す。 《(告発状は)個人演説会で、舛添本人と受付スタッフ数人は約500人の来場者に対し、選挙用の法定ビラと一緒に東京五輪の特製バッジ(時価3000円相当)を配布して、同額を寄付したとしている。
 ・・「経緯はどうあれ、ビラ以外の物品を配った場合には、公選法199条にある候補者の『寄付の禁止』に抵触する恐れがあります」(都選挙管理委員会)》


 告発したのは、12月に当時の猪瀬知事が徳洲会側から大金を受け取っていた事案について、いち早く告発し、捜査に進んでいることの発端の三井環元大阪高検公安部長。
 ブログ中では、告発状にリンクしておく。

 なお、選管は前記のように「寄付行為」とするけれど、選挙期間中の配布は「買収」と認定した方が良いのではという気もする。

 その他、状況分析に関連する次のことも記録。

●都知事選「4社世論調査」入手! 驚愕の生データ(週刊朝日)
●【都知事選】細川氏、初めての朝立ち!殿様選挙から方針転換(スポーツ報知)
●都知事選:脱原発「歴史的転換」 うねり高まる余地残す(毎日)
●「原発」争点化に苦心 一本化できず票分散(東京)

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●有権者に寄付行為 市民団体が舛添氏を選挙違反で刑事告発
        日刊ゲンダイ 2014年2月8日
 当選でも猪瀬の二の舞
 日刊ゲンダイ本紙が7日報じた都知事選・舛添要一候補の選挙違反疑惑が市民団体の告発に発展した。

「市民連帯の会」(代表・三井環元大阪高検公安部長)は、個人演説会で来場者に「五輪バッジ」を配っていたとして、舛添本人と演説会の受付スタッフを、公職選挙法違反(寄付の禁止)の容疑で、8日警視庁に告発状を送付したという。

 告発状によると、今月5日、東京都町田市のホテルで開催された個人演説会で、舛添本人と受付スタッフ数人は約500人の来場者に対し、選挙用の法定ビラと一緒に東京五輪の特製バッジ(時価3000円相当)を配布して、同額を寄付したとしている。

 公選法199条2の寄付行為の罰則は、1年以下の禁錮または30万円以下の罰金。舛添がたとえ都知事になったとしても、猪瀬同様、公選法違反容疑で追及される可能性が出てきた。
★ 
 新聞画像は  幸せの青い鳥 2014/2/9(日) 午前 9:22から


●市 民 連 帯 の 会  ホームペ-ジ 公式ホームペ-ジ
45 2014年2月8日 舛添要一を、公職選挙法違反で、本日警視庁捜査二課長宛に告発しました。
 市民連帯の会 代表 三井環
告発状の内容はクリックで見られます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ★  告発状 1-2






●有権者に五輪バッジを配布…舛添氏に「選挙違反疑惑」が浮上
         日刊ゲンダイ 2014年2月7日
陣営が配るバッジ(右手前)
 都知事選もいよいよ大詰め。土壇場に来て、モーレツな逆風が吹き始めた。舛添要一元厚労相(65)の過去の女性蔑視発言を問題視する市民団体「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」が発足。6日都内で緊急記者会見を開き、「舛添だけは都知事にさせない」「舛添だけは落選させる」と怒りのシュプレヒコールを上げた。

<女は生理のときはノーマルじゃない。異常です><カネを持っている“奴らジジババ”からカネを取るため消費税を上げろ>……。日刊ゲンダイの既報通り、舛添の女性や高齢者に対する蔑視発言は、枚挙にいとまがない。

 さすがに、女性の怒りに火がついた。6日の会見では<女性蔑視、老人蔑視、弱者蔑視の舛添要一は都知事にふさわしくありません>と書かれたポスターが壁に張られ、女優の木内みどりさんや都内外の主婦ら駆けつけた賛同者が1人ずつ、「舛添を都知事にしたくない理由」について発言。

「女性蔑視が(都の)政策に反映されたら大変」「舛添さんは(選挙で)世界一という言葉を使っているが、舛添さんを選んだら世界一恥ずかしい都民になる」「高齢者や弱者に非常に冷たい舛添さんが都知事になったら大変」「女性は舛添さんだけには入れちゃいけない」などと訴えた。

 活動はネットでも拡散されていて、直木賞作家の中島京子さんもシェアしている。

 身から出たサビとはいえ、よくまあ、これだけ嫌われたものだ。一昨日に発足したばかりの会だというのに、同会サイトのアクセス数は6日までに7万5000件、賛同者も3000人に迫る勢いだという。

