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てらまち・ねっと



 「アスピリン」という馴染みのある名称の薬。いろんな病気の予防に効果的とされてきた。
 それで、以前からそれなりの年数、処方してもらって「毎日一錠」飲んでいた(バイアスピリン)。
 でも、ある時期から利用することにした薬と「特異的な禁忌の関係」にあるということで、飲むことをやめた。予防的な利用だから、やめることには何の躊躇もなかった。

 ・・・最近、アスピリンについて必ずしも予防的ではない旨、とか、マイナスの効果が言われている。それで確認しておくことにした。・・・「一次予防効果は出血リスクを伴う」「毎日1錠は高齢者には危険」「病気予防、健康な高齢者には逆効果」「高齢者の癌死亡率を増加」・・・  もちろんプラス報告もある・・・「定期的な服用でがんの生存率が向上」などに触れる以下のまとめ(抜粋)。
 なお、今朝の気温は1度。朝から薪の搬出・運搬の仕事があるのでウォーキングはお休み。
 昨日2月12日の私のブログへのネットのアクセス情報は「閲覧数5,296 訪問者数1,535」。

●【健康カフェ】(141)アスピリン 心血管病の一次予防効果は?/産経 2018.11.22
●アスピリンの1次予防効果は出血リスクを伴う 1000人以上が参加し1年以上追跡したRCTのメタアナリシス/日経メディカル 2019/2/12

●毎日アスピリン1錠……は高齢者には危険=調査報告/BBCニュース 2018.9.17 
●アスピリンで病気予防、健康な高齢者には逆効果? 豪チーム研究/CNN 2018.09.20

●アスピリンが健康な高齢者の癌死亡率を増加 ASPREE試験の予想外の結果に対する死因別の分析/日経メディカル 2018/10/5
●定期的なアスピリン服用でがんの生存率が向上/スプートニク日本 2019年01月28日

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●【健康カフェ】(141)アスピリン 心血管病の一次予防効果は?
     産経 2018.11.22 ライフからだ
 他の医院で投薬を受けていた70代女性が私のクリニックを受診しました。薬の内容を確認すると、血圧やコレステロールの薬の他にアスピリンも処方されていました。「脳梗塞の予防のために飲んでおきましょう」と医師に言われたそうで、何年間も飲んでいるとのことでした。

 心筋梗塞や脳梗塞など心血管病を起こした人ではアスピリンが再発を予防することは数多くの研究で示されています。ただ、女性はこれらの病気と診断されたことはないそうです。病気を起こす前に、予防することを一次予防と呼びます。一次予防目的のアスピリン使用は意見が分かれていますが、決定打となりそうな研究結果が9月に著名な医学誌に発表されました。

 研究は、中年以降の欧米人男女1万2千人を対象に、アスピリンの一次予防の効果を5年間にわたり観察したものです。対象者は、高血圧や脂質異常といった動脈硬化の危険因子をいくつか持つ、そこそこリスクの高い人です。この人たちをアスピリンを飲む群と偽薬を飲む群に分け、効果を比較しました。結果は、心血管病による死亡や心筋梗塞といった病気の発症に関して、アスピリン群と偽薬群で差は見られませんでした。一方、アスピリン群では消化管を中心とした出血が増えていました。

 この研究とは別に、糖尿病患者に限定してアスピリンの一次予防に対する効果を検討した研究結果も最近発表されました。結果は、アスピリンを飲むと、心血管病の予防効果を上回る数の出血性の病気が発症していました。

 さらに、健康な高齢者にアスピリンを投与した別の研究でも、明らかな効果が認められなかったことが報告されています。

 これらの結果から、一次予防としてのアスピリン使用は慎重に行うべきでしょう。糖尿病があればしっかり治療し、血圧や脂質の数値をきちんと管理し、禁煙することが心血管病を予防する上でとても大切です。

 冒頭の女性には、血圧も脂質も十分管理できているのでアスピリンはいったんやめることを提案しました。女性は「なぜ服用しないといけないのか、ずっと気になっていたの」と、薬を減らせることを喜んでいました。(しもじま内科クリニック院長 下島和弥)

●アスピリンの1次予防効果は出血リスクを伴う 1000人以上が参加し1年以上追跡したRCTのメタアナリシス
        日経メディカル2019/2/12 大西 淳子=医学ジャーナリスト
 アスピリンを心血管疾患の1次予防に用いた場合の有効性と出血リスク上昇のバランスを明らかにするために、系統的レビューとメタアナリシスを実施した英国Imperial College London のSean L. Zheng氏らは、心血管イベントリスクは有意に低下していたが、大出血リスクは有意に上昇していたと報告した。結果はJAMA誌2019年1月22日号に掲載された。
・・・(以下、略)・・・

●毎日アスピリン1錠……は高齢者には危険=調査報告
         BBCニュース 2018.9.17 ジェイムズ・ギャラガーBBC医療科学担当記者
米豪における大規模調査で、健康な高齢者は毎日1錠のアスピリンを常用するべきではないという結果が出た。

1日1錠のアスピリンは、心臓発作や脳梗塞(のうこうそく)の発症後に有効だと立証されている。しかし今回の治験では、70歳超の健康な人にとって日常的なアスピリン服用は特に効能がないことに加え、危険な内出血を引き起こす可能性が高まることが分かったという。

