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てらまち・ねっと



 昨日の朝のブログで、裏金の金庫になった職員組合の追い込まれた状況をまとめた。
 そしたら、昼に、知事が元組合役員の現職課長補佐を告発、県警は受理したとテレビが流していた。

 タイミングが良かった。

 その詳細を報告する。

 ところで、6月16日のブログでオンブズの全国大会のことを紹介した。 詳しくは6.16ブログ
 私の山県市議会は9月12日に開会なので、参加は難しいと思っていた。
 が、岐阜の裏金事件のことを報告してと依頼が来て、結局行くことになった。
 先ほど、ホテルを予約。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 第 1 3 回 全 国 市 民 オ ン ブ ズ マ ン 福 岡 大 会

■日 時:2006年9月16日(土)13時~
        17日(日)12時

■会 場:福岡市都久志(つくし)会館
     福岡市中央区天神4-8-10 TEL.092-741-3335
■参加費:5,000円(大会資料集の代金を含みます)
■懇親会費:5,000円(アークホテル博多ロイヤル)
■大会の主な内容:
 ★ 9/16(土)
   13時~ 開会、実行委員長挨拶、基調報告
     13時15分~ 全体テーマ報告 
記念講演 浅野史郎 前宮城県知事
斎藤文男 九州大名誉教授(予定)
     15時~ 個別テーマ報告(3つ程度)
     17時半~ 包括外部監査表彰式+監査人スピーチ
     18時~ 懇親会
 ★ 9/17(日)
     9時~ 個別テーマ報告(3つ程度)
     11時半~ 決議、大会宣言
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● 岐阜裏金 県が元組合役員を横領容疑で告発 刑事事件に 9.14朝日
2006年09月14日12時01分
 岐阜県の裏金問題で、同県の古田肇知事は14日、県職員組合に集約された裏金の一部を横領したとして、組合の元役員で、現在は総務部に所属する木下三千男課長補佐(49)を業務上横領の疑いで県警に刑事告発した。一連の裏金問題で県が職員を刑事告発するのは初めて。
 県などによると、課長補佐は97年から00年にかけ、組合の書記次長を務め、裏金が移された口座を管理していた。しかし、書記次長を交代した後もこの口座を後任者に引き継がず、01年10月にかけて、裏金が保管されていた東海労働金庫の口座から3回にわたって計1千万円余りを引き出したという。
 県などの調査に対し、「水谷雅孝前委員長から『組合活動費に使う』として引き出すように指示された」と説明しているというが、水谷前委員長は受け取っていないと証言している。裏金問題を調査していた弁護士による検討委員会は県に対し、課長補佐を告発の優先度が最も高いとしていた。
 課長補佐は、97年10月~00年10月に組合書記次長、00年10月~03年10月に同副委員長。現在は、地方職員共済組合岐阜宿泊所「長良川会館」(岐阜市)の支配人。
 古田知事は「残念の極みで、無念の思い。重大さと深刻さを改めて痛感している」と述べた。ほかの職員についても悪質なケースは同様に告発する考えだ。
 職員組合の三浦孝雄委員長は「告発を重く受け止め、問題の解決に努力する」とコメントした。


● 岐阜県裏金 組合元役員を告発 業務上横領容疑 1000万円引き出す 9.14中日
 岐阜県庁の裏金問題で、古田肇知事は14日、業務上横領の疑いで総務部に所属する課長補佐の男性職員(49)を県警本部に告発したことを明らかにした。男性職員は、県職員組合の書記次長などの役員在任時に、プールされた裏金を管理していた組合管理口座から計1000万円余を引き出したとされる。県警は告発を受理した。
 今回の問題で、県が職員を告発するのは初めて。古田知事は「県が職員を告発したことは過去例がない。残念の極み。無念だ」と語った。
 告発された職員は1997年10月から2000年10月まで組合書記次長、その後、03年10月まで同副委員長を務めた。
 県によると、この職員は会計責任者だった書記次長当時、「岐阜県職員組合中央執行委員長」名義の口座を開設し裏金を管理していた。副委員長になる際、口座を後任に引き継がず、01年4月に解約。残高約1000万円のうち500万円を引き出し、新たに「岐阜県職雅(みやび)会」名義の口座を開設して残り500万円を入金した。同年10月にはこの口座も解約して全額現金化。県は2度の解約時に現金化した計1000万円について、横領の疑いを強めた。
 裏金管理は書記次長の担当で、県は2つの口座は職員が個人的な目的で自ら管理していたとみている。県は使途などは明らかにしていない。
 この職員については、弁護士でつくる第三者組織の検討委員会も「告発を検討すべき優先度が高い」と要請し、県が最優先して告発を検討していた。県は今後、このほかの悪質な私的流用についても告発を検討する方針。古田知事は、この男性職員については「懲戒処分を行う方向で検討する」と述べた。
 告発された職員はこれまでの本紙の取材に、1000万円の引き出しについて「分からない。今は組合が調べている」と答えた。告発を受理した県警の江間庄一刑事部長は「すみやかに捜査をしていきたい」とコメントした。

 ◇「重く受け止める」
 <岐阜県職員組合三浦孝雄委員長の話>組合としてあらためて本人から事情聴取をするなど、告発するかどうか検討していたところだったので、突然の告発に驚いている。組合の元役員が告発を受けたことを重く受け止めている。

 ◇告発の元役員、私印で口座開設
 岐阜県庁の裏金問題で、県に刑事告発された男性職員(49)が裏金を入金し直すため開設した「岐阜県職雅会」名義の口座は告発された職員の私印で開設されていたことが県職員組合などの調べで分かった。

 組合関係者らによると、職員が組合の書記次長当時に裏金の管理に使っていた「岐阜県職員組合中央執行委員長」名義の口座は組合の公印が使われていたが、「岐阜県職雅会」の口座の印鑑は職員本人のものだった。

 「岐阜県職雅会」名義の口座は、200万円、300万円と2回に分けて引き出され、01年10月に解約されていた。

 この職員は組合の内部調査に現金を引き出したことを認めたが、「組合費に使った」などと私的流用を否定。詳細については「覚えていない」と話しているという。

 ◇「裏金調査委」を岐阜県議会が設置
 岐阜県庁の裏金問題で、県議会は14日、「不正資金問題調査検討委員会」を設置した。県の第三者組織の検討委員会報告の検証や調査、再発防止策の提言などをする。県議会が、事実の検証などに取り組む組織を設置するのは初めて。

 議長の諮問機関で、メンバーは各会派の代表ら県議15人。ほかの県議の出席や質疑も認める。県は、県職員の処分や再発防止策を盛り込む「県政再生プログラム」を今月末までにまとめる方針で、県議会の意見も同プログラムに反映させる。

●  県、横領容疑で元組合副委員長を告発  9.14 岐阜
 県の裏金問題で、古田肇知事は14日、県職員組合に移し替えた裏金を横領したとして、業務上横領の疑いで、元県職員組合副委員長の総務部課長補佐(49)を同日、県警に告発した、と発表した。県警は告発を受理した。裏金問題は、刑事事件に発展する可能性が出てきた。

 県によると、課長補佐は、1997(平成9)年10月から2000年10月まで職員組合書記次長を、00年10月から03年10月まで同副委員長を務めた。

 職員組合の会計責任者は書記次長だが、課長補佐は00年10月に副委員長になった後も、後任の書記次長に裏金を管理していた口座の引き継ぎをせず、01年4月までに現金約1000万円を出金。このうち全部、または一部を横領した疑い。

 課長補佐は岐阜新聞社の取材に対し7日、「引き出して別口座に入金した」と認めたが、私的流用は否定した。
 古田知事は会見で「県が職員を告発するのは初めて。県政を預るものとして職員を告発しなければならない事態に立ち至ったことは誠に残念の極み。無念の思い」と述べ、弁護士でつくる第三者機関「プール資金問題検討委員会」から告発を検討すべき対象者として最も優先度の高い職員であると指摘されていたことを明らかにした。
 また古田知事は「ほか(の告発事案)に先行する形で検討を進めてきた」とし、告発は別の職員にも広がる可能性を示唆した。

 県の裏金は、92年度から03年度までの12年間に総額約17億円が捻出(ねんしゅつ)された。このうち、約2億8000万円が98年度から県職員組合に集約された。

● 岐阜裏金、課長補佐を県が告発・組合役員時に横領容疑 9.14 ニッケイ
 岐阜県庁の裏金問題で、古田肇知事は14日記者会見し、同日付で総務部所属の課長補佐を務める男性職員(49)を業務上横領容疑で岐阜県警に告発したと発表した。県職員組合に役員として在籍していた1997年10月から2003年10月に、組合に集約されていた裏金を横領したとしている。裏金問題での刑事告発は初めて。

 岐阜県警は同日、県からの告発状を受理したことを明らかにし、「一般的にすみやかに捜査することとなる」とコメントした。

 同知事の説明などによると、課長補佐は、県が裏金を職員組合に集約した98年度当時の書記次長で、会計責任者として「岐阜県職員組合中央執行委員長」名義の口座を開設し、裏金を管理していた。しかし、書記次長交代後も後任に引き継がず、別の「岐阜県職雅会」名の口座を開設。2つの口座から合計約1000万円が引き出されており、このすべてか一部を着服したとして、業務上横領にあたるとしている。 (13:43)

● 「裏金」私的流用の疑い、岐阜県が元書記次長を告発 9.14 読売
 岐阜県庁の裏金問題で、県は14日、県職員組合副委員長在任中に裏金を私的に流用していたとして、地方職員共済組合宿泊所「長良川会館」の木下三千男支配人(49)(総務部課長補佐)を業務上横領容疑で県警に告発した。

 裏金問題で県が刑事告発したのは初めて。
 県によると、木下支配人は1997年10月から2000年10月まで組合の書記次長、その後03年10月まで副委員長を務め、裏金を管理していたが、後任に裏金の口座を引き継がず、01年4月にこの口座を解約して新たに別名義の口座を開設。両口座から計1000万円余りを引き出し、私的に流用した疑いが持たれている。
 木下支配人は読売新聞の取材に「金の引き出しは委員長の承認が必要で、独断ではできない」と私的流用を否定し、組合の聴取に対しては「組合活動に使った」と弁明している。
(2006年9月14日13時21分 読売新聞)


● 県民ら「当然、妥当」 裏金横領職員の告発 9.15 中日
 県庁の裏金問題は十四日、県が総務部課長補佐(49)=県職員組合元書記次長=を業務上横領の疑いで県警本部に告発したことで、新たな局面に入った。県自らが県職員を告発するのは初の事態だが、県民からは「告発は当然」「上層部に迫ってほしい」など厳しい声が上がった。これを糸口に真相の解明を-。県議会などの動きも慌ただしさを増した。
 県職員が県に告発されるという異例の事態に対し、瑞穂市の会社社長井上源人さん(60)は「当然だと思うが、一人だけをやり玉に挙げても仕方がない。もっと対象を広範囲に広げるべきだ」ときっぱり。その上で「結果はどうあれ、最終的には当時の県幹部を刑事告発すべきだ」と話し、今後の県警の動向について「多少時間がかかったとしても独自に全容解明を進めてほしい」と注文を付けた。
 「全国初だとかはそんなに問題ではない。県の対応は当然」と話したのは山県市の主婦棚橋壽子さん(65)。「課長補佐の独断ではなかったかもしれないが、組織の中でその立場にいたことは事実なので告発は真摯(しんし)に受け止めてほしい」とした。
 一方、県議会の白橋国弘議長は「県職員が告発されたことは残念だ。しかし、この問題は凛(りん)とした姿勢で臨まないと、県政に対する県民の信頼回復はあり得ない。証拠を基に県は告発に踏み切ったのだろうから、県の姿勢は妥当と受け止める」と語った。 (県裏金問題取材班)

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 前回の種まきは9月6日。16日、17日は福岡だし・・・それで、苗物を植えるのと2回目の種まきを急遽、昨日、済ませました。

 いろいろな苗。60株ほど。4500円くらいかな。

カリフラワー、ブロッコリー類
紫色のブロッコリーもあるけど、写真の撮り忘れ
  

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)



キャベツ類
  

 


変わりもの
  


9月6日 第一回種まき の大根やハクサイ



苗を植えて、種まきはだいたい前回同様のパターン。
 


虫除けネットをかけて、次回の種まき用のウネのポリをはずして終わり。


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 岐阜県の裏金隠しの一つのポケットが職員組合だったことは、みんなの驚き。
 裏金隠し首謀の出納長も、それを「了承した」代表監査委員も、元組合委員長など役員を歴任。
 組合で裏金を使っていいと言った、言っていない、とのドロ試合にも。

