ぼくが育った田舎では、狐にだまされる民話がごまんとある。
田舎では、狐はお化けと同じ魑魅魍魎で、畏怖に値する存在だ。
しかし、幽霊と違って、狐って全然恐くねという人も中にはいる。
狐ってかわいんやで・・・。
日本は広い。どうやら関西方面では、狐にだまされるよりも、むしろ狐をだます話があったりする。
女に化けたキツネと高津の湯豆腐屋へ。さんざん飲み食いしてキツネを酔いつぶし男は逃げる。
酔いをさましたキツネは、店から支払いを要求され、どつかれ、ほうほうの体で逃げて帰る。
一方、男は、そのうちキツネに仕返しされ、ひどい目に合うに違いないから謝って来いと説得され、饅頭を持って謝りに行く。
「うーん、うーん」うなり声がするキツネの穴を探しあて、出てきた子ギツネに伝言をたのみ、男は饅頭を置いて帰る。
「お母はん、きのうな、えらい失礼した言うて、人間の男が謝りに来たで」
「あれは恐ろしいヤツや。うかうかとそばへ行くんやないで」
「もう帰ったで。ほんで、これつまらん物やけど言うて、おみやげ置いて行った」
「なにやろ」
と開けてみたら
「あ、うまそうな饅頭や」
「あー、食べたらあかん。馬の糞かもわからん」
さて、時は流れて現代へ。こないだ上野動物園に行ったら、ワオキツネザルの親子が、オリの中でなにやら特訓めいたことをしてた。
動物園だけに、シマウマのフンは大量にあることだし。いよいよ、逆襲の時?
・・・こわないか?
幽霊なんぞを連れて帰らぬよう、
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