16日付の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」に掲載された調査報告について、多くの専門家は重要な内容だと評価し、人が自己判断でアスピリンを常用するのは危険だと警告している。

心臓発作や脳卒中を発症した人に、血栓形成抑制作用のあるアスピリンを処方することは、再発防止方法として広く定着している。

これに加えて、予防策として健康な人もアスピリンの常用を勧められることがあるほか、がん発生を抑える効果があるかどうかの研究も続いている。

しかし、アスピリンの効能を調べる調査の大半は中年期の人を対象に実施されたもので、加齢が進むと副作用の危険が高まることを示す証拠が増えつつある。

「メリットなし」
調査は、米国とオーストラリアに住む、心臓病歴のない健康な70歳超の1万9114人を対象に行われた。

半数の人が低用量のアスピリンを5年間、服用した。

NEJMに掲載された論文3本によると、アスピリンを常用しても心臓病の発症リスクは下がらず、それ以外の効能も認められなかった。

その一方で、重篤な腹部内出血の症例は増加した。

豪モナシュ大学のジョン・マクニール教授は、「世界中で医療上の理由がないまま低用量アスピリンを取り続けている、何百万人もの健康な高齢者は、そうする必要がないのかもしれない。内出血のリスクを上回るような、服薬のメリットは認められなかった」と説明する。

「健康な患者にアスピリンを勧めたものかどうか、ずっと確信がもてなかった医師に、参考になる調査結果だ」

調査では、がんで死ぬ人が被験者の間で多く見られたが、これはアスピリンとがんの関係に関する現行研究と逆の結果なので、さらなる調査が必要だと研究チームは受け止めている。

アスピリン研究の第一人者、英オックスフォード大学のピーター・ロスウェル教授は、今回の調査結果は決定的なものだと評価する。

「70歳超で健康で、これまで心臓病も脳卒中も経験していないなら、アスピリン服用にはほとんど何の効能もない」とロスウェル教授は言う。「なので、具体的な症状がないのに自己判断でアスピリンを飲むのは、お勧めできない」。

心臓発作や脳卒中を理由にアスピリンを処方されている人は、今回の調査結果にあてはまらない。引き続き、医師の助言に従うべきだ。

また低用量アスピリンをもう長いこと飲み続けてきた人は、ただちに中止すると問題が生じることもあるため、すぐにやめるのではなく、医師に相談するべきだとロスウェル教授は呼びかけている。

●アスピリンで病気予防、健康な高齢者には逆効果? 豪チーム研究
       CNN 2018.09.20 T
アスピリンを1日1錠服用すれば心血管疾患や大腸がんを予防できるという説に対し、健康な高齢者には効果がなく、かえって有害かもしれないとの研究結果を、豪モナシュ大学のチームが報告している。

同大学の研究者らは、アスピリンの予防効果に関する3つの研究を実施し、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に結果を発表した。

チームは、オーストラリア国内と米国に住む計約2万人を2つのグループに分け、一方には1日100ミリグラムのアスピリン、もう一方には偽薬の投与を5年近く続けた。低用量アスピリンの1錠分は通常、81ミリグラムだ。

対象者の年齢の中央値は74歳で、投薬を始めた時点では全員が心疾患や認知症、身体障害のない健康な状態だった。

第1の研究で両グループの「無障害生存率」を比較した結果、差がないことが分かった。さらに、アスピリンを飲んでいたグループは偽薬グループに比べ、出血を起こす率が高いことも明らかになった。

第2の研究では、「大きな出血」を起こす危険性が、アスピリンを飲んだグループで大きく上昇している現象を詳しく調べた。上部消化管と頭蓋(ずがい)内の出血が多かった。

●アスピリンが健康な高齢者の癌死亡率を増加 ASPREE試験の予想外の結果に対する死因別の分析
         日経メディカル 2018/10/5  大西 淳子=医学ジャーナリスト
 オーストラリアMonash大学のJohn J. McNeil氏らは、オーストラリアと米国で健康な高齢者に対するアスピリンの1次予防効果を調べるために実施され、既に報告されたASPREE試験のデータを分析し直して、プラセボ群よりアスピリン群の総死亡率が高かった原因は、癌死亡の増加によるものだったと報告した。結果はNEJM誌電子版に2018年9月16日に掲載された

●定期的なアスピリン服用でがんの生存率が向上
     スプートニク日本 2019年01月28日
定期的なアスピリン服用はがんにおけるPIK3CA遺伝子変異が確認される患者の生存率を78%まで向上させる可能性がある。カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者が研究結果を発表した。論文は学術誌「Journal of Experimental Medicine」に掲載された。

研究チームは非ステロイド性抗炎症薬(アスピリン)の使用とがんにおけるPIK3CA遺伝子変異が確認される患者の生存率の上昇の関連性を調べた。

がんの7つの兆候が挙げられる
研究では頭部と頸部がんを患う患者266人の5年間の生存率を調べた。悪性腫瘍は頭部や頸部では口や喉をはじめとする30箇所で発生し得る。75人の腫瘍ではPIK3CA遺伝子変異が確認された。

遺伝子変異が確認された患者で6ヶ月間定期的にアスピリンを服用していた場合、5年間の生存率が25〜78%に増加したと判明した。一方で、PIK3CA遺伝子変異がない患者の場合、こうした関連性は発見されなかった。





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