 ここのところ、組合が追い詰められている。
 それを時系の順に並べてみる。

 極めつけは、今朝の読売新聞。
 見出しは「2次会・ゴルフに裏金5900万円   連合・自治労・産別・・・『交流推進』 組合『活動の一環』主張 『返還は組合費で』反撥招く 」

 「交流推進」・・梶原前知事は95年頃、食料費の総点検をしたとき、外部との飲食費用を「対外交流経費」と銘々して容認した。幹部クラスは一人一食1万円でも2万円近くでも、裏金でなく正式な予算で。同じ発想、同じ流れを「交流推進」に見た。

 最後のおまけの記事は、本来、自分の財布から出すべき訴訟費用を組合から借りていて、まだ返していない梶原前知事に関するもの。
 執行権のある任命権者と職員組合がべったりの見事な構図。
 これが究極の「岐阜モデル」かな。

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● 「裏金、組合で使っていい」出納長が了承 9.8 岐阜
 県の裏金問題で、県職員組合に裏金を集約するため、1998(平成10)年度、金融機関に“受け皿”となる専用口座を開設したとされる当時の組合書記次長が7日、岐阜新聞社の取材に対し、当時の出納長から口座開設を指示された際「『組合で使っていい』といわれた」と証言した。第三者機関「プール資金問題検討委員会」によると、組合には約2億8000万円の裏金が集約され、うち半分が組合活動費や職員への貸し付けに使われた。一方で、出納長ら当時の県幹部は「組合で一括管理し、その後、適正に処理するつもりだった」としており、県の監査の及ばない組合に裏金を隠ぺいすることを決めた当時の県、組合幹部双方の証言が食い違っている。
 書記次長は取材に対し「組合委員長も務めた出納長から口座開設を指示され、断れなかった。組合の金庫番の立場にありながら、不正な金の受け入れ口座をつくったことに責任を感じている」と語った。
 検討委の調査結果によると、本庁再編を控え、当時の森元恒雄副知事(現参院議員)が、私的流用などの不祥事を避けるため、各課の裏金を集約するよう知事公室長に指示。知事公室長から相談を受けた出納長が、組合への集約を提案し、書記次長に専用口座の開設を指示。書記次長は99年1月11日に金融機関に口座を設けた。
 その8日後、出納長は組合委員長に受け入れを要望。委員長は、後任に裏金を引き継ぐこともできず、ノイローゼになっている庶務担当者がいるとの話に、組合員のためならと引き受けたという。この際、委員長は「訴訟貸付制度の財源や組合活動費に使ってよいと聞いた」と証言したが、出納長は否定している。
 森元氏は、組合への集約に同意したことを認めた上で「県に返還するまでの間の一時的な措置で、時機を見て県に返還させることにしていた」とコメント。知事公室長も岐阜新聞社の取材に、「緊急避難的に組合で一括管理し、その後、適正に処理するはずだった」としており、裏金を組合で集約する端緒は依然、未解明のままだ。

 桑田元副知事、藤田元出納長が公職辞任
 県の裏金問題で、第三者機関「プール資金問題検討委員会」が県関連の公職からの自主的な退任を促した5人のうち、桑田宜典元副知事が8日、県顧問と、会長を務める県内水面漁場管理委員会委員について辞任届を提出した。いずれも同日付。これで5人全員が公職を辞任した。
 5人は、桑田氏のほか、梶原拓前知事、奥村和彦元知事公室長、高橋新蔵元総務部長、宮脇俊次元総務部次長=いずれも県職員組合に裏金を集約した1998(平成10)年度当時の役職名=。
 桑田氏は辞任理由を「当時の管理・監督責任を痛感している」としている。
 また、藤田幸也元出納長が県職員OBでつくる県職員退職者協議会会長を辞任していたことが8日までに分かった。辞任理由を「一身上の都合」としている。藤田氏は、公職退任を促された5人には入っていないが、検討委が「最も責任が重い」と指摘したOB8人の1人。 

● 岐阜県職組、裏金で初の支部説明会…委員長が辞意 9.12 読売
 岐阜県庁の裏金問題で、県職員組合は11日、岐阜市の岐阜総合庁舎で、岐阜支部の組合員らへの説明会を開き、 <1>有識者による検証委員会を設置し、裏金がプールされた1998年度以降で不適正と検証委が判断した支出は、流用した本人や現職を含む同年度以降の組合4役ら(約20人)で返還する <2>組合の口座から約1000万円の使途不明金が引き出されていた問題では、引き出した元幹部の刑事告発を検討している―― との考えを示した。

 組合が裏金問題で支部説明会を開いたのは初めて。三浦孝雄委員長は「(28日にかけて、残りの計10の)支部説明会を終えた後、現執行部も責任をとる」と辞任する意向を示した。 (読売新聞) - 9月12日1時23分更新

● 岐阜県、「裏金減らす」目的で訴訟費用貸し付け制度 9.13 読売
 岐阜県庁の裏金問題で、裏金を原資に県職員組合に設けられた訴訟費用貸付制度について、制度を設けた組合の元幹部が、組合の調査に対し「(口座の裏金を)少しでも減らしたかった」と話していることが12日、わかった。

 同制度を巡っては、梶原拓前知事が約1050万円を借り入れ、現時点でも約700万円が未返済のまま。制度設立時の“動機”が、こうしたずさんな運営につながったとの指摘が出ている。
 この元幹部は、県の調査チームに対し、「組合員の生活を守るために制度を作り、裏金を充てた」と証言していた。ところが、職員組合の調査には、「(裏金を)少しでも減少させたいとの思いから、委員長と相談して裏金で貸付制度を設けることにした」と、これまでの証言を覆した。
 貸付制度を設けても、職員組合に移し替えられた裏金の総額が減少するわけではないが、最初に入金された口座などから、別の目的で金を動かすことで、裏金としての性格が薄まる、との思いがあったとみられる。
 調査チームによると、貸付制度は1998年度に職員組合に移し替えられた裏金の中から、約670万円を原資に設けられ、現在は約6000万円で運営されている。
 貸付制度はもともと、職務に関し訴訟を起こされた場合、弁護士費用などをまかなう目的で設けられた。敗訴や和解が確定した場合、返還することが定められているが、同組合では「制度の趣旨からも強制はなじまない」などとして、梶原前知事にも返済を求めることはしてこなかった。
 自治労岐阜県本部の三尾禎一委員長は「返還期限を規約上に明記しているのに、金の返還を求めないのは、運営がずさんと指摘されても仕方ない。利用も一部の人にとどまり、そもそも制度として成り立っていないのではないか」と指摘している。(2006年9月13日3時5分 読売新)


(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
 ● 2次会・ゴルフに裏金5900万円   連合・自治労・産別・・・「交流推進」 組合「活動の一環」主張 「返還は組合費で」反撥招く 9月14日 読売新聞
 岐阜県庁の裏金問題で、県職員組合に集められた裏金のうち、組合委員長ら歴代の幹部役員が1998年度以降、9年間で約5900万円を、連合や自治労など他の労働団体との二次会の飲食費やゴルフ代などに使っていたことが13日、わかった。組合執行部は支出について、「組合活動の一環」として、執行部が個人的に負担する返還金には含めず、組合の会計で補てん、県に返還したいとする方針を示しているが、組合員の一部は強く反発。連合なども「有志で行ったゴルフなどを組合活動と主張するのは理解しがたい」と、厳しく批判している。

「返還は組合費で」 反発招く
 組合が独自に実施した調査によると、職員組合に裏金がプールされ始めたのは99年1月ごろ。集約は昨年8月まで続き、総額は約2億5200万円にのぼった。このうち約5900万円が、坂上一秀委員長(97~2000年度)、水谷雅孝委員長(01~05年度)、三浦孝雄委員長(06年度~)の3代の委員長の下で、連携・交流費として、会議や交流会の後の二次会費用、ゴルフ代、組合行事などに使われた。
 交流の相手は、連合や自治労のほか、東海労働金庫、全労済、勤労福祉センターなどの事業団体、他県の職員組合、民間産別、単組と多岐にわたる。会議や交流会そのものの費用は、予算上、正規に処理された。
 組合の元幹部の一人は、読売新聞の取材に対して、「出席した二次会などの費用を自腹で払って領収書をもらい、後で書記次長に清算してもらった。会議自体も多く、自費で賄うのは大変だった」と話した。
 また、昨年10月に委員長に就任した三浦委員長も、就任後の11か月で約500万円を組合幹部らが連携・交流費として使ったことを認めた。
 三浦委員長は「ゴルフや二次会の費用などを正規の活動費からは出しにくかった」と釈明しながらも、「他団体との交流は、あくまで組合活動の一環と考えている」と話している。
 組合では、1998年度以降の不適正な支出は、現職を含む同年度以降の組合4役らで返還する方針を組合員に示している。連携・交流費約5900万円を、組合の会計で補てんするとの方針には、批判が強く、今後、組合の裏金問題を調査する有識者による第三者機関の判断によっては、4役に返還を求める可能性もあるという。
 裏金を交流費に充てたことについて、連合岐阜の井端敏之事務局長は「ゴルフをすることはあろうが、あくまで有志によるもので、当然、自腹を切るべきだ」と指摘。自治労岐阜県本部の三尾禎一委員長も「9年で5900万円も使うほど、会議はない。労働団体の姿勢として、明らかに間違っている」と厳しく非難した。

「県警にはない?」 市民団体 調査要望
 岐阜県庁の裏金問題に絡み、市民団体「県民が主人公の岐阜県政をつくる会」の幹事会(松本稔代表委員)は13日、県公安委員会(片桐多恵子委員長)に対し、県警内に裏金が存在しないか調査するよう申し入れた。
 申し入れ書では、「県が実施した裏金調査の対象から、県警だけが外れている」と指摘。梶原拓前知事が就任した1989年以降の県警内の裏金の有無について調査を求めている。同委員会は、調査を実施するかどうか、今月26日までに回答する。(2006年9月14日 読売新聞)



● 前知事、借りた訴訟費558万円返還せず 岐阜裏金問題  9月9日 サンケイ
 岐阜県庁の裏金問題で、梶原拓前知事が裏金がプールされていた県職員組合から訴訟費を借り、このうち約558万円を返還しないで放置していたことが9日分かった。貸付金の原資には裏金が含まれており、弁護士による検討委員会は「速やかに返還すべきだ」と指摘している。
 組合は「検討委の報告を重く受け止める。(前知事)自ら判断いただけないなら、組合から返済を求める」としている。
 組合によると、平成9年7月、組合員が職務に関連して訴訟を起こされた時の弁護士費用などの貸付制度を開始。
 前知事に組合員の資格はなかったが、県職員組合は特別職の知事にも、組合員とほぼ同率の月給の1.1%を寄付金として納めれば利用できるようにしていた。17年2月に就任した古田肇現知事は批判を受け、寄付を取りやめた。
 前知事は10年4月以降、24回にわたり計約1052万円を借りた。勝訴した分の約324万円は県が負担。敗訴や和解が確定した約558万円については、前知事が返済することになっている。残り170万円は裁判が継続中という。
 梶原前知事は8日の記者会見で「返す義務があるものは当然返す」と話した。
    参考 梶原前知事と職員組合を県警本部長あてに告発。報告-1

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 フェロシルトの撤去のことで、国会議員がやっと公式に動いた。
 三重県の現地を視察、その後、石原産業四日市工場も訪れた。

四日市市垂坂町に
約7万5000トンのフェロシルトが埋められている
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


