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てらまち・ねっと



 アベノミクスを実態的にも揺るがす「円高」。
 《貿易収支は5年半ぶりに黒字を記録した一方、輸出額は2半期連続のマイナス。円高基調が続くと輸出環境の一段の悪化も懸念される》(j-cas)
 危うさ続きの日本経済に「円高、一時1ドル=99円台 日本の輸出は大丈夫か」(j-cast)と言われる。

 産経(8.18)は、★《円相場がここにきて1ドル=100円を突破している最大の背景には、ドル高要因となる米国の早期追加利上げが見通せないことがある。ドルが買われにくい裏側で円が買われやすくなり、円高ドル安を招いている。当面は円高基調が続くとの見方が多く、1ドル=100円を超す円高水準が定着しかねない・・昨年半ばまでの円安・株高の立役者だった日銀の金融緩和策も、限界が意識されている。日銀は9月の金融政策決定会合で緩和策を総括的に検証するが、「市場の予想を大きく上回る対応はもはや困難で、円安材料としては期待できない。むしろ、失望の円高に注意が必要だ」》

 そこで、いくつかの報道を記録しておく。

●円高、一時1ドル=99円台 日本の輸出は大丈夫か/j-cas 2016/8/17
●円高、一時99円台…英のEU離脱決定以来/読売 8月16日

●今日の株式見通し=反落、円高が重し 日銀ETF買いは下支え/ロイター 8月18日
●東証大引け、反落 円高が重荷、日銀ETF買い期待後退で一段安 /日経 8/18
●焦点:7月輸出大幅減、円高と輸出環境停滞 外需は2四半期悪化の公算/ロイター 8月18日

●円高100円突破「定着」を警戒、背景に米利上げ観測後退 日銀限界論も/産経 8.18
●株高・円高の官製相場は「異様な地合い」 個別銘柄は指し値売りで迅速に利益確定/会社四季報 8月18日

●NY外為:ドル下落、ほぼ3カ月ぶり安値-米利上げ観測は保留/ブルームバーグ 8月19日

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●円高、一時1ドル=99円台 日本の輸出は大丈夫か
    j-cas 2016/8/17
日本の貿易が「変調」をきたしている。財務省がまとめた2016年上半期(1~6月)の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2010年下半期以来11期(5年半)ぶりに黒字を記録した一方、輸出額は2半期連続のマイナスになった。原油安輸入額が抑えられて黒字になっているものの、円高の影響もあって輸出の不振が目立った。米国の利上げや大統領選、英国の欧州連合(EU)離脱などの影響で円高基調が続くとの見方が強い。円相場は8月16日に一時、1ドル=99円をつけるなど、輸出環境の一段の悪化も懸念される。・・・(略)・・・

●円高、一時99円台…英のEU離脱決定以来
      読売 2016年08月16日
 16日の外国為替市場は米国が早期に利上げに踏み切るとの見方が後退し、円高・ドル安が進んだ。

 ロンドン外国為替市場で円相場は一時、英国が欧州連合(EU)離脱を決めた6月24日以来の円高水準となる1ドル=99円台半ばをつけた。

 米国で低調な経済指標が相次ぎ、「早期の利上げは難しいのではないか」(アナリスト)とする見方が出た。ロンドン市場に先立つ東京市場はお盆休みで取引が少なく、まとまって円を買う動きが出ると相場が振れやすいことも、円高を加速させたとみられる。

 一方、株式市場は円高を嫌気した売り注文が膨らんだ。日経平均株価(225種)は2日続けて下落し、終値は前日比273円05銭安の1万6596円51銭だった。円高が進んだことを受けて、採算の悪化が懸念される自動車や電機などの輸出関連株を中心に売りが広がった。

●今日の株式見通し=反落、円高が重し 日銀ETF買いは下支え
        ロイター 2016年 08月 18日
[東京 18日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は反落が見込まれている。足元で1ドル100円割れと円高含みにある為替が重しとなり、朝方から売りが先行する見通し。もっとも前場の下げが大きくなれば、後場には日銀の上場投資信託(ETF)買いに対する思惑が広がり、株価を下支えするとみられている。

●東証大引け、反落 円高が重荷、日銀ETF買い期待後退で一段安
 日経 2016/8/18
 18日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。終値は前日比259円63銭(1.55%)安の1万6486円01銭だった。外国為替市場で円相場が1ドル=99円台後半に上昇し、輸出関連株などに売りが優勢になった。午後になると、日銀の上場投資信託(ETF)購入への期待が後退し日経平均は一段安となった。

 日銀のETF買いについては「18日は入らなかったようだ」(岡三オンライン証券の伊藤嘉洋チーフストラテジスト)との見方が広がった。午前の取引で日銀の購入を期待して買っていた短期的な売買目的の投資家が、午後に売りに回り株価の下げが加速した。

 18日午後には金融庁と財務省、日銀は国際金融市場に関する3者会合を開いた。財務省の浅川雅嗣財務官は会合後に円相場について「投機的な動きがないかどうかは絶えず注視し、もしあれば必要な対応をきっちりとると確認した」などと述べた。ただ、会合参加者の発言としては新味に乏しく、円相場や株価の反応は限られた。

