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てらまち・ねっと



 今年は春以降、スズメバチを見かけるタイミングがいつもより少ない印象。

 それに対して、「アシナガバチ」が目立つ。しかも、低いところに巣を作っている。
 パートナーは庭の草取り中に、「アシナガバチ」の巣近くを気づかずに作業して、2度刺された。前回から短期間で、反応がちょっと心配な状況でもあった。
 私は、今年は刺されてはいないけれど、水やり中に、巣を2つ見つけて"除去"した。

 今年は「サトイモ」の栽培に精を出している。ここのところ、暑さと乾燥で「ダニ」が多いので、2回、カッパを着てホースで株の間を散水・洗浄した。その時、キイロスズメバチとアシナガバチがサトイモの葉にたくさんいて、気持ち悪かった。

 ともかく、毎年、真夏を過ぎてからが一番ハチの被害が多いので、関連情報を記録しておいた。
 玉川大の小野正人氏のスズメバチなどの話は面白い。

●キャンプの小学生ら13人 ハチに刺される 静岡 西伊豆/NHK 2016年8月12日
●いかに蜂が女王に忠実かよーくわかる地獄絵図/BIGLOBE 8月1日
●<クマ出没>ハチ巣箱荒らされる/河北 7月20日
●ハチに千回以上刺され男性死亡 米公園/CNN 5.28
●[虫刺されを防ぐ](4)ハチは2回目が危険/読売 8月8日
●“勝ち組”スズメバチとの「ハチ合わせ」を防ぐために/読売 8月15日 玉川大学農学部長 小野正人
 
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●キャンプの小学生ら13人 ハチに刺される 静岡 西伊豆
     NHK 8月12日
12日午後、静岡県西伊豆町の山の中で、キャンプに来ていた小学生など13人がハチに刺されて病院に運ばれました。いずれも症状は軽いということで、町や警察が詳しい状況を調べています。

12日午後2時半ごろ、西伊豆町宇久須の山の中で、神奈川県の旅行会社が主催するキャンプに参加していた、小学生と引率の大人合わせて58人がハチに襲われました。

消防によりますと、襲ったハチは「アシナガバチ」と見られ、小学生12人と大人1人が刺されて病院に運ばれましたが、いずれも症状は軽いということです。

西伊豆町などによりますと、現場は子どもたちが宿泊していた町営施設「西天城高原牧場の家」からおよそ100メートル離れた橋の上で、近くの沢を散歩しようと施設を出た直後にハチに襲われたということです。町や警察が詳しい状況を調べています。

●いかに蜂が女王に忠実かよーくわかる地獄絵図
      BIGLOBEニュース  2016年8月1日
なぜかここが気に入っちゃったんですね。
ものすごい数のハチが一つの場所に群がっているのを見つけたら、新しい巣を作る場所を探しているサインです。巣作りの場所を見つけるまでの間、一時的に変なところに群がって仮住いにしている場合もあります。それがアナタの車だったら? もうガクガクですよね。そんなことが実際起こっちゃいました。

CBSニュースによると、巣が温かくなりすぎると、ハチは巣から出て群れる傾向があるとのこと。これを見ているとまるで地獄絵ですが、実は群れているときのハチはおとなしいんだそうです。働き蜂は、巣を作るのにパーフェクトな場所が見つかるまで、とりあえず女王蜂を安全な場所まで連れて行きます。その安全な場所が、このトラックだったんです。

養蜂家の人たちが女王蜂を大群の中から見つけ出して、箱に入れたところ、ハチの群れはしっかり追いかけてきたんですって。その後、女王蜂とハチの群れたちは近くの養蜂場に移されたそうです。トラックの持ち主さん、よかったですね。

少し前に、同じようなことがウェールズでも起こりました。2万匹ものハチの大群がある車にはまってしまった女王蜂を追いかけてついてきちゃったんです。ものすごい忠誠心です。

●<クマ出没>ハチ巣箱荒らされる
      河北 2016年07月20日
 19日午前9時半ごろ、仙台市太白区根岸町、養蜂業大竹英次さん(36)が自宅敷地内に設置したニホンミツバチの巣箱がクマに荒らされていたことが分かり、仙台南署に通報した。
 大竹さんによると、巣箱35箱のうち、2箱の網が破られ、中の蜂蜜が食べられていた。クマの体毛が見つかり、箱に引っかき傷もあった。大竹さんは「味をしめてまたクマが来るかもしれない。近くに保育園があり、心配だ」と話した。
 現場は国道286号の根岸交差点近くの山林。住宅街に近く、南署が警戒を呼び掛けている。
 同午後8時40分ごろ、川崎町今宿町小銀沢山の国道286号では、走行中の車両が体長約1.5メートルのクマと接触しそうになった。
 県内では18日午後4時ごろ、蔵王町宮馬場で、19日午後6時10分ごろ、村田町小泉東南入でも、それぞれ目撃情報があった。