石原産業四日市工場
各地から”回収”されてきたフェロシルト
 
私が見学した時の様子 2005.12.01ブログ


石原産業の工場で、会社側の説明は
瀬戸市幡中町では「封じ込め」の方法で撤去する方針
岐阜県瑞浪市稲津町では土地を買い取る方針
 


衆議院・木村隆秀環境委員長は
当事者の人たちが行政と一緒になって
住民のことを考えて進めていただけるといい
 


明らかにズレがある。
石原産業はどこまでも強気。

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● フェロシルト撤去で石原産業 90万トン分の処分先確保 衆院環境委が 工場など視察 9月13日 読売新聞
 大手化学メーカーの石原産業(本社・大阪市)が土壌埋め戻し材「フェロシルト」を不正製造した問題で、同社の安藤正義常務は12日、フェロシルトの最終処分場について、回収必要量107万トンのうち90万トン分が確保できる見通しとなったことを明らかにした。
 同社四日市工場と四日市市垂坂町の埋設地を視察した衆議院環境委員会の木村隆秀委員長らに説明した。46万トン分は処分場との契約が済み、撤去完了時期は2008年1月の見込みだという。
 フェロシルトが埋設されている東海3県と京都府の35か所のうち、撤去完了が25か所、9か所で着手しており、未着手は岐阜県瑞浪市の1か所になっている。撤去したのは59万トンとほぼ半分となった。四日市市の三田最終処分場や民間処分場で計18万トンが処分され、41万トンが同工場内の仮置き場に搬入されている。
 環境委の聴取では、同社が愛知県の撤去命令の取り消しを求めて係争中の同県瀬戸市幡中地区の問題が取り上げられ、全量撤去を求める意見が強く出された。木村委員長は「住民と会社の意識の違いを痛感した。新内閣組閣で環境委のメンバーも代わるので、どうしたら早急に解決できるのか、視察の結果を引き継ぎ、次の委員会で議論してもらう」と話していた。(2006年9月13日 読売新聞)

● 瑞浪の埋設地 石原産業購入へ フェロシルト撤去で 9.13 読売
 土壌埋め戻し材・フェロシルトの撤去問題で、製造元の石原産業(大阪市)は12日、地権者が撤去作業に同意しない岐阜県瑞浪市稲津地区の埋設地を買い取り、撤去する方針を明らかにした。同社四日市工場を視察した衆院環境委員会(木村隆秀委員長)のメンバーに説明した。
 同地区の埋設地(約1万平方メートル)には1万トンのフェロシルトが埋め立てられ、地権者は買い上げを強く求め、測量などに応じていなかった。(2006年9月13日 読売新聞)

● 石原産業「フェロシルト」 瀬戸の自治会が要望書 愛知県の提訴取り下げ求め 9月6日 読売
 フェロシルトが埋設されている瀬戸市幡中地区の同市菱野自治会(伊藤清武会長)と同自治会のフェロシルト対策特別委員会(伊藤明委員長)は5日、石原産業の関係者を呼んで、愛知県の提訴を取り下げるよう要望書を提出した。
 同社は、現地での封じ込め案を説明しようとしたが、住民側は、提訴を取り下げない限り、協議には応じないと拒否した。(2006年9月6日 読売新聞)


 (追記) 吉川さんが、説明していたので、一部を借りながら リンク
 衆議院環境委員会、石原産業の封じ込め案を批判 他
 ● ★朝日新聞より
フェロシルト 衆院委員長「全量撤去を」

 石県産業夭阪市)が有害な六価クロムを含む土壌埋め戻し材「フエロシルト」を販売、各地に埋殷されている問題で、現地調査に入っている衆院環境委員会(木村隆秀委員長)は12日午後二二重県四日市市垂坂町の埋設現場や同社四日市工場を訪問、同社幹部から事情を聴いた。木村委員長らは、愛知県瀬戸市幡中町に埋設されたフェロシルトの全量撤去を同社が拒んでいる姿勢を厳しく批判、方針転換を求めた。
 また同社は、東海3県に約30力所ある埋設地のうち唯一、撤去作業が未着手の岐阜県瑞浪市稲津町の埋設地について、周辺地約1万平方びを所有者から買い取る交渉を進めていることを明らかにした。
 埋設量は約土万プとされ、土地取得後、作業の準備にかかるという。
(略)
 

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 昨日は、裏金事件での県への住民監査請求運動の開始で、新聞に連絡先が掲載されたので、電話がたくさんあった。
 早朝の県内の大手企業の経営者からの電話に始まって、協力するという人たちの声が続いた。
 皆が怒っているのが伝わってくる。

 県警の裏金を、経験として具体的に指摘する公務員もいた。
 県警が県の裏金調査に入っていないことを問う人もいた。

 この日届いた手紙には「・・末端の職員だけが処分を受け、それよりも遥かに大きな犯罪行為を行っていた巨悪が、するりと逃げてしまうことを憂慮するから・・」として、検討委の報告の問題点を示し、一部職員の実名・職名も示してあった。

 報道関係が動いて新しい話がでてくる。
 秘密裏で続けられてきたことの実態に関して事実・事情が外に出てくることは、もう止められないのだろう。

 ところで、昨日は岐阜地裁からも連絡があった。14日(木)に言い渡し予定だった岐阜県が被告の首都機能移転誘致経費の返還を求める住民訴訟の判決を28日(木)に延期する、というもの。2度目の延期。
 ・・・シンプルな裁判なんだけど。
 まさか、「この岐阜県知事の崖っぷちの時に県を負けにしたら可哀相」もしくは「てらまちさんを負けにしたら裁判所が県民から批判される」・・・・いや、いや、そんな配慮は、絶対に無いさ。
 
 今日13日午前10時半は岐阜地裁で、 県営北方住宅の住民訴訟 の結審予定の弁論、12時ジャストは山県市議会の一般質問の通告期限時間。  あたふた。

 今日のブログは、11日に県庁で会見して発表した裏金や退職金返還の住民監査請求の運動開始の記事と、9月に入っての県民のみなさんの声の報道を紹介する。

 そうそう、昨日の昼、県の調査チームの担当から電話があって、 8月28日の知事申入れ に対する回答を「今日郵送しました」との電話もあった。明日には紹介したい。

(追記:偶然、新聞のテレビ欄をみたら、CBCテレビの「水戸黄門」のあとの午後4時50分「イッポウ 深刻 岐阜県庁の隠ぺい体質・・・裏金問題の構図を検証」とあった)

(ど写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
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● 岐阜裏金、住民監査請求へ  過去20年分、外部監査も  9月12日 東京新聞
 岐阜県庁の裏金問題で、県内の2つの市民団体が11日、記者会見し、1986年度から20年分の裏金の調査と返還、外部監査の実施や梶原拓前知事の退職金返還などを求める住民監査請求を月末にも行うことを明らかにした。
 市民団体は「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」(寺町知正代表)と「市民オンブズマン・ぎふ」(安藤友人代表)。
 両団体は、裏金の存在を発見できなかった監査委員を批判。監査委員事務局にも裏金が存在し、代表監査委員が裏金隠しに深く関与していたことなどから、外部監査人による個別外部監査を求める。
 また、梶原前知事が77年から県企画部長を2年間務め、85年からは副知事に就いていた点を指摘し、知事就任以前からも「裏金がつくられていたと考えることに不自然はない」とした。前知事は8月8日の会見で89年2月の知事就任時、「裏金づくりは半ば公然の秘密となっていた。十分承知していた」と認めた。前知事には道義的責任として、退職金の返還を求める。
 寺町代表は民法上、請求可能な20年を対象とし、「納税者として(県が返還対象としている)92年度以降の分だけでは納得し難い。全部返してほしい」と訴えた。インターネットなどで賛同者を募る方針。
(2006年09月11日 19時26分)

● 裏金問題 返還求め住民監査請求へ 市民グループ「梶原氏は退職金全額」  9月12日 読売新聞
 県庁の裏金問題で、県内の市民グループが11日、弁護士からなる検討委員会から当時のトップとして重い責任があると指摘された梶原拓前知事の退職金の全額返還や、過去20年間分の裏金返還などを、古田肇知事らに対して求める住民監査請求をすることを明らかにした。今月29日、監査委員事務局に提出する。
 監査請求するのは、市民グループ「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」と、弁護士らでつくる「市民オンブズマン・ぎふ」。同ネットワーク事務局の寺町知正・山県市議は「梶原前知事は就任当時から裏金の存在を認識し、道義的、政治的責任がある」とし、4期16年分の退職金1億8000万円を返還すべきだとしている。
 また、「監査義務を果たしていない」として、監査委員に支給された過去20年分の報酬や給与などの全額返還とともに、会計士らによる個別外部監査の実施についても求めた。 2006年9月12日 読売新聞

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最近の新聞に記録された県民の皆さんの声

● 「処分を」「返せ」「腹立つ」… 裏金問題、県民から厳しい声
    9月2日 中日
 県の裏金問題で、第三者機関の検討委員会が1日公表した検証報告は、梶原拓前知事の責任を明確に認めたほか、12年間につくられた裏金の総額が17億円に上ること、現金を焼いたのが事実と認められることなど、衝撃的な事実を明らかにした。県民からは厳しい処分や返還を求める声が相次いだ。(県裏金問題取材班)

 岐阜市南殿町、主婦岩崎真由美さん(32)は「総額の多さにびっくりするとともに、本当に19億円もの大金を返還できるのか、疑問。数年前ならともかく、辞められた人などの徴収は公平にできるのか。それに力を費やすより、処分をきっちり決定してほしい。辞めるのは簡単だから、打撃がある策が適当だと思う」と憤った。
 「焼却処分なんて理屈が通るわけがない。けしからん」と声を荒らげるのは高山市相生町、無職倉本定光さん(73)。旧幹部への責任追及については「『それぞれ使った分を返せ』と言いたいところだが、無理だろうなあ」とやり切れない表情を浮かべ「今後、お金の使い道に関しては県民に理解してもらえるよう、しっかり説明していかなければ」と話した。
 郡上市八幡町、会社員中田健一さん(52)は「責任認定は当然。きっちり返してほしい。今は役職に就いていないのだから全額返還されるよう金銭面で尽くすしかないだろう。裏金問題では、県全体に“暗黙の了解”があった。外部に、より厳しくチェックする機関を置かなければいけないと思う」。
 「ひたすら腹が立つ」と怒るのは多治見市上野町、飲食店従業員吉田かおりさん(45)。「商売をやって稼ごうと思ったら大変。つめに火をともすようにしているのに。これからは税金を払いたくなくなる。梶原前知事も知らぬ存ぜぬでは通らない。しかるべき所で謝罪すべきだ」と収まらない様子。
 養老町押越、焼肉店経営井上元子さん(61)は「庶民からすれば、許せない金額」と憤り「よくもまあ公金を焼けるねえ」とあきれた。今後については「梶原前知事やOB、職員から全額返してもらい県民のために使うべきだ」と提案。防止策については「県庁の情報公開を進めて透明にすべきだ」と話した。


● 「裏金17億円」に県民、驚きと憤り  9月2日 岐阜新聞 
 弁護士3人による「プール資金問題検討委員会」が1日公表した県の裏金問題の調査報告。裏金総額はこれまで明らかになっていた4億円余をはるかに上回る17億円に上った。梶原拓前知事ら旧幹部らについて「問題の発覚を遅らせた責任は重大」と断じたほか、「裏金問題にかかわった数人は、刑事告発すべき」と刑事責任まで言及した。関係者のうち、数人については裏金を個人的に費消した疑いも浮上し、県民の怒りに再び火がつくのは必至だ。  県による約17億円という巨額の裏金づくりに対して、県民からは驚きと憤りが噴出し、「開いた口がふさがらない」「刑事責任を追及すべき」との非難や不信の声が相次いだ。

 岐阜市の自営業男性(60)は「17億円とは考えられない額で、開いた口がふさがらない。本来は県民の見本となるべきなのに、県庁という“ファミリー”の闇の中で、堂々と裏金づくりが行われてきた。内部で情報操作する体質はまったく信用できず、今回明らかになった裏金も氷山の一角に違いない」と憤慨。多治見市明治町の飲食店経営の男性(59)は「ここまで事態を悪化させた梶原拓前知事や旧幹部の責任は重い。現職職員だけに責任を押し付けるのではなく、元職員もきちんと返還すべきだ」と語気を強めた。 岐阜市の主婦小中美津江さん(58)は「長期間にわたる裏金づくりで、大勢の人間がかかわったはず。全員にしかるべき処罰が必要で、裏金の使途も明確に調査してほしい」と求め、同じく会社員男性(60)も「刑事責任を追及して司法の場で明らかにすべき」と声を荒げた。

 また、関市下有知の主婦山田弘子さん(42)は「信頼はすぐには戻らないが、裏金づくりにみせた強い組織力を、今後は県民サービスに向けてほしい」と皮肉交じりに注文。大垣市の団体職員の男性(40)は「梶原県政で県が大きな夢を見ていた時代の話で、スピード感を持って使えるお金が必要だったのでは。ただ、本当にやむにやまれずつくられたお金なのかどうかは、検証する必要がある」と冷静に指摘した。 岐阜新聞社にはこれまで、メールやはがき、電話などで「県民をばかにしている」「徹底的に追及して事実を明らかに」などといった300件以上の声が寄せられ、県の裏金問題に対する関心の高さをうかがわせている。