●焦点:7月輸出大幅減、円高と輸出環境停滞 外需は2四半期悪化の公算
          ロイター 2016年 08月 18日
[東京 18日 ロイター] - 7月貿易統計では輸出が大幅に落ち込み、7─9月期の景気の足を引っ張る展開が予想される。数量ベースの伸び悩みが生産計画に影響、円高に伴う金額ベースの落ち込みが企業収益低下と設備投資マインドの冷え込みにつながる可能性が高いためだ。世界経済や米金融政策の方向性をめぐる不透明な状況は晴れず、円高と輸出環境の好転は当面見込みにくい。7─9月期の外需は、2四半期連続のマイナスとなる公算が大きい。

輸出数量は昨年秋以来、ほとんど伸びていない。

●円高100円突破「定着」を警戒、背景に米利上げ観測後退 日銀限界論も
         産経 2016.8.18
 円相場がここにきて1ドル=100円を突破している最大の背景には、ドル高要因となる米国の早期追加利上げが見通せないことがある。ドルが買われにくい裏側で円が買われやすくなり、円高ドル安を招いている。当面は円高基調が続くとの見方が多く、1ドル=100円を超す円高水準が定着しかねない懸念も出てきた。

 英国の欧州連合(EU)離脱問題に伴う市場の混乱は落ち着きつつある。米国の株価指数は最高値圏にあり、米原油先物相場は約1カ月ぶりの高値で推移。投資家がリスクを取りやすい状況にあり、本来なら、比較的安全な資産とされる円は売られやすいはずだ。

 だが、ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミストは「市場の関心が米国の金融政策に一段と向かっている。米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げに前向きな姿勢を示さない限りは、ドルが買いづらく、円高基調は変わらないだろう」と指摘する。

 円は16日に一時1ドル=99円55銭まで急伸したが、FRB高官が9月の追加利上げの可能性に言及したと伝わるなどして17日に一時1ドル=101円台をつけた。だが、追加利上げを急がないと受け止められた7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、円買いドル売りが再加速した。

 一方で、昨年半ばまでの円安・株高の立役者だった日銀の金融緩和策も、限界が意識されている。日銀は9月の金融政策決定会合で緩和策を総括的に検証するが、「市場の予想を大きく上回る対応はもはや困難で、円安材料としては期待できない。むしろ、失望の円高に注意が必要だ」と上野氏は語る。

 今年の1ドル=100円突破局面では、英国民投票でEU離脱派が勝利した6月24日や、米雇用統計の発表直後に円相場が乱高下した7月8日のように、短期的な現象にとどまっていた。これに対し、足元では1ドル=100円を挟んだ攻防が激化。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「1ドル=100円を超す円高水準が定着する可能性が出てきた」としており、市場は警戒を強めている。(森田晶宏)

●株高・円高の官製相場は「異様な地合い」 個別銘柄は指し値売りで迅速に利益確定
        会社四季報オンライン 2016年08月18日
・・・・・(略)・・・ 祝日などの関係で二週間、連載がお休みでした。日経平均株価は4日の取引時間中に一時、1万5921円まで下落しましたが、その後は堅調な展開となって大幅に上昇しました。日銀がETFの買い入れ金額をほぼ倍増させたのを受けて、下落局面では日銀による株の買い支えが行われることへの期待感が高まったのが背景として挙げられるでしょう。

米国ニューヨークダウも15日には1万8668ドルまで上昇し、高値を更新しました。株価チャートを見るかぎり、非常に強い展開が継続しています。今後もその流れが続きそうです。

 ただ、日経平均が底堅く推移している反面、外国為替市場のドル・円相場は円高ドル安の流れになっています。16日にはいったん1ドル=100円を割り込みました。株価が上昇するとドル買いが進行するのが定石ならば、「株高・円高」はまさに官製相場といえるのでしょう。「異様な地合い」と言わざるをえず、今後の動向に要注目です。

 日経平均は2月以降のモミ合い相場継続の可能性が高く、目先は上昇トレンドの最終波動と分析することができます。上値抵抗線を上抜けて新しいトレンドが発生するのであれば新規購入も考えられますが、日銀による買い支えが入ってこの状況になっているのであれば積極的に買うのもためらいがあります。

 夏休みで市場参加者が少ない状況下では例年、「無理に参戦する必要はない」と判断して取引を控えるようにしています。
・・・(略)・・・

●NY外為:ドル下落、ほぼ3カ月ぶり安値-米利上げ観測は保留
        ブルームバーグ 2016年8月19日
18日のニューヨーク外国為替市場ではドルが約3カ月ぶり安値に下げた。トレーダーの間では米金融政策当局が示唆する年内利上げの可能性を疑問視している。
  ニューヨーク連銀のダドリー総裁は堅調な雇用の伸びを受けて、あらためて賃金が増加し始めるとの自身の見解が裏付けられたと述べたものの、トレーダーの間で9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率は20%しか織り込まれていない。
  NEPCの資産配分ディレクター、フィリップ・ネルソン氏は「米金融政策に対する見通しに関連し、今年に入ってドル安にある程度勢いが増した」と述べた。

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