■演説会の来場者に五輪バッジをプレゼント
 本気になった女性は怖いが、舛添への“逆風”はこれだけじゃない。公選法違反疑惑が浮上しているのだ。

 5日午後6時半から東京・町田の「ホテル ザ・エルシィ町田」で開かれた舛添の個人演説会でのこと。

「受付のスタッフが、来場した有権者に、法定ビラと一緒に東京五輪の特製バッジを配っていたんです」(関係者)

 バッジは非売品だが、ネット競売で3000円ほどで売買されているレア物だ。


「経緯はどうあれ、ビラ以外の物品を配った場合には、公選法199条にある候補者の『寄付の禁止』に抵触する恐れがあります」(都選挙管理委員会)

 これまで何度も選挙を経験してきた舛添が、そんな初歩的なことを知らないわけがない。王手をかけているからと、ナメてかかっているんじゃないのか。舛添事務所に事実関係を問い合わせてみたが、6日までに回答はなかった。

●元側近議員が怒りの告発! 舛添氏「税金で借金返済」疑惑
         日刊ゲンダイ 2014年2月6日
 政治資金を家賃に…
「公金である政党助成金が(舛添氏らの)不透明な借金返済に消えた疑いがあります」――。都知事選に立候補している舛添要一元厚労相(65)の元側近議員が怒りの“告発”だ。舛添の「政治とカネ」疑惑を日刊ゲンダイ本紙に激白したのは元参院議員の矢野哲朗氏(67)。10年に舛添が立ち上げた「新党改革」の代表代行だった。元側近が暴露した舛添の正体は、都知事の資質どころか人間性すら疑われる。

 新党改革時代の舛添の不透明なカネの動きが発覚したのは1月下旬のこと。大新聞・テレビは一切報じないが、新党改革が銀行から借りた2億5000万円について、いずれも税金が原資の政党助成金や、所属議員の数に応じて支給される「立法事務費」で違法に返済したのではないか、という疑惑だ。

 さらに舛添は、代表を務める複数の政治団体事務所を自宅に置き、「家賃」として妻が社長の「舛添政治経済研究所」に3年間で総額約1500万円を支払っていた。

●舛添要一元厚労相は圧勝したものの、公職選挙法違反容疑で告発、東京都知事選やり直し事態が起こり得る
      ヤフー ニュース/板垣 英憲 | 政治評論家、板垣英憲マスコミ事務所代表 /2014年2月9日 22時53分
◆東京都知事選挙(2月9日投開票)の結果、元厚生労働相の舛添要一候補が圧勝した。
投票率は、34.14%(前回比12.52%減)だった。だが、「市民連帯の会」(代表・三井環元大阪高検公安部長)が、「個人演説会で来場者に『五輪バッジ』を配っていたとして、舛添本人と演説会の受付スタッフを、公職選挙法違反(寄付の禁止)の容疑で、8日警視庁に告発状を送付した」と一部のマスメディアが報道しており、立件されれば、医療法人徳洲会から5000万円を借りたとする件で疑惑を招き辞職に追い込まれた猪瀬直樹前都知事に続いて、再び辞任に追い込まれて、都知事選挙のやり直しという事態が起きる可能性がある。

告発状は、「今月5日、東京都町田市のホテルで開催された個人演説会で、舛添本人と受付スタッフ数人は約500人の来場者に対し、選挙用の法定ビラと一緒に東京五輪の特製バッジ(時価3000円相当)を配布して、同額を寄付した」としている。公職選挙法199条2の寄付行為の罰則は、1年以下の禁錮または30万円以下の罰金と規定している。

◆また、舛添要一元厚労相には、「新党改革、政党助成金で借金を返済、政党助成法違反の疑い」に加えて、「不正な方法で政治資金を利用していたのではないかとの疑惑」(2010年から2012年の間に、政党助成金の一部総額は約800万円をファミリー企業などを経由して、家賃として不正に利用していた疑惑)、「舛添要一元厚労相が政党助成金、政治資金計1500万円以上を資金管理団体『グローバルネットワーク研究会』『舛添要一後援会』(いずれも舛添要一元厚労相の自宅兼事務所)から個人的に流用の疑惑」などが取り沙汰されている。共産党などは、都議会で厳しく追及しようと手ぐすねを引いて待ち構えており、これが猪瀬直樹前都知事の二の舞になる材料となる可能性が十分にある。