● 県議会が調査組織検討 裏金問題で議長が表明  9月5日 中日
◇苦情が殺到で専用部屋設置

 県は、裏金問題について県民らから苦情や意見が殺到しているため、専用の部屋を設けて、各課の課長など管理職が詰めて対応に当たっている。「職員全体で背負わなくてはいけない問題」との認識からだ。
 会議室には電話二十台を設置。最大で二十五人の管理職が詰め、午前八時半から午後九時ごろまで応対する。責任を持って応対する意味で、管理職の仕事となった。問題発覚から四日までに寄せられた苦情・意見は約四千二百件に上る。県内外からあり、「県職員はけしからん」という意見が多く、裏金の検討委員会が「責任が重い」とした梶原拓前知事の名を挙げ、怒りをあらわにする声もあるという。

● 梶原前知事が公職辞任 県民「遅いくらい」  9月6日 中日
 県庁の裏金問題で、梶原拓前知事(72)が六日、県顧問と県外郭団体の県イベント・スポーツ振興事業団会長の辞任届を提出したことについて、県民や県議会などから「遅きに失した」との声が上がった。梶原氏は八日、岐阜市内で記者会見を行う考えも示しており、自らの口でどう語るのか注目される。
 梶原氏の公職辞任について、岐阜市司町の主婦桐山多美子さん(72)は「辞めるのは当然。遅いくらいです」ときっぱり。「非を認めないのはおかしい。私たちは税金のために働いているようなものなのに本当に心外です」
 土岐市の会社員工藤弘明さん(55)は「裏金づくりを承知しながら、対応を取らなかったのなら、公職を辞するのは当然」と受け止め、「どうしてこんな事態になったのか。県民にきっちり説明してくれない限り、責任をとったとは言えない」と今後の対応に注目する。
 県議会にも波紋が広がった。白橋国弘議長は「公職辞任を求められた他の四人は、自発的に辞任を表明したのに。潔く態度を決めてほしかった」と苦言を呈した。
 梶原氏が八月に行った会見を見て「責任を感じている度合いが少ない印象を持った」というベテラン県議。「県民の怒りと大きな開きがあり、辞任は遅きに失した。まず県民に謝罪し、県OBが負担する裏金の返還問題にも責任を持ってほしい」と注文を付けた。
 一方、県職員の受け止めはさまざまだ。知事就任時から梶原氏を知る幹部職員は「自分で判断されたこと。検討委員会は何の権限もなく、現知事の判断に従うと言うのも前知事のプライドでしょう」。
 中堅職員は、「一時の対応の失敗で、四期十六年の功績がすべて忘れ去られかねない。トップの責任の重さを今更ながら実感した」と話し、若手職員は「これだけ事態が悪化した。辞任は当然」と漏らした。(県裏金問題取材班)

● 「県民税は払いたくない」と抗議続々 岐阜県裏金  9月7日 朝日新聞 2006年09月07日11時46分
 裏金問題で岐阜県への批判が強まる中、同県内の市町村に抗議が飛び火している。県を代行する形で市町村が課税、徴収している県民税について「払いたくない」との電話が殺到しているのだ。担当する職員からは「割り切れない」と困惑の声が上がっている。
 「燃やすようなことだったら、もう県民税は納めない」
 岐阜市納税室には、県民税の納付を拒む抗議電話が相次いでいる。「裏金を焼いて処分した」とする県職員の証言が公表された8月上旬は連日、平均20本かかってきた。
 電話を受けた男性職員は「申し訳ありませんでした」と相手に謝り、「県は許されないことをしたが、税金を納めなくていいという理由にはなりません」と納税への理解を求めたという。
 この職員は「同じ地方公務員として、税金をあのような形で処理されてしまった責任はある」と話す一方、「割り切れない部分はある」ともこぼす。
 地方税法で、個人の市町村民税と県民税は、市町村が併せて課税、徴収することになっている。分けて納税することはできず、県民税の納付を拒まれれば、市町村民税の徴収も滞ることになる。
 裏金問題が発覚した7月5日以降、同様の抗議電話は岐阜市のほか、大垣市、高山市、可児市、土岐市など県内各市町村に相次いで寄せられている。
 「思わぬところから災難が降ってきた」「滞納者の言い訳にも利用されてしまっている」などと税務担当者らの困惑は深い。県の税務課には県民などからの抗議のほか、対応に困った市町村からの電話もあるという。
 同課の高橋一吉課長は「県の起こした問題で迷惑をかけ、市町村の担当者には申し訳ないとしか言えない」と話している。

● 岐阜県裏金問題への抗議5000件超える  9月7日 日刊スポーツ
 岐阜県庁の裏金問題で、県に寄せられた抗議や苦情の電話などが7日までに5000件を超えた。「早く返せ」「もう税金は払わない」など厳しい声が殺到。地方税を徴収している県内の市などの自治体にも抗議は飛び火し、窓口担当者は苦慮している。
 県によると、7月5日に問題が発覚してから、抗議の電話やメールが入り始めた。県は専用の窓口を8月中旬に設置。最高で1日当たり600件を超えたことも。
 「税金でつくった裏金を燃やしたのには納得できない。早く金を返せ」「税金で食べているのに何事だ。もう税金は払わない」など激しい言葉が続き、「厳しい処分をしろ」との指摘が多い。古田肇知事は内容にすべて目を通しているという。
 県民税や市町村民税の徴収は市町村が担当。「県民税は払いたくない」との抗議が相次いでいる。岐阜市の担当者は「2つの税を分けて払うことは地方税法上できない。納税者には粘り強く説明するしかない」と困惑。県の高橋一吉税務課長は「県内の自治体にも、迷惑を掛けてしまい申し訳ない」と話した。
 広報課は「県民からの苦情や抗議の内容は真摯(しんし)に受けとめたい」としてる。7日までに、メールや郵便物は2877件、電話は2665件の計5542件が寄せられた。[2006年9月7日19時48分]

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 (転送、転載大歓迎)
 岐阜県の裏金事件、「市民オンブズマン・ぎふ」(代表/弁護士・安藤友人。事務局/弁護士・山田秀樹)と「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」(事務局/寺町知正) は、共同して住民監査請求をすることになりました。

 古田知事は12年分19億円(含利息)を返させる方針ですが、私たちは20年分約50億円超(12年分17億円+8年分32億円)を返還させたい。
 梶原前知事の退職金、4期分1億8千万も全部返して欲しい。
 裏金を組合に持っていくことを了承した代表監査委員、そもそも見抜けなかった監査委員の全員は給与・報酬などを返還すべきです(年間合計約2千万円)。
 これらは、個別外部監査が不可欠。

 今回の問題は岐阜県民すべての問題です。会員に関係なく、幅広くつのるために、署名感覚で「住民監査請求人」を募ります。
 実際の提出本番は9月29日(金)にしますので、28日までに集約します。
 岐阜県に住所のある方は、ぜひ、ご参加ください。

目標は1000人

 下記でリンクの署名感覚で、記名用紙に記入して返送していただくだけです。
 お知り合いの方も連名でどうぞ。

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 これら資料は、 くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワークの裏金ページ にまとめてあります。具体的には下記のようです。

● 住民監査請求の運動の説明と書類などの入手方法など
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
  印刷用 PDF版
 テキスト・データ版
                           2006年9月11日
  岐阜県庁ぐるみの裏金事件に関する住民監査請求運動の提案と
      請求人の募集のお知らせ
         「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」 事務局/寺町知正 
         「市民オンブズマン・ぎふ」代表/弁護士・安藤友人 
              事務局/弁護士・山田秀樹
         (この運動の問い合せ、連絡先)
               山県市西深瀬208 Tel/fax 0581-22-4989 寺町方

 私たちは、「全国市民オンブズマン連絡会議」に岐阜県内で加盟している団体です。「県民ネット」は、県のお金の使い道や情報非公開などで訴訟などもたくさん行い、今回発覚した、前知事らの訴訟費用が裏金から出されていたことに、強く憤慨しています。「市民オンブズマン・ぎふ」は、弁護士を中心に、全国オンブズのランキング調査などに協力してきました。

 岐阜県庁ぐるみの裏金事件に、岐阜県民の怒りは爆発寸前です。巷の声は、「裏金は全部返せ」「返したら済むわけではない、トップや幹部、関係者には刑事罰や厳しい処分を」・・・と極めて厳しいもの。岐阜県政はじまって以来であることは、当然です。
 しかし、古田知事は、県民の気持ちを逆なでするかのように、9月5日の記者会見で、過去12年分約17億円(利息含む)だけの返還を求める意向を明らかにしました。同時に、幹部の刑事責任の追及には消極的であることが伝えられています。


 このような状況に至っては、全国の納税者らの重大な関心事に、岐阜県民として、地方自治法第242条第1項に定められた住民監査請求を行わざるを得ないと考えます。
つきましては、今回、標記の2団体が協力して運動を進め、広く県民に呼びかけ、署名感覚で賛同者(監査請求人)をつのることになりました。ぜひとも、ご協力ください。

● 手続とスケジュール
1. 次のいずれで署名用紙と方法の説明書を入手 (記名用紙は随時複写してください)
 ◎ Webページ(HP) 「県民ネット http://gifu.kenmin.net」 のトップページにアクセスし、「説明書と記名用紙」をダウンロードする。 

 ◎ FAX 番号0581-22-4989に「裏金監査請求資料送付と返送先」を書いてFAXする。

 ◎ 標記連絡先に「裏金監査請求資料送付と返送先」と書いて郵送する。

2. 記入済み用紙の返送先と返送期限
  記入済みの署名用紙を標記の「岐阜県山県市西深瀬208 寺町方」まで郵送する。
期限 ⇒  9月28日木曜日 必着 
            9月29日(金)午後2時半 県監査委員事務局へ提出
             (同行希望者は2時に県庁2階ロビーに集合)


3. 請求内容
  記名用紙記載の「趣旨」で請求。提出書面の「理由」などは今後に整理。(ご意見歓迎)

4. ご意見や裏金情報など、歓迎。事務局までどうぞ。

5. カンパ大歓迎です。  郵便振替 00800-1-114469 
           「くらし しぜん いのち 岐阜県民ネットワーク」                      以上
● 署名・記名用紙と住民監査請求事項
   印刷用 PDF版
 テキスト・データ版
 岐阜県庁ぐるみの長年の裏金作り・隠し・費消事件にかかる支出及び財産の管理に関して、違法もしくは著しく不当であるから、関係者に次の趣旨の措置をするよう住民監査請求する。
 1.過去20年分の裏金の全額の返還(含む利息) 
 2.当該期間の監査委員に支給した給与・報酬・手当等の全額の返還 
 3.梶原前知事の退職金全額の返還 
 4.以上3項につき知事等権限ある者の怠る事実の是正
 5.個別外部監査の求め



※ 請求権者は、法律上の行為能力が認められる限り、成年・未成年、国籍を問わない
 同住所は"でもよい 氏名だけは自ら署名すること 認印でよいが印は必須 職業も適宜でよいが必須

返送先  〒501-2112 岐阜県山県市西深瀬208 寺町方   tel/fax 0581-22-4989
   期限  2006年9月28日(木) 必着
住    所       職業    氏名 (自署) 印  
 (以下、略)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 なお、9月1日の県の委員会の調査報告の約60ページのデータは次にある。
 これが、県側の今後の標準となるのだろう。 
    9月01日 「不正資金問題に関する報告書」を知事に提出   下記にリンク
       「知事への提出」のもよう(約1分)と「記者会見のビデオ(約1時間)」にもリンクあり

    9月01日 不正資金問題に関する報告書について   下記にリンク
       「不正資金問題に関する報告書」(PDF版 56ページ)
       「計算書」(PDF版 3ページ)
       「報告・提言のポイント」(PDF版 1ページ)

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 今朝のテレビで、全国オンブズの「包括外部監査の通信簿」が発表され、流れていた。
 事務局の内田さんの2006年 09月 11日のブログに、説明と各種データへのリンクがアップされた。
   2005年度包括外部監査の通信簿 オンブズマン大賞は島根県

 詳しくは、そちらをどうぞ。 ここでは、一部だけ引用。 
 
全国市民オンブズマン連絡会議(事務局・名古屋市)は、今回で7回目となる2005年度の「包括外部監査の通信簿」を2006/9/11付で発表し、
優秀賞5自治体(神奈川県・新潟県・大阪府・島根県・横須賀市)の中から
オンブズマン大賞として島根県を選びました。
 活用賞として福島県など33自治体・40の監査報告書を選びました。
改善要望が出されたのは秋田県など20自治体・26の監査報告書です。

