昨年の秋、アメリカが議会内の対立で予算を確保できず、政府機関の一部が閉鎖されたことは記憶に新しい。
それは、俗に「債務上限引き上げ問題」等といわれる。
昨年秋は、共和党の妥協で解消、しかし、年明けのこの2月ごろには同じ問題が発生するとされていた。
(関連エントリー)
★2013年10月5日 ⇒ ◆アメリカ、この後どうなっていく / 「シナリオ=米国初の債務不履行はどう起こるか」(ロイター)
★2013年10月14日 ⇒ ◆アメリカの政府閉鎖、債務上限引き上げ問題/10月17日が次の期限/米の世論53%が共和党を非難
でも、今回は、議会・下院は意外にすんなりと通ったらしい。
「米国:債務危機回避へ 1年間上限上げ、下院可決、無条件」などと報道されている。
あとは、上院の結論。
・・・それが、「大雪」の関係でいつになるか不明確なんだという。
「米上院銀行委:FRB議長の13日の証言延期-大雪の予報で」とも流されている。
日本の景気はアメリカに深く関連するので、一応、そのあたりを見ておいた。
いずれにしても、こんな「大雪」の影響の出方に、不思議な感じがした。
日本も先週に続き首都圏などで「雪」の予報がある。
でも、こちらは、今朝はマイナス3度ほどだったけど、天気は快晴。週末の天気もそれほど悪くはなさそう。
今日は、出かける所要がいくつかある。
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●米下院、債務上限引き上げ法案を可決
CNN 2014.02.12
ワシントン(CNN) 米下院は11日、連邦政府の債務上限を2015年3月まで引き上げる法案を221対201の賛成多数で可決した。法案は上院へ送られ、12日中にも採決にかけられる可能性がある。
ルー財務長官によると、連邦政府の債務は今月27日に上限に達する見通し。上限引き上げ法案が成立しなければ、政府は債務不履行(デフォルト)の危機に直面する。
下院では多数派の野党・共和党が当初、上限引き上げの条件として退役軍人の年金削減を見直すよう求めていた。しかし10日の非公開会合で党内から十分な支持を得られなかったとみられ、ベイナー下院議長が断念を表明。11日は付帯条件なしの債務引き上げ法案が採決にかけられ、共和党議員227人のうち28人が賛成に回った。
ホワイトハウスのカーニー報道官は「経済の足かせとなる瀬戸際戦術から方向転換しようとする前向きの一歩だ」と述べ、下院の動きを歓迎した。
上院は与党・民主党が多数を占める。ワシントン一帯では12日夜から荒天が予想され、上院指導部はそれまでに採決を済ませたい意向だが、共和党保守派の有力議員は議事妨害を示唆している。議会は今週後半から休会に入るため、法案は12日中に可決されなかった場合、25日以降に持ち越されることになる。
●米下院、来年3月までの債務上限凍結を無条件で可決
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2014年 2月 12日
米下院は11日の本会議で、連邦政府の債務上限を無条件で2015年3月16日まで凍結することを承認した。共和党では上限引き上げに応じる条件について党内の意見がまとまらず、戦略の見直しを迫られた格好だ。
法案は大半の民主党議員の支持を受け、賛成221票、反対201票で可決された。債務上限引き上げに関する次の議論は、今年の中間選挙以降に持ち越された。法案には一部の共和党内保守派を納得させられる政策提案が盛り込まれなかったため、大半の同党議員は反対票を投じた。
法案は民主党が過半数を占める上院に回される。上院指導部は法案が早期に可決されると楽観視している。
●米下院:無条件での債務上限引き上げ法案を可決-共和党譲歩
2月11日(ブルームバーグ)
米下院は11日、連邦債務上限の適用を2015年3月まで停止する法案を可決した。共和党が譲歩し、無条件での債務上限引き上げを求めたオバマ大統領と民主党が勝利した形となった。
採決は賛成221、反対201。法案は民主党が多数の上院に送付され、リード民主党上院院内総務はできる限り迅速に行動すると述べている。オバマ大統領と上院民主党は債務上限問題での交渉を拒否。米産業界は政府の借り入れ権限が尽きる事態が起こらないとの確証を望んでいた。
民主党のホイヤー下院院内幹事は採決前に、米国が債務上限引き上げによって債務支払い義務を果たし、安定性をもたらすかどうかが問題になると発言していた。
共和党のベイナー下院議長は同党内で法案可決に必要な票の取りまとめに苦労した。賛成票を投じた共和党議員はベイナー議長のほか、キャンター下院院内総務、キャンプ下院歳入委員長ら28人。一方、2人の民主党議員が反対に回った。