●都知事選「4社世論調査」入手! 驚愕の生データ
        〈週刊朝日〉-朝日新聞出版|dot.ドット (更新 2014/2/ 5)
 投開票を9日に控えた都知事選。細川陣営は正念場を迎えている。本誌は報道4社の世論調査、期日前投票の出口調査の結果を入手。依然として1位の舛添要一氏(65)に細川氏は大差をつけられていた。

 例えばA新聞では舛添45%、宇都宮18、細川17、田母神14。B新聞では舛添26、細川13、宇都宮7、田母神6。C通信は舛添37、細川16、宇都宮14、田母神7。テレビ局Dは舛添39、細川17、宇都宮10、田母神7。

 ブレーンの一人はこうため息をつく。「細川氏が宇都宮氏を引き離せば一本化の話もできたが、この状況では厳しい」。

「かつて電事連の安全神話に騙された」と訴えた小泉氏の劣勢を見透かすように、電事連(電気事業連合会・会長は八木誠関西電力社長)が永田町で蠢(うごめ)きだした。

 2月以降に閣議決定されるエネルギー基本計画に関する自民党内の議員アンケートで、電事連が原発再稼働、原発新増設の必要性などを訴える模範回答例の文書を議員らに配り、原発推進を根回ししていたことが発覚したのだ。

 奇妙なのは、街頭演説の盛り上がりが世論調査の結果と全く一致していないことだ。

1月29日午後、舛添氏がJR吉祥寺駅前で行った街頭演説に集まった聴衆は300~400人。

 だが、直後に同じ場所で行われた細川・小泉コンビの演説には作家の瀬戸内寂聴氏も応援に駆け付け、約2千人の聴衆が集まった。SPの数も圧倒的に多い。


「皆さんの顔を見たら、段々、若返ってきた!」

“年齢ネタ”を頻繁に持ち出す小泉氏に、笑いや大きな拍手が巻き起こった。街頭での集客力に限れば、「細川・小泉劇場」の圧勝なのである。

 なぜ、それが数字に結びつかないのか。細川氏への応援を表明した作詞家のなかにし礼氏は31日、こう不信感を露(あらわ)にした。

「マスコミに対して、大変、自民党からの圧力が強いと聞いている。池袋駅前の細川氏の演説に集まった1万の聴衆を前に、ある記者は『300人は集まっていますかね』と言ったらしい」
※週刊朝日 2014年2月14日号

●【都知事選】細川氏、初めての朝立ち!殿様選挙から方針転換
(2014年2月5日06時05分 スポーツ報知)
 9日の投開票が迫ってきた東京都知事選に出馬している細川護熙元首相(76)が4日、選挙戦13日目にして初めて朝立ちを解禁した。舛添要一元厚生労働相(65)の優勢が伝えられる中、これまで2回が通例だった街頭演説も4回に増やすなど戦術を方針転換した。一方の舛添氏は、立川市内で開かれた自民党の三多摩総決起大会に出席。当初、自民党の党紀委員として舛添氏の推薦に難色を示していた野田聖子総務会長(53)が応援に駆け付け“和解”を果たした。

 午前8時、JR中野駅前。街頭に立った細川氏は約1時間、通勤客らにビラをまいたり、握手をしたりして懸命にアピールした。細川氏は「多くの人と触れ合え、ありがたかった」と笑顔。応援に俳優の菅原文太(80)らも駆け付けた。

 これまで街頭での選挙活動は午後からがほとんどの“殿様選挙”を展開してきた細川氏が、ここにきて戦術を方針転換した。タッグを組む小泉純一郎元首相(72)とのスケジュール調整、取材対応や体調面を考慮してのことだが、細川氏が「朝が苦手」との理由もあったという。

 苦戦を伝えられる選挙戦に「朝の通勤客に顔を覚えてもらうことが大切」と陣営関係者。街頭演説を増やすとともに、一回の演説時間も約30分間から約15分間に短縮。「一か所でも多くの街頭演説を」(海江田万里民主党代表)と求める陣営内の声に配慮した。


 午後にはJR蒲田、大井町両駅前で、細川氏だけで演説。反原発を鮮明に打ちだし、マスメディアも標的にした。出演したテレビ討論会でエネルギー問題がほとんど触れられなかったとし「(原発を)争点から隠そうとする動きだ」と指摘。選挙戦序盤より、さらに安倍政権批判を強め、現在のエネルギー供給態勢を「政・官・業が癒着した原子力ムラ」などと持論を展開した。