 地方自治体を公認会計士・弁護士・税理士など外部の目で監査する「包括外部監査制度」が地方自治法改正で1999年よりスタートしていますが、
それら「包括外部監査報告書」を市民の目からチェックするという「包括外部監査の通信簿」を全国市民オンブズマン連絡会議が毎年発表しています。

 平成17年度に包括外部監査を実施した都道府県・政令市・中核市・条例自治体は合計111,監査報告書は174テーマにも及びます。公認会計士・弁護士・税理士など、「プロ」の目から自治体をチェックしている
 包括外部監査は、行政だけでなく、議員や市民こそ大いに活用すべきだと思います。今回優秀賞や活用賞に選ばれた包括外部監査の視点は、他自治体でも通用します。CD-ROMに入っている包括外部監査報告書をぜひ活用して頂きたく思います。  (以下、略)
 

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 今までの他県の裏金問題で、私的飲食などの不正は「通常」に理解されている。しかし、今回の岐阜県の「個人保管」というのは極めて特殊だ。
 フツウの言葉でいえば「ネコババ」だ。
 税金、公金をくすねて、自分の懐(ふところ)に入れる・・・他県で裏金づくりをしていた職員たちも信じられないだろう。

  まさに、 7月6日のブログ の中で紹介した、県職員OBの話のとおりだ。
ある電話。OB。「1億とか2億とか言うけど、自分たちの感覚では、実際より一桁は少ない・・・一つの事業所なら1千万はあった・・・『個人に預ける』という片付け方もあった。それじゃ、『ネコババだ!』と思った・・・」

 先日、検討委員会が認定した「個人『保管』は1億5000万円」だって。
 信じられない。(とはいえ、実は、もっと多いだろうと思わせるのが今回のこと)

 
 ところで、 獅子神頭取 さんが下記のようなポスターをお作りになり、トラックバックがあった。
     岐阜県よ! このポスターを採用せよ 

傑作なので、現物のアドレスに直接リンクして表示


 ともかく、最近の報道(結局、県の動き)をみると、県の調査などに虚偽報告した者を厳しく問う雰囲気がある。虚偽報告はいけないからそれ自体は良いとして、本案の、裏金作りやその費消の問題をボカソウとしていると感じる人は少なくない。

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● 裏金づくり、95―03年度も確認 総額2億9900万円  9月3日  岐阜新聞
 県の裏金問題で、裏金づくりは2003(平成15)年度まで一部の部署で続いていたことが2日までに、第三者機関「プール資金問題検討委員会」の調査で分かった。県情報公開条例が施行された1995年度以降は適正な予算執行が徹底されたとみられていたが、3年前のごく最近まで不正経理が続いていたことになる。

 95年度以降につくられた裏金は総額約2億9900万円。12年間の裏金全体額のうち、2割に当たる。検討委によると、最後の裏金づくりが確認されたのは、2002、03年度の地方労働委員会事務局で、カラ出張の旅費で捻出(ねんしゅつ)した。

 旅費の支払いは、組織での裏金づくりを防ぐために97年6月、出張した職員本人の銀行口座に振り込まれるように改められた。しかし、地労委では、いったん職員に振り込まれた旅費を、組織に戻す操作で裏金化していた。

 こうして2年間でつくった裏金は7万円と比較的少額だが、時期は県立衛生専門学校(00年5月)や、中山間地農業試験場(01年2月)での裏金づくり、元国際課職員が逮捕された公金着服事件(01年9月)の直後。検討委は「態様は悪い」として、担当職員には相応の処分をすべきとしている。この職員は、検討委の前段で行われた県内部調査で「不正経理による資金づくりがなかった」と説明していたが、検討委が調査結果を公表する4日前になって事実を報告してきた。

 全庁的に裏金づくりが激減した98年度以降も、不正を続けたのは地労委を含めて6所属。このうち、農業総合研究センター(現農業技術センター)は生産物を農協に出荷して裏金を捻出していたが、同様の手口を取っていた中山間地農業試験場で不正が発覚したため中止。しかし県は中山間地の不正を発表したものの、農業センターの件は明らかにしなかった。

 県が長く裏金問題を隠ぺいし続けたことについて、検討委のメンバーは「一言で言うと組織の体質だと思う。隠す方、隠す方へ組織みんなが動いていた」と指摘している。 

● 1億5000万円は個人保管 岐阜県裏金『業務上横領の可能性』   9月3日 東京新聞
 約十七億円に上る岐阜県庁の裏金問題で、このうち約一億五千万円分は職員が個人名義口座や現金で保管していたことが二日分かった。県の調査では否定しながら、弁護士らによる検討委員会に打ち明けた職員もいた。検討委は「個人保管は業務上横領に当たる可能性がある」としている。

 検討委などによると、裏金の個人保管は五十九件判明。このうち当時の生涯学習課に所属していた会計担当職員は、二〇〇〇年度の県教委の組織再編を前に、上司の指示で計約千百五十万円を自分名義の銀行口座に入れたり、現金のまま貸金庫で保管していた。
 この職員は裏金の有無について県の調査チームに「資金の引き継ぎはなかった」と虚偽回答をしていたが、その後、検討委に事実を報告、「上司をかばってうそをついた」と説明した。

 また、高山建設事務所(現飛騨建築事務所)では、二人の職員が二〇〇〇年度に計約五百八十万円を現金で自宅などに保管。このうちの一人は、入札談合情報をめぐる警察捜査の危険を感じたことを、自宅保管の理由に挙げているという。
 検討委によると、これらの保管金は問題発覚後に全額が県に返還されている。

● 職員59人、個人保管 岐阜県裏金  9月3日 朝日新聞 2006年09月03日11時00分
 岐阜県で総額約17億円もの裏金が作られた問題をめぐり、弁護士でつくる検討委員会による調査で、職員59人が裏金を個人的に保管していた実態が明らかになった。その総額は約1億4800万円にのぼる。検討委員会は「保管に苦痛を抱く職員も多数いた」と分析したが、説明がちぐはぐなものもあり、「中には個人で使うつもりだった者もいると思われる」とも指摘。県は私的流用が判明した場合、悪質な事例は刑事告発することも検討している。

 検討委員会が1日に発表した報告書などによると、最も多額だったのは県教育委員会の生涯学習課にいた職員が保管していた1154万円。調査に対し、当初は裏金の存在を否定したが、後になって認めた。最初にうそをついた理由を「上司に迷惑がかかるから」と説明。だが、上司に相談した形跡はなかった。
 個人保管した理由については「上司の助言で裏金の預金を解約したが、バッグに入りきらなかった現金を自分の口座に保管した。私的流用は一切ない」などと話したが、つじつまの合わない点が多いという。

 高齢福祉課の職員は当初、裏金550万円を職員組合に持ち込んだと説明したが、後になって現金を返しにきて、「倉庫を整理していたら、箱の中に現金入りの小包を見つけた」と説明した。だがそのお札は、旧札ではなく当時は流通していたはずのない新札だった。

 東濃地域保健所にいた職員は、152万円を現金で保管していたというが、半分ほどが新札だった。「自宅で保管中に紛失した場合、旧札だと被害届を出したときに不審に思われるので新札にした」と釈明したという。
 こうした、うそや矛盾のある回答など、問題があると検討委員会がみなした職員は7人いた。県は内部調査の際、職員らに「情報を明らかにしなかった場合には個人の責任も強く問われる」と明示しており、虚偽回答などをした職員は処分する方針だ。

● 1億5千万円分は個人保管  岐阜、職員が口座や現金で  2006年09月02日 岩手日報
 約17億円に上る岐阜県庁の裏金問題で、このうち約1億5000万円分は職員が個人名義口座や現金で保管していたことが2日分かった。県の調査では否定しながら、弁護士らによる検討委員会に打ち明けた職員もいた。検討委は「個人保管は業務上横領に当たる可能性がある」としている。

 検討委などによると、裏金の個人保管は59件判明。このうち当時の生涯学習課に所属していた会計担当職員は、2000年度の県教委の組織再編を前に、上司の指示で計約1150万円を自分名義の銀行口座に入れたり、現金のまま貸金庫で保管していた。
 この職員は裏金の有無について県の調査チームに「資金の引き継ぎはなかった」と虚偽回答をしていたが、その後、検討委に事実を報告、「上司をかばってうそをついた」と説明した。

● 「刑事告発の対象、数人いる」検討委が指摘   9月2日 岐阜新聞 夕刊
 「刑事告発すべき者が数人いる」―。県庁の裏金問題で、弁護士3人による「プール資金問題検討委員会」は1日、県庁で行われた同問題の報告で、関係者の刑事告発について言及した。さらに「個人的に裏金を費消したと疑われるケースも数人あった」と私的流用の可能性も明らかにし、県に刑事告発を促した。

 検討委は報告書で、関係者の刑事責任について、不正経理により裏金を捻出(ねんしゅつ)した行為は「詐欺罪が成立する可能性がある」としたほか、県調査チームの調べで明らかになった裏金を焼いた行為や、ユニセフへの寄付についても「業務上横領罪などが成立する可能性がある」と指摘した。

 しかし裏金づくりや県職員組合への集約、保管などは「基本的には組織ぐるみの行為」として、「資金を返還すれば、刑事責任まで問う必要はない」と関係者の多くは刑事責任ではなく、返還や内部処分で足りるとの考えを示した。

 焦点の刑事告発については「刑事責任を問うことが可能な者に限定すべき」とし、「現時点で刑事告発をすべき関係者が数人いる」と言及。幅隆彦委員長は記者会見で「現段階でいつ、どんな行為があったのか具体的な発言は控えたい」と話した。また、梶原拓前知事や、裏金の隠ぺいを指示した森元恒雄元副知事らの刑事告発についても、関与の度合いや立証の問題から難しいとの見解を示した。

 一方、刑事告発に絡み県職員組合の三浦孝雄中央執行委員長は同日、組合に持ち込まれた裏金を費消した疑いもあるとして、当時の組合幹部の刑事告発を検討していることを明らかにした。組合への第1次集約期(1999年1月から3月ごろ)に裏金が入金された口座から、当時の組合幹部が3回にわたり約1000万円を引き出し、使途不明になっている。この幹部は調査に対し「記憶が定かでない」「組合活動に使った」などと証言しているという。組合は業務上横領容疑の可能性もあるとみて、幹部を刑事告発するかどうか検討している。

 古田肇知事は検討委から報告書を受け取った後「内容によっては刑事告発もありうる」と述べ、あらためて厳しく対処する方針を示した。

 関係した現職職員の処分について、プール資金問題検討委員会は、1998(平成10)年度当時、県職員組合への裏金の集約に直接関与した元知事公室次長、裏金の受け入れに直接関与した当時の組合役員について、問題の発覚を遅らせた責任は重大として「重い処分が相当」と、県が行う処分の方向性を示した。

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 ニラの花があちこちに咲いています。

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いつもいる虫。


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 梶原会見のその2。
 県関係の公職からは降りるがその他は残るという。
 他の公職は、昨日のブログ、「会見のその1」で引用した中日新聞に列記されている。


「あの人が岐阜県の裏金知事」と銘打たれた広告塔になるつもりなのか。

 そういえば、前知事は、首都機能移転誘致事業では、毎年4億円もの広告費などを使っていた。
 半分は全国紙の新聞の全面広告の費用。「首都機能の移転が実現しなくても、岐阜県の名前が全国に売れればいい」と豪語していた。
 その費用支出を問いかけた住民監査請求・住民訴訟は、岐阜地裁が全面棄却、名古屋高裁は一部勝訴、最高裁では棄却、という結果だった。

ちなみに、その後「一桁」少なくなった岐阜県の首都機能移転誘致事業の予算。
 この予算について、別の理由で、第二次の住民訴訟を提起していた。その判決は、偶然にも今度の14日木曜日。

 ところで、梶原氏の記者会見の日の夕方、県政の記者クラブに、「11日月曜日に、裏金事件に対して、県民の皆さんへの『運動を提唱』をするので、その説明」の会見をお願いした。午後3時半になった。
 もちろん、このブログで紹介する。