ダービン民主党上院院内幹事は同法案通過に60票が必要な場合、それを確保できる見通しかとの質問に対し、「60票が必要となっても大丈夫だと思う」と答えた。
●米国:債務危機回避へ 1年間上限上げ、下院可決
毎日新聞 2014年02月12日
【ワシントン平地修】米議会下院は11日、連邦政府の債務上限を来年3月15日まで引き上げる法案を可決した。法案は上院に送られ、今週中にも採決される見通しで、連邦政府がデフォルト(債務不履行)に陥る危機は回避される公算が大きくなった。
米財政問題を巡っては、来年9月末までの予算の大枠で与野党がすでに合意している。昨年10月に続き政府機関が再び一部閉鎖に追い込まれる危機は回避されそうだ。債務上限引き上げ法案が成立すれば、今年11月の中間選挙までは財政を巡る与野党の対立や混乱を避けることが可能になる。
議会与野党は債務上限引き上げの期限だった2月7日までに合意できず、米財務省が自治体向け証券発行停止などの緊急措置によって資金繰りを続けている。ルー財務長官は「今月27日には緊急措置が限界に達する」として、デフォルト回避のための早急な法案可決を議会に要請していた。
下院で多数を占める野党共和党は、上限引き上げに応じる見返りとして、歳出削減などの条件をオバマ政権に求めることを模索したものの、党内の調整がつかず、ベイナー下院議長は無条件での引き上げ法案提出を容認した。大多数の共和党議員は反対に回ったが、民主党議員の支持を得て221対201の賛成多数で可決した。
●●米上院銀行委:FRB議長の13日の証言延期-大雪の予報で
bloomberg. 更新日時: 2014/02/13 05:57
2月12日(ブルームバーグ):米上院銀行委員会は12日、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の13日の証言を延期すると発表した。米気象庁によると、東海岸で12日から大雪の恐れがある。
同委は証言の新たな日程を公表していない。 |
●ドルが緩やかな上昇持続、FRB議長の証言受け=NY市場
ロイター 2014年 02月 12日
[ニューヨーク 11日 ロイター] -11日終盤のニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン新議長が議会証言で、巨額の債券買い入れ規模の縮小ペースが即時に現在のペースから大きく逸脱することはないとのシグナルを送ったことで、ドルが2週間ぶりの安値水準から値を戻し、対円では上昇を維持した。
イエレン氏の証言原稿が公表された後、主要6通貨に対するドル指数.DXYは1月29日の以来の安値水準から上昇に転じ、証言中には小幅に下落する場面もあったが、終了後はほぼ横ばいの80.623となった。
スコシア銀行(トロント)の為替ストラテジスト、カミラ・サットン氏は「大きな値動きは見られなかった」と指摘した。
ドル/円は10日の102.33円から一時102.71円まで上昇し、その後はほぼ値上がり幅を維持して終盤は0.3%高の102.625円で推移した。
ユーロ/ドルはイエレン議長の証言前の1.3678ドルから1.3662ドルに値を戻し、ニューヨーク時間の終盤は1.364ドルをつけた。
バーナンキ前FRB議長の後継者として初の議会証言を行ったイエレン氏は、米国の労働市場の回復は「完全という状態からは程遠い」と述べたほか、FRBは引き続き緩和策の規模縮小を進めるとの見通しを明らかにした。イエレン氏が継続性を強調したことから、ストラテジストたちはサプライズはなかったとの見方を示した。
TD証券のチーフ外為ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「緩和縮小ペースを緩めるにはかなり高いハードルが存在するというのが明らかなメッセージだ」と指摘した。
FRBの緩和策に関する姿勢をイエレン氏があらためて明言したことで、新興国市場にもこの流れが引き継がれた。カザフスタンの中央銀行が通貨テンゲを対ドルで20%切り下げる中で、新興国通貨は全般的に小幅な下落にとどまった。
このうち豪ドルはほぼ1カ月ぶりの高値水準に上昇した。1月の企業景況感指数が前月から上向きとなったほか、ヘッジファンドによる買いも相場を支えた。ヘッジファンドはここ数カ月間に豪ドルの売りポジションを拡大していたが、ここへきて利益確定に動いたとトレーダーはみている。
終盤の豪ドル/米ドルは1%高の0.0939米ドル。
ドル/円 終値 102.63/65
始値 102.34/35
前営業日終値 102.26/28
ユーロ/ドル 終値 1.3637/39
始値 1.3675/78
前営業日終値 1.3643/45
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