岐阜で発生した豚コレラ。愛知県や長野にも関西にも広がった。
そして、昨日、★≪岐阜養豚場と同じ飼料会社=ウイルス媒介か-愛知豚コレラ(時事 2月07日 13時19分)≫とされた。
あちこちの農場を日常的に行き来しているのは「飼料会社」のトラック、というのは十分にあり得る。
もしそうなら、やっぱり、既に全国各地に広がっているけれど、「明らかにされていない」だけではないのか。
実際、今回の愛知の農場は、★≪豚の不調判明後も出荷 豚コレラ確定の愛知の養豚場 愛知県、早期自粛を求めず(日経 2019/2/6 12:41)≫
つまり、農場も行政も、問題を重大視していないから。
ということで、今日は上記のほか、農場や行政の意識のこと、全国拡大の懸念の関連も記録。
●豚の不調判明後も出荷 豚コレラ確定の愛知の養豚場 愛知県、早期自粛を求めず/日経 2019/2/6 12:41
●豚コレラ 1府4県 愛知の子豚出荷で拡大 殺処分1・6万頭規模/日本農業 2019年02月07日
●豚コレラ 愛知と岐阜の養豚場に同じ会社トラック行き来/毎日 2/7(木) 19:47
●豚コレラ、愛知と岐阜に同じ車 消毒不十分の形跡も/東京 (共同)2019年2月7日 23時36分
●「豚コレラ」感染拡大 5府県に ふるさと納税にも余波/fnn 2019年2月7日 午後6
●流行国から流入のウイルスを野生イノシシが広げたか 豚コレラ /毎日 2019年2月6日 20時43分
●感染拡大か…恐怖の「豚コレラ」が日本全土を襲う危険性 長野、滋賀、大阪でも陽性確認/現代ビジネス 2019.2.6 松岡 久蔵
なお、今朝の気温は4度。ウォーキングは快適だろう。昨日2月7日の私のブログへのネットのアクセス情報は「閲覧数6,200 訪問者数1,398」。
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●豚の不調判明後も出荷 豚コレラ確定の愛知の養豚場 愛知県、早期自粛を求めず
日経 2019/2/6 12:41
6日に豚コレラ感染が確定した愛知県豊田市の養豚場が、飼育する豚の食欲不振などを県に連絡した後も子豚を出荷していたことが県への取材で分かった。出荷先の長野県の養豚場の豚からは陽性反応が出ており、愛知県は「県外で感染事例が出たことは非常に残念」と説明。早期に出荷の自粛を求めなかった対応に問題がなかったか、経緯を調べる。
愛知県畜産課によると、豊田市の養豚場は1月以降、長野、岐阜、滋賀、大阪、三重の5府県に計1140頭の子豚を出荷。1月末ごろから食欲不振などの様子がみられ、2月4日に県中央家畜保健衛生所の支所に「飼育している豚に食欲不振や流産などが散見される」と伝えた。
養豚場はその後、5日午前7時ごろに長野県宮田村の養豚場に子豚を出荷。愛知県は同日午前9時、遺伝子検査を実施するとともに結果が出るまで出荷を自粛するよう要請した。午前11時ごろには症状の出た6頭のうち5頭が陽性と判明した。
宮田村の養豚場に出荷された80頭のうち79頭は陽性となり、この養豚場で飼われている約2400頭が順次殺処分となる見込みだ。
4日の段階で出荷の自粛を求めなかった点について、県畜産課は「豚が死んでいたわけではなく、豚コレラを疑っていなかった。感染拡大を受けて念のため豚コレラの検査をした」と説明。「結果的には陽性になった。経緯を詳しく調査する必要がある」としている。
愛知県の養豚場で豚コレラが発生するのは1980年以来、39年ぶり。県は陸上自衛隊第10師団(名古屋市)に災害派遣を要請し、殺処分を始めた。豊田市の養豚場から半径10キロ以内にある6カ所の養豚場の出荷を禁止するなどした。
豚コレラは2018年9月以降、岐阜県内の飼育施設で相次いで感染が判明し、野生のイノシシへの感染も拡大。岐阜と隣り合う愛知県犬山市などでもイノシシへの感染が確認されており、県は関係団体を集めた対策会議を開くなどして養豚場への感染への警戒を強めていた。
●豚コレラ 1府4県 愛知の子豚出荷で拡大 殺処分1・6万頭規模
日本農業 2019年02月07日
豚コレラの発生が6日、愛知県の養豚場で確定し、同農場から子豚を出荷していた長野県、岐阜県、滋賀県、大阪府の農場でも検査の結果「陽性」が確認された。岐阜県以外の養豚農家での発生は、昨年の9月以降で初めて。豚コレラが1府4県に拡大した。それぞれの養豚場で殺処分などが始まり、対象は計1万6000頭規模に上るとみられる。