 なお、岐阜新聞の裏金問題の特集ページのトップページのイラストが、年度ごとの裏金推移のグラフになっている。とても分かりやすい。
   岐阜新聞・裏金問題特集

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● 梶原前知事、裏金問題で謝罪 9月9日 岐阜新聞

  
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  記事
 県の裏金問題の発覚から約2カ月。第三者機関「プール資金問題検討委員会」から「重大な責任がある」と指弾された梶原拓前知事が8日、岐阜市内で記者会見した。会場には大勢の報道陣が詰め掛け、その言動に注目した。県政を大きく揺るがす事態に発展した裏金問題。梶原前知事の説明責任を追及する声は日増しに強まっていた。「申し訳ありませんでした」と当時の最高責任者として頭を下げた梶原前知事。ただし、裏金問題についてはあらためて関与を否定。事実関係の解明は棚上げし、裏金の返還を最優先する考えを強調した。県民からは「裏金を返せばいいという問題ではない。真実を話すべき」「もっと早く謝罪すべきだった」と厳しい批判が噴出した。

 「多大なご迷惑をお掛けして深くおわび申し上げます」「今省みても恥じることはない」。県の裏金問題で第三者機関「プール資金問題検討委員会」から「責任が極めて重い」と指摘された梶原拓前知事は、当時のトップとしての責任を認めて深く謝罪する一方で、裏金の隠ぺい工作に関しては自身の潔白性を主張した。深刻な事態に陥った県政に責任を感じながらも裏金の点検に消極的な姿勢を示したとの批判は腹に収まらない様子。返還金に関連し、退職金を返納する考えがあるか聞かれると、「4期16年の成果とは関係ない」と突っぱねた。

 梶原前知事が会見するのは8月8日以来1カ月ぶり。前回会見では記者の質問を遮るように約1時間、自己主張を続けたが、今回は冒頭に深く頭を下げながらおよそ10分間、謝罪の言葉を並べた後、質疑応答に応じた。

 前半は神妙な口調で「深く後悔し反省している」などと言葉を並べていたが、主張の矛盾点や責任の取り方について追及する質問が相次ぐと、語気を強める場面も。裏金問題の調査を控えるよう進言したとされる森元恒雄元副知事とのやりとりについて「森元さんの発言によって裏金問題に消極的になったことは一切ない」と釈明。「森元さんとのやりとりに限らず、誰がどう関与したかの事実関係は当面棚上げし、お金の返還を優先したい」と続けた。

 また検討委報告で、梶原前知事の出張時のホテル代の一部が裏金から支出されていたと記述されている点については、「自分のカードで決済していた」と反論。検討委報告とどちらが正しいのかとの質問には「私が正しい」と即答した。検討委が「裏金があるかどうかを調査せず、もし見つかれば厳しく処分するとの姿勢を通したことが、焼却・廃棄などの行為を招いた」と指摘したことについては、「短絡的だ。札束を焼くなどというのは個人の問題」と否定した。

 報告全体については「短期間で詳細にまとめたことには敬意を表したいが、私や関係者にとっては不満な点もある」などと苦言を呈し、「このままでは世間に誤解を招く」として、自身のホームページに説明文を掲載する考えを示した。

総点検の回避了承を否定 森元氏証言と食い違い   記事
 県の裏金問題で、当時の森元恒雄副知事(現参院議員)から裏金の総点検を自重するよう進言を受けたとされる梶原氏は、会見で「臭いものにふたをするという気持ちで動いたことは一切ない」と述べ、裏金の存在を隠すために総点検の回避を了承したとの指摘を否定した。

 検討委員会によると、森元氏が進言したのは、1996(平成8)年ごろとされる。梶原氏の出張の際のホテル代の一部に裏金が充てられていることを挙げて説明した。

 検討委の聞き取り調査に対して、森元氏は「総点検をすれば、職員の間に批判や動揺、相互不信が生じて県庁全体が混乱すると考えた」と証言。「(梶原知事を守るために)おとこ気を出した」と当時の心情を語った。

 これに対して、梶原氏は会見で「臭いものにふたというニュアンスで森元氏が発言したことはありえない」と反論し「認識に食い違いがある。裏金問題で消極的になったことは一切ない」と強調。森元氏が進言の中で、裏金の存在を具体的に示していれば「総点検をしていた」と述べた。

 その上で梶原氏は「まずは裏金の返還が最優先の課題であり、事実関係の解明は棚上げしたい」
とし、金の返還のめどがつくまで証言の食い違いには言及しない姿勢を示した。


県民不満・怒り  記事
 県の裏金問題に関する記者会見で「トップの責任を痛感している」として謝罪した梶原拓前知事。だが、県民からは「信用できない」「真実を語るべきだ」などと厳しい声が相次いだ。

 岐阜市の会社員沢田さん(36)は「知らなかったはずはない。早く返済してほしい。今回の裏金の件で岐阜県のイメージが全国的にも悪くなってしまった」と、不満をもらした。

 「口で謝っても信用できない。まさに怒り心頭」と言うのは、同市の主婦酒井さん(47)。「汗水流して働いたお金が勝手に使われて、私たちは泣き寝入りするだけ。税金を県民に返してほしい。たとえOBの手で返還されても、どう使われるのか分かったものではない」と不信をあらわにする。

 関市栄町のパート女性(48)は「この時期に会見を開いて、今さら関与を否定する姿にあらためて怒りを覚える。謝ってお金を返せば良いという問題ではない。梶原さんが先頭に立って、真実を話すべき」と憤る。

 大垣市のカフェ経営の男性(31)は「謝罪したことは評価できるが、『やましいことはない』というのでは、前知事というトップとしての謝罪になっていない」と憤慨。「前知事の立場で知らなかったという時点で、すでに問題がある。裏金問題は県民として恥ずかしいし、言葉で言い表せないぐらい憤りを感じている。これを機会に誤った体制を根本から改めてほしい」と注文する。

 飛騨市古川町の会社員の女性(36)は「もっと早く県民に謝罪すべきだった。県の公職を辞めたのも、自ら進んでというより、他人に指摘されて仕方なしという印象。個人的にやましいことはないと言われていたが、本当にそうなのか、腑(ふ)に落ちないところがある」と話す。

 土岐市泉町大富の主婦(69)は「頭を下げて済む問題ではない。当時のトップとして知らなかったでは済まされない」と怒りをぶつけた。また梶原前知事が関与を否定したことに「これだけ旧幹部の関与が明らかになっているのに、自分だけ知らないはずがない」と指摘し、「裏金の存在を知らず、肩身が狭い思いをしている現職職員がかわいそうだ」と話していた。



 ● 梶原氏 報告書に反撥 市民からは批判も 
 9月9日 毎日
 


● 裏金問題、岐阜前知事が陳謝 返済の考え示す 9月9日 朝日新聞

 

   9.8朝日 2006年09月08日21時13分
 岐阜県の裏金問題で、梶原拓前知事が8日、岐阜市内で記者会見し、「適切な時期に徹底的な裏金の調査をしなかった。県民、国民に多大な迷惑をかけた」と謝罪した。他の県職員OBとともに、裏金を返す考えも示した。ただ、具体的な返済額には言及せず、裏金の隠蔽(いんぺい)を了承したとの指摘も従来と同様に否定。「今は裏金の返還に専念し、事実関係の検証は棚上げにしたい」と述べた。
 会見の冒頭、梶原前知事は「適切な時に裏金の調査をしなかった判断ミス、多額の裏金があったことを知り得なかった情報ミスがあった。深く後悔し、反省している」と頭を下げた。
 弁護士による検討委員会は、梶原前知事は森元恒雄元副知事(現・自民党参院議員)に裏金隠しを進言されて了承し、その際、東京出張のホテル代の一部が裏金でまかなわれていることを知らされた、と指摘している。
 これに対して梶原前知事は、裏金の使用については、自分のクレジットカードでホテル代を払っていたことを根拠に全面的に否定したうえで、「今は裏金の返還に専念したい。言った言わないとなると収拾がつかなくなるので、事実関係の検証は棚上げにしたい」と言及を避けた。
 自分自身での裏金の返還については「重大な責任に見合う返還をする」としたが、具体的な金額は今後、県職員OB間で相談すると述べるにとどまった。
 県関係の公職は辞職したが、それ以外の団体の役職については退く意思がないことも明らかにした。
 梶原前知事の会見について、検討委の委員長を務めた幅隆彦弁護士は「返還額を明らかにしないなど、当時の最高責任者として情けない対応だ。政治的な責任の重さを認識し、他の退職者に範を示してほしい」と話した。

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 9月8日の梶原前知事の釈明会見。
 現場で聞いた人の感想・・・・
    「独演会だった」「何も新しいことは無かった」

 「究明より返還が先」という言い分には驚いた。
 究明しなければ、なぜこんなことになったかが分からず、責任が明らかにならなければ再発防止もできない。それに、OBらの返還額も決まらないだろうに。
 トップが私が悪かった、退職金を返還する、とでも言えば、OBたちも納得して返還に応じるだろうに。
 潔よくない。どこまでも往生際が悪い。

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 上の左の写真のカラー版が中日新聞系列の日刊福井県民新聞に出ていたのでリンク。
 リンクが切れるまでは表示さるはず。


● 岐阜県裏金問題の真相「棚上げ」 梶原氏会見 謝罪と裏腹に強弁
   9.9 中日新聞
 岐阜県庁の裏金問題で8日、1カ月ぶりに公の場に姿を見せた梶原拓前知事。「説明」に終始した前回記者会見から一転、謝罪の色を強めた。しかし「事実関係については棚上げする」と語って真相究明を求める声には答えないまま。県関連以外の公職辞任や退職金の自主返還についても否定、謝罪の言葉とは裏腹に、その言葉からは県政のトップの責任をどこまで実感しているのか判然としなかった。
 「当時の最高責任者として県民、国民の皆さまに深くおわび申し上げます。申し訳ありませんでした」。梶原氏は会見の冒頭、10秒近く深々と頭を下げた。報道陣の質問を遮りながら1人で1時間ほど語り続けた前回の会見とはうって変わり、自らの責任と返還方法を神妙な表情で切々と述べた。だが、自分自身の責任に関する核心部分に質問が及ぶと、途端に歯切れが悪くなった。
 検討委が報告書で、裏金の隠ぺい工作に「きわめて重大な意味を持つ決定」として挙げた「森元恒雄元副知事が裏金の調査を控えるよう進言し、梶原氏も了承した」というやりとり。この経緯についての質問には「『くさいもの(裏金)にフタをする』という趣旨で聞いた記憶はない」と、事実関係について明言を避けた。
 報道陣から4期分、総額1億8000万円に上る退職金を返還するべきではないかと質問が及んだ時は、顔色が変わった。「16年間命がけで県政に励んできた結果だ。裏金の返還とは全く関係ない」と強い口調で否定。
 また、既に辞任届を出した岐阜県関連の公職以外の役職についても「岐阜県の問題とは関係ない」として、辞める意思を示さなかった。
 この日の会見に対し、岐阜市の自営業沢有紀さん(30)は「県関連の公職辞任だけでは誠意が感じられず、潔くすべての役職を辞任すべきだ」と注文。同県恵那市の女性商店主(69)は「組織が寄付行為などをする時は、その長が一番多く出すのが当たり前。返還に退職金を差し出すぐらいのことは、考えなければならない」と指摘した。
 ■県関係以外の公職

 日本再生研究会代表▽地方自治情報センター顧問▽都市みらい推進機構顧問▽地方の拠点まちづくり協議会会長▽農林水産業から日本を元気にする国民会議共同代表幹事▽地域自立戦略会議アドバイザー▽異質文化交流と日本の活力に関する研究会委員▽プロ野球有識者会議座長▽デジタル時代のNHK懇談会委員▽文化観光懇談会委員▽東京農業大客員教授▽立命館大客員教授▽麗澤大客員教授▽中部学院大客員教授▽東洋大大学院経済学研究科シニアアドバイザー
 (日本再生研究会ホームページより)
 ◇返還額も明言せず OB結束を優先 
 裏金の返還について、梶原氏は会見で「県民に目に見える形で誠意を示したい」と語ったが、自身の返還額については「責任に見合う負担をしなければならないと思う」と語るにとどまり、退職金からの返還も否定するなど具体性を欠いた。
 梶原氏は「県職員退職者協議会を中心に退職者仲間が結束を申し合わせている」と説明。返還の体制づくりに率先して取り組む考えを示した。
 しかし、自身の返還額については「結束を乱すもとになるので、独自に意見を言ったりしてはいけない」と明言を避けた。
 県職員退職者協議会は県職員OBでつくる任意団体で、現在の会員数は3583人。「正確に把握していないが、だいたいOBの6割くらいが入っているとみられる」(事務局)という。
 第三者組織の検討委員会は県に返還されるべき額を約14億4500万円と認定。梶原氏らOBが全体の6割の約8億6700万円を負担する枠組みを示している。