●ハチに千回以上刺され男性死亡 米公園
     CNN 2016.05.28
(CNN) 米アリゾナ州のユーズリー・マウンテン公園で朝のハイキングを楽しんでいた23歳の男性がハチの大群に突然襲われ、搬送先の病院で死亡する騒ぎが28日までにあった。
同州マリコパ郡の保安官事務所などによると、被害者は1000回以上刺されていたという。
一緒にいた友人らが地面に倒れ、体一面がハチだらけの被害者を助け出そうとしたが、ハチに邪魔されて、かなわなかったという。友人らはハチから逃げるため近くの手洗い所へ駆け込んでいた。
保安官が多用途四輪車を使って被害者に近づいて、車内に収容し、現場から離れることに成功していた。被害者の体はハチに覆われ続け、残りのハチも車を追い掛けてきたという。

今回の騒ぎを受け、襲ったハチの居場所や種類などを特定するまで公園内の2カ所のハイキングコースや駐車場、手洗い所の閉鎖が決まった。
マリコパ郡の保安官事務所はハチが人間などを襲う頻度が増えてきていると警告。ユーズリー・マウンテン公園などの場所に出掛ける時は周囲の環境に注意するよう促した。

●[虫刺されを防ぐ](4)ハチは2回目が危険
     読売 2016年8月8日
 ハチに刺されて毎年20人前後の死者が出ている。スズメバチが一番毒性が強そうに思えるが、独協医科大学越谷病院呼吸器・アレルギー内科准教授の平田博国さんは「ミツバチでも重症になることがある」という。刺されやすいのは攻撃性の高いスズメバチやアシナガバチだ。

 刺された所に、アンモニアをかけると治るというのは俗説。ステロイド剤か抗ヒスタミン剤の軟こうを塗る。

 2回目に刺された時が危険とされるが、これは正しい。平田さんによると、最初に刺された後、しばらくするとアレルギーの原因となる抗体が体内で作られる。次に刺されると、この抗体とハチ毒が作用して、全身にじんましんが現れたり、顔がむくんだり、呼吸が苦しくなったりするほか、血圧が下がって意識を失う危険な状態に陥ってしまう。

 症状は数分で起きることがある。平田さんは、刺されたら、しゃがんで誰かに連絡をとり、一人で動かないよう勧める。何らかの症状が表れたら、ショック症状を防ぐ自己注射「エピペン」があれば、速やかに注射する。ハチ毒に対する抗体の有無は病院で検査できるが、あくまで目安。1回目でも群れに複数箇所刺されれば、命にかかわる。

 刺されないためには、巣の近くで大きな音や振動を起こさないこと。巣の駆除は専門家に任せる。清涼飲料水や香水には、ハチを攻撃的にさせる成分があるため、外出時は控える。黒い物を攻撃する性質があるので、明るい色の服や帽子にしたい。(原隆也)

●“勝ち組”スズメバチとの「ハチ合わせ」を防ぐために
    読売 2016年08月15日玉川大学農学部長 小野正人
 この夏の酷暑もいよいよ後半戦。そろそろ、軒先のハチの巣が大きくなってくる時期だ。ハチ、特にスズメバチから真っ先に浮かぶイメージは「怖い」「危ない」だろう。確かにスズメバチは危険だ。しかし、なぜハチは人間を襲うのか。ハチにも事情があるはずだ。相手のことをよく知れば、危険を回避して仲良く暮らすことができる。スズメバチ研究の第一人者、玉川大学農学部・小野正人教授に寄稿してもらった。
8~10月に被害集中、死者数はクマより多い

毎年多数の死傷被害が出るスズメバチ。猛暑の年は特に危険だ
 厚生労働省の人口動態調査によれば、2014年の1年間で、日本ではスズメバチなどのハチ刺傷が原因で、14人が命を落としている。

1年間といっても、日本ではハチに刺される被害が頻発するのは、巣が大きくなる8~10月の3か月間に集中している。多かった1984年には73人もの犠牲者が出た。1か月あたり24人もの命が失われていた計算だ。80年代から現在に至るまで、いまだに平均で年間約20人が、ハチが原因で死亡している。この数字は日本の野生生物の中でクマやハブによる犠牲者数を凌駕りょうがしている。

 猛暑が予想される今年は、特に注意が必要だ。

 スズメバチは幼虫やサナギが育つ巣内の温度を32度程度に保つ習性がある。暑さが厳しくなると働きバチは巣内の温度を下げるために巣から脱出し、人口密度ならぬ「蜂密度」を下げて巣の中の温度を下げようとする。さらに、巣の外で一生懸命に翅はねを動かし、巣の中へ風を送る。35度を超えるような猛暑日には、巣の表面に数十匹もの働きバチが出現することもある。

