tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

迎え火

2014-08-13 22:17:06 | old good things

<!-- 花火 -->


都内への通勤電車や幹線道路は普段の1/2。
さすがお盆休み。
プールに通う女性に聞くと、千葉の街中では新暦(7月15日)にお盆だそうだ。
同じ千葉でも、ぼくが住む山奥では8月15日を中心に、ひと月おくれの盆行事。

人が死ぬとその魂は別世界に行き、一定の期間が過ぎると個人の区別は無くなり「祖霊」になる。
つまり、ご先祖様。その祖霊は春になると「田の神」に、秋が終わると「山の神」に、正月には「歳神」になって、子孫の繁栄を見守ってくれている。
古くは、旧暦の7月15日に先祖供養の儀式(お盆)を行った。
この、ご先祖様の精霊が現世に戻ってきて、再び別世界に帰っていくという日本古来の精霊信仰は、仏教と結びついて「盂蘭盆会」として定着した。

盂蘭盆会とは、サンスクリット語で「逆さ吊り」を意味するウラバンナが語源。「逆さまに釣り下げられるような苦しみにあっている人を救う法要」をいう。
ある時神通力によって亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて苦しんでいることを知った目連尊者が、どうしたら母親を救えるのかをお釈迦様に問う。
お釈迦様いわく、
「夏の修行が終った7月15日に僧侶を招き、供養すれば母を救うことが出来る」
目連尊者が教えのままにしたところ、母親の極楽往生が遂げられたとのことだ。
これが盂蘭盆会の由来。

ほうろくの上でおがらを焚き、キュウリやナスで作った馬、牛で、死者の霊を迎え、そして送る。今でも見かけるお盆の風景。
だが、浄土真宗では盆提灯を灯し先祖と仏様に感謝を捧げるだけで、迎えの慣習はない。
というのも、浄土真宗では故人は全て極楽往生するからのよう。


ご訪問&最後まで読んでくださりありがとうございます。
お帰りの際、ひとつクリックお願いします。
お手数かけてすいません。
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ
にほんブログ村