● 裏金「率先して返還を」 前知事に県民が厳しい声  
9.9 中日新聞

 県庁の裏金問題をめぐり、梶原拓前知事が八日、岐阜市内で行った記者会見。どういういきさつで裏金が隠ぺいされるに至ったかという肝心の部分は「言った、言わないで収拾がつかなくなる」と明らかにされず、返還についても具体的な額などは触れられないまま。県民からは梶原氏に対し「すべての公職から退くべきだ」「OBの返還分の半分くらいは支払って」などの厳しい声が相次いだ。(県裏金問題取材班)
 「全国に岐阜県の悪いイメージを与えてしまった以上、県の公職を辞めるだけでは物足りない」と話すのは、恵那市の商店主安藤富貴子さん(69)。高山市桐生町の無職内戸角一さん(72)も「県民を無視していたのだから県関連の公職を辞めるのは当然。そのほかの公職は直接関係はないが、長い間(裏金を)黙っていたのだから(公職を任せる上で)信用できない」と指摘した。
 一方、今後の返還について「トップの責任として、二億円近い退職金以上の額を県民のために返還してもらいたい」と言うのは大垣市荒尾町の塾講師川口美紀さん(39)。
 関市北福野町の自営業石原孝悦さん(66)さんは「梶原前知事の責任を考えれば、OBの返済分とされる八億七千万円の半分は支払うべきだと思う。退職金についても少なくとも半分は県に返還すべきだ」、岐阜市平和通の主婦(45)は「まず梶原氏が率先して検討委の算定した返還分の半額を返還しなければ、今後ほかの公職を続けるにしろ、まったく信用は得られないと思う」と話した。
 ◇県職員組合が訴訟費用返済求める
 県職員組合は八日、梶原拓前知事に貸し付けた訴訟費用のうち、和解・敗訴により公費で償還できない五百五十八万余円の返還を同氏に求めることを決めた。
 組合は貸し付けが正規の制度であるため「本人から返済の話があれば応じる」と慎重な姿勢だったが、梶原氏がこの日の会見で「(組合に)お決めいただきたい」と発言したのを受けて決断した。
 第三者組織の検討委員会は、この貸付制度の原資の一部に裏金が充てられていたことを問題視し、報告書で返還を求めていた。三浦孝雄中央執行委員長は「報告書の指摘を重く受け止めなくてはならない。本来は前知事にご自分で判断してほしかった」と述べた。
 ◇元副知事も辞任届 5人全員が公職退く
 県庁の裏金問題で、第三者組織の検討委員会から公職辞任を求められていた元副知事の桑田宜典氏(69)が八日、「管理監督の立場にあった者としての責任を痛感した」として、県顧問の辞任届を出した。県内水面漁場管理委員会長の辞任届も提出した。
 これで、検討委から公職辞任を促された梶原拓前知事(72)ら五人の元幹部全員が辞任届を出したことになる。
 また検討委からは名指しされていなかったが、県職員組合へ移し替えた一九九八年当時の出納長だった藤田幸也氏(69)は、県職員退職者協議会長と岐阜銀行監査役を辞任した。
 ◇400万円焼却の職員が謝罪
 県庁の裏金問題で、検討委員会の調べに対して約四百万円を焼却処分したと証言した元県教委学校人事課の男性職員が八日、本紙の取材に応じ、「全額を返還し、処分を受ける」と謝罪した。
 この職員によると、学校人事課に着任した際、前任者からロッカー内の裏金約四百万円を引き継いだ。会計監査が厳しくなってロッカー内では発覚する恐れがあると思い、人事関係書類に交ぜて焼却処分に回したという。
 その時の心境を「正直ほっとしたが、後ろめたい気持ちもあった」と振り返り、「今は取り返しのつかないことをしてしまったと思う。後悔の気持ちは一生持ち続けるだろう」と話した。また、使い込んだ疑いが持たれていることに対しては「絶対にない」と否定した。

 ■梶原前知事の一問一答
 梶原拓前知事の記者会見の主な一問一答は次の通り。
 -具体的なお金の返還方法は。
 独自に意見を言ったり行動するのでなく、退職者の代表的な皆さんと共同歩調で行動したい。県職員退職者協議会を中心にして相談していく。

 -検討委は、梶原前知事が一九九〇年代半ばに総点検する意向だったと報告した。
 他県で総点検していたので一度という考えがあったのも事実。結果、やらなかったことが重大な責任。他県に先駆けて是正策を講じ、職員の協力に信頼感があった。成果を点検するためにも、調査を徹底してやるべきだったと後悔している。

 -当時の森元恒雄副知事と発言が食い違う。
 問題なのは二つ。総点検をすると職員に迷惑が掛かるというのと、私が出張した時にホテル代の差額を裏金で支払っていたというもの。私は裏金問題に対し消極的になったことは一切ない。ホテル代の差額は常にフロントでカードで決済した。裏金うんぬんの話はなかったと思う。予算外の支出が必要になった時は、私の後援会に負担してもらった。年間四、五百万円。少なくとも予算外の支出で迷惑を掛けたことはなかったと思う。不正経理の具体事例があれば、対応が大きく違った。

 -前回の会見では、森元さんとの会話を記憶にないと言った。
 臭いものにふたというニュアンスで森元さんが発言されたことはあり得なかったと、私の記憶では思っている。今、退職者仲間が結束して事に当たる段階。森元さんとの間でどうだったとか、関与した、しないというのは当面棚上げにしたい。
 -不作為の責任、情報ミスと言った。
 知事在任中、正々堂々と県民の代表として仕事をした。今、顧みても恥じるところはない。
 -お金を焼いた、捨てたに批判がある。
 職員の全部が札束を焼いたわけではない。そういう行為をした本人の問題。公務員である前に国民として恥ずべき行為。厳しく指弾されるべきだ。
 -勲章や民間の職は。
 あくまでも岐阜県の問題。公職を辞任した。
 -やましいことは今でもないか。
 表面化して以来、私の話すことに何ら修正変更はない。やましいことをした覚えは一切ない。
 -公職を退くのが遅いという県民の声がある。
 事実関係が公式に明らかになってからと思っていた。
 -四期十六年で一億円を超える退職金を手にしている。
 命がけで県政に励んできた。その成果。退職金とお金の返還は全く関係ない。
 -裏金をすべて一人で返す気は。
 社会的責任と受け止めている。法律上、損害賠償につながる相当因果関係があるとは思っていない。


● 「梶原氏は責任逃れ」 岐阜県裏金 検討委委員長が前知事発言を批判 9.9中日
 梶原拓前知事が会見で「森元恒雄元副知事の『総点検に慎重になれ』との趣旨の発言は記憶にない」と述べたことについて、裏金問題を調べた第三者組織の検討委員会の幅隆彦委員長は8日、「梶原氏は森元氏とのやりとりを覚えている気がする。会見は本来の責任部分を回避し、評価できない」と語った。
 梶原氏は会見で、森元氏が裏金を総点検せずに推移を見守るよう進言したとされるやり取りがあったことをあらためて否定した。これについて、幅氏は「森元氏の話を信用している」と述べた。
 梶原氏の東京出張時のホテル代の一部が裏金から出ていると森元氏が伝えたとされる点について、梶原氏が「指摘は個人的中傷と受け取った」と語ったことには「森元氏の言葉をすり替えている」と述べた。
 また、梶原氏が「段階的に是正策を講じてきたので1995年ごろには(裏金は)なくなっていると思っていた」と説明したことについては、「94年度までは何をやったのか。しかも、その後も裏金問題は一部が表に出た」と指摘。梶原氏が裏金存在の可能性を知っていてもおかしくはなかった、との認識を示した。
 森元氏は8日、「検討委に知っていることはすべて説明しており、現時点で記者会見であらためて話すことはない」と文書で回答した。
 ■梶原前知事発言の要旨

 【責任】当時の最高責任者として重大な責任を痛感。裏金について、適切な時期に総点検をしなかった判断ミスと問題を知り得なかった情報ミスの2点があり、深く後悔し反省している。
 【総点検しなかった理由】他県に先駆けて是正策を講じ、職員の協力に信頼感を持った。問題が出ていないのに調査する必要はないとの考えに移った。就任以来講じてきた成果を点検するため、徹底して調査すべきだった。
 【返還】退職者の仲間が一致結束して当たらなければならない。私自身、率先して努力する。県職員退職者協議会を中心として相談していく。
 【森元恒雄元副知事とのやりとり】退職者間で言った言わないを問題にすると収拾がつかない。事実関係は棚上げにしたい。真相究明にはすぐに取り組む雰囲気ではない。(梶原氏の出張時の宿泊料の差額分に裏金が入っているとの森元氏発言について)ホテル代は常にカードで決済し、差額は個人の通帳で決済していた。まったく心外。私のホテル代の話ではなく、他に不正経理の具体的な事例を示してもらったら対応は大きく違った。それをきっかけに総点検に動いたはずだ。
 【裁判費用】組合に返す義務があるものは返す。不正資金が入っていたと知ったのは最近。組合の判断を待つ。
 【焼いて捨てた】公務員である前に国民として恥ずべきことだが、それと裏金の総点検をしなかった責任を結びつけるのは短絡的。
 【退職金】4期16年命がけで県政に励んだ成果。退職金の問題と金の返還は関係ない。


● 岐阜県の裏金、梶原前知事が「責任痛感、返還に努力」
 9.8 読売

 岐阜県庁の裏金問題で、梶原拓前知事が8日、岐阜市内で記者会見し、「当時、最高責任者の立場にあったものとして、責任を痛感している。県民の皆さんに深くおわびしたい」と陳謝した。

 裏金の返還には「率先して努力していきたい」と述べた。
 県が第三者機関として設置した検討委の報告書の中で、裏金の総点検を怠った責任を指摘されたことについて「当時、徹底的な調査をしなかったことは、私の判断ミスだった」と認めた。
 裏金の返還方策については「岐阜県退職者協議会を中心に退職者仲間が結束してことにあたらなければならない」と語り、退職者の間で意見交換を進めていることを明らかにした。
 その一方で、裏金隠しへの関与については、重ねて否定した。
 また、裏金を焼いたり捨てたりした職員に対しては「本人の問題であり、恥ずべきこと。厳しく処分すべきだ」と話した。


● 裏金問題「多大な責任痛感」・梶原前岐阜県知事が会見 9.8日経
 岐阜県庁の裏金問題で、弁護士による検討委員会から重大な責任があると指摘された梶原拓前知事が8日、岐阜市内のホテルで記者会見を開き、「当時の最高責任者として多大な責任を痛感している。国民や県民に深くおわびする」と謝罪した。返還については「率先して努力する」と述べた。

 同氏は1日の検討委の調査結果をよく吟味した上で会見したいなどとして当初の予定を延期していた。

 これまで裏金問題については、1989年2月の知事就任時には知っていたとしたが、「改革を進めて問題は解消したと思っていた。一切やましいことはない」などと主張していた。

 検討委は「早い段階で(裏金を)明らかにできた機会があった」と総点検を怠った梶原氏を厳しく批判した。

 古田肇・現知事も「最初の判断が重大な事態を招いた。リーダーの責任は重い」と指摘。検討委の提言どおり公職の退任を求め、梶原氏は県顧問の辞任願を提出した。〔共同〕 (14:22)


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 今日と明日は、名古屋で、8月に続いて、第4回目の選挙講座。
 前回は 8月12日のブログ (過去の講座にもリンク)

「ジバン・カンバン・カバン」に頼らない「市民型選挙」には、
「政策」を市民に確実に届けることが不可欠。
 来年4月の選挙の人は、そろそろリーフレットを作る時期。
 今回のウェートはそのあたり。

 以下は、第4回講座の内容と課題(宿題)。
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--------------------------------------------------------
第4回「M&T企画/選挙講座」スキルアップ編の内容と課題
会場:名古屋市女性会館

 9月9日(土)13:00~20:00
  《基本は「政策」と「公約」》

A.政策・公約をつくるのはあなた
  あなたは議員になって何がしたいのか?
   政策・公約とは何か/仲間・市民とどうかかわるか 

B.自治体の政策とお金の流れ
   予算とは何か?/自治体の予算と政策の関係は・・・・      
   市民の望む政策を実現/情報公開制度を上手につかう

C.政策のつくり方のじっさい~リーフレットをつくる
    自治体における政策とはなにか?/政策をどうつくるか     
    政策課題となるためのテーマ/政策をかたちにする

