(Entry 218~221/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
(写真はデジカメフォトセミナーin三宅島で撮ったものです)
今朝の通勤途上の電車内でのこと。駅に到着した電車の窓から、ホームのベンチに腰掛けて、上体を隣のイスに預けてうつぶせになっている若いサラリーマンが見えた。電車のドアから乗り込んでくる乗客たちは、特にその男性に気を使う様子も無い。
こんな時、救急措置を知っている人は
・周りの危険を確認しながら
・手袋などのバリアを装着し
・「大丈夫ですか?私はエマージェンシー・レスポンダーです。なにかお手伝いすることはありますか?」
と声をかけることになる。
相手の様子を確認し、緊急事態ならば周りの応援を仰ぎつつ、救急車を要請するともに、救命に必要な方策を講じる。
つまり、心肺蘇生、あるいは、自動体外式除細動器(AED)の使用だ。
心肺蘇生、および、自動体外式除細動器(AED)のやり方については、消防署などで3時間の講習を受けることで、普通救命士の修了証がもらえ、やり方をマスターすることができる。
心肺蘇生は、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせからなるが、見よう見まねでやっても蘇生の効果があるから、やり方を正確に知らなくても、緊急の場合には躊躇せずに行うべきだ。
問題は、具合が悪そうな若い男が、酔いつぶれて寝込んでいるかもしれないことや、行儀の悪い若者が、単に朝寝を決め込んでいるかもしれないこと。こんな若者たちを多く見るにつけ、救命が必要かどうかを確かめるのがおっくうになってくる。
一方、相手が若い女性の場合は、酔いつぶれて寝込んでいることはまず無いから、万が一の場合には助けてもらえる確率が高くなる。
さて、どうしたものか、電車のつり革につかまりながら考えた。こんな時は、あれこれ考えるよりも、さっさと駅員に通報した方が何もできなかったという後味わるさを味わらなくてすむ。
と思っている間に、電車のドアが閉じた。
走り出す電車の窓から、うつ伏せになっている若い男の隣のイスに、年配のサラリーマンが腰をかけるのが見えた。
・・・どうやら、緊急事態ではなさそうだ。
気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。

にほんブログ村