吉川貴盛農相は同日の農水省豚コレラ防疫対策本部で「極めて重大な局面を迎えている」と危機感を示し、「何としてもこれ以上の感染拡大を防ぐ」と述べた。まん延防止対策に全力を挙げるよう指示した。
飼養施設で8例目の発生となった愛知県豊田市の養豚場は、6640頭を飼養していた。4日、食欲不振などの豚がいると、県に通報。5日に行った県の検査で陽性反応があり、農研機構動物衛生研究部門で精密検査したところ6日に豚コレラと確定した。同農場から半径3キロ未満の移動制限区域には養豚場はない。3~10キロの搬出制限区域には、6戸が約1110頭を飼育している。
同農場からは今年、田原市の関連農場を含めた5府県5農場に加え、三重県の農場へ子豚を出荷していた。三重県へは1月14日に80頭を導入したのが最後で、豚コレラの陽性反応は出ていないが、その他の農場は全て陽性となった。静岡県内のと畜場に、愛知と岐阜の陽性が確認された農場から出荷があったことも分かった。静岡県は、検査については国と協議中としている。
陽性を確認した5府県では、対策会議を開催。長野県では8例目の愛知県豊田市の農場が4日に異常通報したにもかかわらず、5日に子豚80頭を出荷していたことを明らかにした。同県は宮田村の養豚場で6日、約2300頭の殺処分を開始。岐阜県、愛知県、滋賀県、大阪府の農場でも処分を進めた。9日までの防疫措置完了を目指す。
同省は、感染時期の特定を進める。関連農場を含めた5府県5農場は、感染経路が想定できるとして、制限区域は設けない。同省動物衛生課は、「野生のイノシシへの広がりを防ぐためにも、まずは陽性を確認した各府県の農場の封じ込めを最優先に行う」という。
豚コレラは豚やイノシシの病気で、人には感染しない。
大阪府で「陽性」が確認された当該農場では、5日夜から対応に追われた。農家は「とても困っている。涙が止まらない。大切に育ててきたのに」と声を詰まらせる。「今後どれだけお金がかかるのか、国はちゃんと補償をしてくれるのか。このままでは最悪廃業になる」と、苦しい胸の内を明かす。
●岐阜養豚場と同じ飼料会社=ウイルス媒介か-愛知豚コレラ
時事 2019年02月07日13時19分
愛知県豊田市の養豚場で発生した家畜伝染病「豚コレラ」に関して農林水産省は7日、岐阜県で先週豚コレラが確認された養豚場と豊田市の施設が、同じ飼料会社を利用していたことを明らかにした。餌となる飼料や、運搬するトラックがウイルスを媒介した可能性がある。
池田一樹消費・安全局長がこの日開かれた自民党の部会で明らかにした。「車の搬入に当たって消毒が十分ではなかった形跡がある」とも説明した上で、「検証が必要だ」と述べた。
●豚コレラ 愛知と岐阜の養豚場に同じ会社トラック行き来
毎日 2/7(木) 19:47
愛知県内の養豚場の豚が家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染し、長野など5府県に広がった問題で、農林水産省と愛知県は7日、この養豚場が1月下旬に豚コレラ感染が確認された岐阜県内の養豚場と同じ飼料会社を使っていたことを明らかにした。十分に消毒されていないトラックが出入りした結果、ウイルスが拡散した可能性があり、農水省などは慎重に調べている。
愛知県の養豚場は、豚コレラに感染した野生イノシシが発見された岐阜県境付近の山間部から数十キロ以上離れている。イノシシの行動範囲は1~5キロ程度が一般的とされ、愛知県の養豚場と岐阜県内の養豚場にどんなつながりがあったのかが、感染経路を解明する上での焦点となっている。
岐阜県では1月下旬、本巣市の養豚場などで豚コレラが発生。愛知県の業者は豊田市と田原市で養豚場を運営しているが、このうち田原市の養豚場に出入りしていた飼料会社が本巣市の養豚場と取引していた。豚の飼料を運ぶトラックが岐阜、愛知両県間を行き来しており、岐阜県側の施設でウイルスを含むフンなどがトラックに付着し、消毒が不十分なまま、愛知県側に運ばれた可能性がある。
養豚場の関係者や出入り業者は、長靴を履き替えたり、車を洗浄したりして、まん延を防ぐ義務が国の基準で定められているが、徹底されていなかった可能性がある。農水省はさらに検証が必要と説明しており、今後、詳しく調査する。