 このような状況になれば、巣の数や一つの巣あたりの働きバチの数が変わらなくても、人とスズメバチとの接触リスクは、極端に高まると言える。

進化した「都市型」スズメバチ
 もともとは野山で生活していたスズメバチが都市部で増加傾向にある。なぜか? それは、スズメバチの一部が、環境の変化に対して驚くべき適応力を見せているからだ。

 日本在来種の大型のスズメバチは、オオスズメバチなど7種が国内に生息している。その中で適応力の点で特筆すべきは、キイロスズメバチだ。

 キイロスズメバチは、スズメバチの中で体のサイズが最も小型で弱い種であるが、巣は時に直径80センチを超え、2000匹もの働きバチを擁する最大級のものとなる。自然生態系では木の枝などに営巣し、昆虫類を捕食したり、樹液や果汁などを吸ったりして生活している。

 ところが、1980年代に入り日本経済がバブルの時代に向かい始めた頃から、里山が宅地造成され、家が立ち並ぶようになる。その過程で多くの野生の動植物は姿を消していったが、環境の急変に見事に適応して勢力を増大させた、いわゆる「勝ち組」の代表格がキイロスズメバチなのである。

日本の住宅はスズメバチの「天国」
 キイロスズメバチにとって、日本家屋の軒下、屋根裏、床下、雨戸の戸袋は格好の営巣場所であり、家庭から出る生ごみやジュースの残り物は豊かな栄養源となっているのである。

 さらに、天敵であるオオスズメバチが都市部に適応できていないため、パラダイスのような生活空間を人がキイロスズメバチに提供する格好になっているのは皮肉である。キイロスズメバチは営巣環境が整えば、晩秋には1つの巣から1000匹に迫る数の新女王バチを産する高い生殖能力をもっており、その増加速度は驚異的である。

 「勝者は最も強い者でも賢い者でもなく、環境の変化に適応して自らを変えていける者である」という事をひしひしと感じさせるのが、キイロスズメバチなのである。
・・・(略)・・・

指先を刺されただけで意識を失い、死に至る
 スズメバチのリスクを語る上でもう一つ落とせないものがある。それは、蜂の毒による急性のアレルギー反応の一つ「アナフィラキシーショック」である。

 スズメバチの針から注入される毒液に含まれる成分は体内に注入されると激痛を引き起こしたり、血球細胞や組織を溶解したりする作用をもたらす一方、体内で抗体を作る引き金となる。この抗体は、毒液が再び体内に入ってきた際の、人間の免疫機能を発動させるアンテナの役割を果たしている。

 つまり、複数回刺されて蜂の毒を感じやすい状態になってしまうと、さらに刺された時に急激なアレルギー反応が発症する。指先などの局所を刺されたにもかかわらず、全身に蕁麻疹じんましんが出たり、血圧の低下や呼吸困難などの全身症状が引き起こされたりする。刺されてから数十分程度で意識を失い、死に至る場合もある。

 一方、危険が強調されるばかりであまり知られていないが、スズメバチは草木の緑を食べてしまう害虫を貪欲に捕えて幼虫の餌とし、生態系のバランスを保つ「益虫」としての機能も担っている。
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スズメバチの巣を見つけたら
 もしスズメバチの巣を見つけても、近づいて刺激を与えるようなことは厳禁である。

 8月も半ばを過ぎれば、キイロスズメバチの巣の中には300匹を超える働きバチがいる。巣に近づくと2、3メートルほどの距離があっても、「門番」のハチが警戒して、人間の周りをまとわりつくように飛んでくる。独特の羽音と執拗さに思わず手で追い払おうものなら、針先から毒液を噴射してくる。

 空中に噴射された毒液の中には揮発性の高いアルコール、エステルなどの香気成分が含まれており、そのブレンドが「警報フェロモン」となっている。この“香りの非常ベル”が放出されると、無数の働きバチが巣穴から飛び出し、黒い部分や動く箇所に毒針を突き立ててくる。

 毎年、秋の行楽シーズンになると遠足や郊外のマラソン大会などで、一度に大勢の方が被害にあわれる事故が相次ぐのは、このような些細ささいなきっかけに端を発する連鎖的アクシデントであることが多い。

 今の季節には素人では手のつけられないスズメバチの巣も、実は5月の大型連休の頃に越冬を終えた、たった1匹の女王バチによって巣作りが開始される。6月くらいまでの、巣がまだ小さいうちであれば、専用のハチ駆除用のスプレー式殺虫剤で巣を取り除くことができる。ただ、その頃の巣は見つけられず、たいてい刺される犠牲者が出てから通報によって巣の所在が明らかになるものである。
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