 「いつものことだが、スタートが遅い。街頭に人は集まっても支持に結びついていない。終盤になってやっとエンジンがかかってきたようだ」(細川陣営関係者)。夕方には小泉氏と合流。その後は「最初で最後になる」(陣営)というミニ集会を港区内で開催。瀬戸内寂聴さん(91)らが支持を訴えるなど、最後の追い込みに懸命だった。


●都知事選:脱原発「歴史的転換」 うねり高まる余地残す
            毎日新聞 2014年02月09日
 今回の都知事選が注目されたのは、細川護熙氏と小泉純一郎氏という元首相コンビが「原発即時ゼロ」を訴えて参戦したからだ。「いわゆる保守政治家が、大声で脱原発を叫ぶようになった歴史転換点」。長年にわたり脱原発運動に携わってきた河合弘之弁護士は、過去の運動との違いをそう表現する。細川氏ら即ゼロ候補はいずれも及ばず、選挙結果に影響を与えるほど争点化したわけではなかったが、原発政策への有権者の関心は高まったとみられる。

 9日に毎日新聞が実施した出口調査で「知事選の最大の争点は何だと思いますか」という質問に対し「原発・エネルギー」を挙げた有権者は21%に上った。前回の都知事選(2012年12月16日)の出口調査では「原発・エネルギー」が8.5%にとどまっていた。

 国政の課題を地方で問うことの是非も議論になったが、毎週金曜に国会周辺で原発への抗議行動を続けている「首都圏反原発連合」の主要メンバー、ミサオ・レッドウルフさんは「小泉さんの発言は、市民運動では手が届かない保守層に届いたことが大きいし、社会的にも原発問題を語りやすい空気になった」と手応えを語る。

 今回、河合弁護士らは即ゼロを掲げる細川氏、宇都宮健児氏の一本化を図ろうと両陣営に働きかけたが実現せず、結果的に即ゼロ票は分散した。ただ一本化の呼びかけに対し、細川氏は文書で「選挙は無論、当選を目指して戦うものですが、それがすべてではなく、そこで生まれたムーブメントを今後につなげるやり方もあります」と回答した。

 安倍政権がこのまま原発再稼働に向けた動きを本格化させれば、即ゼロのうねりは保守層、無党派層を巻き込み、さらに高まる余地を残している。【町田結子】

●「原発」争点化に苦心 一本化できず票分散
         東京 2/9
 東京都知事選で、前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏と元首相の細川護熙(もりひろ)氏は、公約の「脱原発」を支持する票が分散した。元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏は組織票が乏しく、支援が広がりを欠いた。(都知事選取材班)

 宇都宮氏と細川氏は共に、原発ゼロを掲げて選挙戦に臨んだ。しかし、東京新聞が三~五日に行った世論調査では、原発再稼働に反対する有権者の投票先は、元厚生労働相の舛添要一氏と細川氏、宇都宮氏に分散。舛添氏が「将来的な廃止を目指す」などと脱原発に共感を示したことで、脱原発票がまとまらない結果となった。

 告示後も、宇都宮氏と細川氏の一本化を求める動きが出たが、「脱原発以外の政策が違う」などの理由で実現しなかった。
 宇都宮氏は共産、社民両党の推薦を受けたものの、前回に比べると推す政党が減った。このため、支援の広がりを欠いた印象が拭えなかった。政策面では貧困対策をはじめ、「かゆいところに手が届く」(陣営)ほど詳細な政策集を作りながら、公開討論会が他候補者の不参加で相次いで中止になるなど、主要候補者が政策論争する機会が乏しかった。

 細川陣営の幹部は「出遅れと、立ち上がり時の作戦ミスがあった」と分析。出馬表明は告示九日前、正式会見は告示前日までずれ込んだ。首相時代に追及された一億円借り入れ問題への対応や、公約とりまとめに手間取ったことが一因だ。有利とされる「後出しじゃんけん」だが、空白期間がマイナスになった。

 頼みの綱、小泉純一郎元首相との「二枚看板作戦」は、街頭では盛り上がりを見せたが、告示後はメディアが各陣営を公平に取り上げるため、小泉氏の露出が少なかった。「小泉氏が応援していることすら知らない有権者も多かった」(陣営)。このため、原発問題を最大の争点にまで押し上げられなかった。

 六年後の東京五輪で八十歳を超える年齢が弱点となったほか、選対責任者の途中交代などで組織の足並みも乱れた
 一方、田母神氏は政党や業界団体の支援がなく、告示後に多摩地区に一度しか入らないなど運動エリアにも偏りが出た。安倍晋三政権のスタンスに近いことを強調したが、自民党は舛添氏支援に回っており、熱心な支持者以外への浸透は果たせなかった。


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