D.あなたの選挙の戦略と特徴
     オリジナルチャートを使って

----------------------------------------------------
●課題-1
 【実際のペーパーづくりの評価や修正が、今回の講座の一つの主眼。】

・「リーフレットに類するもの(作る予定のない人は、主たる位置づけのペーパー)」

・「多数配布用のペーパーのニュース」
 この2種について、文章・キャッチコピーなどを割付した原案
 (すでに配布していればそれでもよい)を作成してください。

・前回の講座の時の文書作成の公選法上の注意点や、「
 言葉の置き換えを利用して表現することに留意してください。

●課題-2
 【定番の模擬街頭演説。今回は3分間を1本。】

・「教育」「福祉」「環境」「行政」の4テーマの中から好みの2テーマを選んで、
 選挙の政策として3分間で演説してください。
 例*「きょうは、教育と福祉について、私の政策をお伝えします。
 まず教育について・・・・次に、福祉・・・」
 というようなしゃべりだしのイメージでどうでしょうね。

●課題―3
・8月のセッション2で配布した「M&Tの対談」の資料を全文読んできてください。
・『市民派議員になるための本』7章、9章、10章、11章、
 および第4部「政策実現への道」を読んでくること。

○持ち物
・前回(5.7.8月)までに配布した講座資料の全部。
・『市民派議員になるための本』
・『議員必携』
・『地方自治小六法」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9月10日(日)9:00~14:00
「オプション講座」に参加される方の課題


★あなたの選挙をすすめるにあたって抱えている問題点(課題設定)と、
 それをどう解決したい(獲得目標)のか?(複数でもOK)

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 2005年2月で1985年から副知事、89年から知事として君臨していた岐阜県庁を去った梶原拓氏。知事最終年に全国知事会長になって注目されて以来、裏金事件でまた注目されてきました。

 今日は9月8日に続いて、梶原前知事が岐阜市内で記者会見するとのこと。
 そこで、梶原氏の直接発信しているインターネット情報を少し整理します。

 「日本市民会議・闘う市民会議」って、いったい何をするつもりだったんでしょう。
 「日本再生研究会」っていうなら、岐阜県の裏金事件の後始末はしっかりして、というのは大部分の県民の思いでしょう。

 7月だったか、県庁内の郵便局に入ったとき、カウンターに「日本再生研究会」名として発送する郵便物がたくさんあったので、この近くに所在?? と思いました。
 そしたら、県庁近くでした。
   所在 
  梶原拓事務所・日本再生研究会 [再生日本] 〒500-8384 岐阜市薮田南1丁目7番地 岐阜県ビル602号
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● 日本市民会議・闘う市民会議
   市民政治時代へ 日本再生・地域創造

● 日本再生研究会
   ごあんない  規約など
   代表あいさつ 
 
岐阜県知事、全国知事会会長として在任中、格別のご支援を賜り心より御礼申し上げます。
 去る二月五日、岐阜県知事を退任してから半年近くを経過しました。その間、残務整理、挨拶回り、引越し等を経て新しい仕事に取り組める状況になりましたので、ご報告申し上げます。まず、小生の先任・上松陽助元知事の先例に倣い、古田肇・岐阜県知事より岐阜県顧問(非常勤・無報酬)の任命を受けましたので、側面的に岐阜県政の一助となればと努力して参ります。また上松元知事同様、(財)岐阜県イベント・スポーツ振興事業団(SE事業団)会長を努めさせていただくことになりました。非常勤・無報酬とさせていただきましたが、原則として、毎週水曜日には在室しておりますので、面談等、お受けしたいと存じます。・・・


 日本再生研究会 「拓さんのブログ」

   岐阜県庁の裏金問題について (06.08.08更新)
 ここには、裏金問題につき、森元恒雄元副知事、梶原拓前知事の見解もPDFで掲載されています。
   森元恒雄元副知事 「岐阜県 裏金プール問題について」
   8月7日 県民の皆様へ
 このことについては、私の8月8日のブログ 裏金。岐阜県元副知事・森元恒雄参議院議員が公表 「梶原知事も了解」 。今日、本人の会見 にも情報あります。


● 日本市民会議 2006年6月14日の発足集会
   「市民主導の新しい日本を」 日本市民会議が発足
 (6月)14日、日本市民会議の結成集会でゲストとして講演する元経済企画庁長官の堺屋太一氏(撮影:佐谷恭)
【ライブドア・ニュース 06月15日】- 市民やNPOなどのグループが連携して政策提言と実践活動をする「日本市民会議」の結成集会「立ち上げ1万人集会」(日本再生研究会など主催)が14日、東京都墨田区の両国国技館で開かれた。市民団体などから1000人近くが参加した。

 同会議は会員制の組織で、市民参加型のサイトをインターネット上に作り、活動を進めていく。具体的な活動としては、選挙の際に候補者にマニフェスト作りを要請したり、政治や行政の地方分権が進むよう促したりするほか、企業に対しても企業倫理の確立などを求めるという。

 ゲストとして講演した元経済企画庁長官の堺屋太一氏は「常に経済発展を追い求め、すべての人が同じ方向を目指す大量生産・大量消費の時代は終わり、それぞれの人がそれぞれの満足を追う、多様性が求められる時代になっている。中央官僚に任せておけば安全だという発想を変え、市民主導の新しい日本を創らなければならない」と語った。

 大相撲の旭鷲山関や数学博士で大道芸人のピーター・フランクルさんらも出席。フランクルさんは「日本を良くするためには、日本に住む外国人も一緒に頑張らなければ」と話し、同会議の創設にエールを送った。

 日本市民会議は、梶原拓・前全国知事会長(前岐阜県知事)や浅野史郎・前宮城県知事、国際ジャーナリスト会議の角間隆代表らが共同世話人となって発足した。1年後にNPO(特定非営利活動法人)として正式に発足する計画。“闘う市民会議”として、10年後に会員数50万人を目指すという。【了】

● 発足集会は混乱 
 この当日、参加した浅野氏はその会場の様子に驚き、翌日、他の世話人とともに、降りることを伝えたそう。

 実際、その後の同会のWebページには、「私を除いて面子を入れ替えて続ける」旨の梶原意見が記されていました。(今は、さらに、修正されています)

 ブログ界でも、当日の会場の異様さを伝えるものがありました。

● 同会の進め方の問題 は、下記を読んでいただいても分かると思います。 登場は 内田さん ら。
  6月5日の私のブログ ◆地方分権改革を市民レベルで支援する全国組織「日本市民会議・闘う市民会議」
(その本文の後半とコメントを再掲します)↓

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  連携ネット というところには、いろいろと・・・私のはいっている「全国市民オンブズマン連絡会議」も・・・知らなかった(笑)。 リンカーンフォーラムやピースボートも。

連携ネット
 日本市民会議では、様々な分野で活躍する団体・組織・グループと連携を進め、お互いの関係の強化と情報交換を行う。

『政策ネット』
  「日本市民会議」は、行財政改革、日本再生、地域活性化等、新しい日本を創るべく活動されている団体、組織、グループとの連携を進める。
<連携先>
1.選挙情報専門サイト・イレクション
2.リアルタイム世論調査サイト・リアヨロ
3.公開討論会支援NGO・リンカーンフォーラム

『自衛ネット』
  「日本市民会議」は、人権擁護、紛争・苦情処理等、「市民」の生活を守る機関、団体、組織、グループとの連携を進める。
<連携先>
1.日本司法支援センター・法テラス
2.弁護士ドットコム
3.病院検索ジャパン
4.お医者さんガイド
5.帝国データバンク

『学習ネット』
  「日本市民会議」は、「市民」の学習に関係する機関、団体、組織、グループとの連携を進める。
<連携先>
1.放送大学
2.資格の総合スクール・LEC
3.大学新聞
4.パソコンテレビ・ギャオ・会員1千万人(旧大阪有線とライブドアの提携会社)

『共闘ネット』
  「日本市民会議」は、「市民」が立ち上がるとき共に闘うことが適当と考えられる機関、団体、組織、グループと連携を進める。
<連携先>
1.にほんブログ村(大学生ブログ含む)
2.日本ホームページランキング
3.全国市民オンブズマン連絡会議
4.船旅を通じて国際交流を深めるピースボート

 (以下、6月23日追記) 6月中旬に全国オンブズ事務局から、連携の協議はしていない旨の申し入れがなされ、以後、上記リンクは解除され、表示も修正されました。
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コメント
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6・14に是非、お出掛け下さい。 (日本市民会議・事務局・藤野)
2006-06-06 23:19:29
そして、是非、顧問となってください。
これから皆さんと作り上げてゆく団体です。

fujino@nipponshiminkaigi.com

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
盛会に ! (●てらまち)
2006-06-07 05:33:01

★藤野さん、おはようございます。

>6・14に是非、お出掛け下さい。

⇒1万人集会なんて、やったことがないです。議会中で動けませんが、盛会になるといいですね。

>そして、是非、顧問となってください。

⇒とっ、突然いわれても・・・(笑)

>これから皆さんと作り上げてゆく団体です。

⇒そういうこと、楽しいですね。
 面白い人たちが集まっておられるようですし。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつのまにか・・・ (全国オンブズ 内田)
2006-06-08 11:57:04

全国市民オンブズマン連絡会議 事務局の内田です。

「日本市民会議」という名前をはじめて知りました。
団体の中身については把握しておりませんが、
少なくとも全国市民オンブズマン連絡会議に
公式に連絡を取ってきたことは現時点では
ありません。

日本市民会議から連絡が来たら、対応を
検討したいと思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
分かりました (●てらまち)
2006-06-09 05:46:26

★内田さん、おはようございます。

>・・団体の中身については把握しておりませんが、少なくとも全国市民オンブズマン連絡会議に公式に連絡を取ってきたことは現時点では
ありません。

⇒そうでしたか。わざわざ、ありがとうございます。

>日本市民会議から連絡が来たら、対応を検討したいと思います。

⇒そうですね。よろしくお願いします。
 オンブズの9月の全国大会に、前宮城県知事の浅野史郎さんを呼びたいとの話も出ているそうですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
浅野氏  (全国オンブズ 内田)
2006-06-09 10:48:55

9月の全国大会に浅野氏を呼ぶことは正式に
決定しました。本日にも公式に発表します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
発表日ですか (●てらまち)
2006-06-09 12:34:25

★内田さん、こんにちは。
 いつもご苦労様です。

>9月の全国大会に浅野氏を呼ぶことは正式に決定しました。本日にも公式に発表します。

⇒それは、それは。。。
 浅野さんの講演、ちょっとお先の7月に失礼します(笑)
 ブログにでも出されたら、リンクしますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内田さん、寺町さんよろしくおねがいします。 (藤野正一郎)
2006-06-10 10:40:06

おはようございます。
メールが調子悪くてご迷惑をお掛けしています。
お二人は、浅野さんと深いつながりがおありなのですね。
今、大会の準備でパニック状態ですが、落ち着きましたら
いろいろとご相談させて下さい。
どうぞ、ご指導よろしくお願い申し上げます。

*急ぐ話しではありませんが、専従職員も採用する予定で す。
 お勧めの方がいましたら、ご紹介ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Unknown (●てらまち)
2006-06-11 06:37:04

★藤野正一郎さん、おはようございます。

>浅野さんと深いつながりがおありなのですね。

⇒わたしは、今年7月の名古屋での企画に講師をお願いして以降、連絡
させていただいてるだけの関係です。

>・・・どうぞ、ご指導よろしくお願い申し上げます。

⇒率直に申し上げて、私は、そういう表現を好みません。

>専従職員も採用する予定で す。
 お勧めの方がいましたら、ご紹介ください。

⇒この種のブログ上でそのようなことを述べられるのは、スジが違うと私は受け止めます。

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 8月初めに茎を切り戻したナスに、秋茄子がつき始めました。
 秋なすは柔らかくておいしい。

9月5日の収穫
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)



8月5日のようす
今年7月の雨で蕾がほとんど落ちて、
7月中下旬ころ、ナスの実はありませんでした。
そこで、この日、枝を切り戻し。



8月29日。
時期がちょっと遅れたので、古い茎も少し残しました。
だから、虫食い葉もあります。
それでも、蕾がたくさんつき始めました。
 

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