●豚コレラ、愛知と岐阜に同じ車 消毒不十分の形跡も
東京 (共同)2019年2月7日 23時36分
長野など5府県に広がった豚コレラを巡り、感染が確認された愛知県田原市の養豚場に出入りしていた飼料会社のトラックが、過去に感染が確認された岐阜県の養豚場にも出入りしていたことが7日、農林水産省への取材で分かった。消毒が不十分な形跡もあった。田原市の養豚場と豚コレラが広がる発端となった愛知県豊田市の養豚場は同じ系列で、同省は感染経路を詳しく調べる。
愛知県によると、豊田市の養豚場では1月27日から豚に症状が出ていた。県は今月4日に養豚場から連絡があるまで把握できず、養豚場は5日まで出荷を続けた。
●「豚コレラ」感染拡大 5府県に ふるさと納税にも余波
fnn 2019年2月7日 午後6:3
・・・(略)・・・感染した豚を食べても、人体に影響はないとされているが、感染拡大の余波は、ふるさと納税にも及んでいる。
感染が確認された養豚場がある東大阪市では、ふるさと納税の返礼品としていた大阪産ブランド豚の取り扱いを中止。
また、長野・宮田村では、地元産の豚を使った、しゃぶしゃぶセットを返礼品としていたが、受付を一時中止。
今後、返金などの対応をとるとしている。
長野・宮田村・小田切康彦村長は、「まったく村としては残念。愛知のコメントを見ても、危機管理的にちょっといかがなものか」と話した。
愛知県によると、豊田市の養豚場から2月4日に体調不良の豚がいると届け出を受けたものの、当初は別の病気を疑い、翌5日朝にも長野県に子豚80頭が出荷されていた。
県の担当者は、「検査のやり方に大きなミスはなかったが、感染が県外に拡大したのは残念」と話している。
感染拡大を受け、気になるのは、さまざまな料理に使われる豚肉の流通への影響。
2018年9月の豚コレラ確認以降、殺処分された豚は、7日午前までにおよそ2万6,500頭。
全国で飼育されている豚の0.3%ほどのため、現段階では、価格などに影響はしないとみられている。
今後の感染拡大を防ぐためのポイントについて、迫田教授は「イノシシの中でウイルスが受け継がれて拡散している。養豚場の中にあるウイルスが持ち込まれると、次の別の養豚場での(豚コレラ)発生が起きる。元栓をしめる対策。イノシシによる豚コレラウイルス、これを駆逐させる撲滅対策を、徹底的に国主導でやる必要がある」と話した。
豚コレラウイルスは、人には感染しないが、感染力が非常に強く、唾液やふんなどを介して、ほかの豚や野生のイノシシに感染する。
●流行国から流入のウイルスを野生イノシシが広げたか 豚コレラ
毎日 2019年2月6日 20時43分
豚コレラは、豚コレラウイルスによる伝染病で、豚とイノシシに感染する。ヒトには感染せず、感染した肉を食べても影響はない。国内では1888年に米国から輸入された豚が原因で最初に発生し、1992年の熊本県内での発生を最後に確認されていなかった。
感染した豚などの唾液や鼻水、ふんなどに接触することで感染する。感染力は強く、ウイルスに触れたヒトや器具を介してうつることもある。海外では、感染に気づかずに出荷された豚肉や肉製品の食べ残しなどが豚の餌として使われ、感染が拡大することも多い。
農業・食品産業技術総合研究機構の山川睦・海外病研究調整監によると、昨年9月に岐阜県で検出されたウイルスの遺伝子型は、アジアを中心に広く流行しているタイプに非常に近い。それまで国内では見つかっていなかったタイプで、海外から新たに侵入した可能性が高いという。また一般的に豚コレラウイルスは致死率が高いとされるが、今回確認されたウイルスは比較的毒性が弱いという。
今回、国内に侵入した経路は不明だが、流行している国から来た旅行者が持ち込んだ肉製品などが原因の可能性があり、侵入後は野生のイノシシが媒介しているとみられるという。山川さんは「拡大を防ぐには、感染が確認された地域でイノシシを捕獲して生息数を減らしたり、フェンスで養豚場に近づかないようにしたりすることが必要だ。しかし、野生動物のコントロールは難しく、流行しているどの国でも頭を悩ませている」と話す。【大場あい】
●感染拡大か…恐怖の「豚コレラ」が日本全土を襲う危険性 長野、滋賀、大阪でも陽性確認
現代ビジネス 2019.2.6 松岡 久蔵
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