深川のよさこい会場は変則的だった。
正面にテントを張った本部席。踊りの採点は、本部で行われる。
本部に対してL字型に一般の観客席が設けられていた。
なお、本部席には、審査員を含めて4~5人。多くの席が空席のままだった。
一方、正面左手側の一般席。こちらには大勢の観客が並んでよさこい踊りを観ていた。
よさこいチームによっては、正面席に向かって踊るチーム、観客席に向かって踊るチームに分かれた。
記憶に残るのか、記録に残るのか。チームによって戦略が違った。賞を取りに行くのなら当然、正面席。ぼくらカメラマンは、当然のことながら、審査員よりも観客を大切にしてくれるチームに魅力を感じる。
・・・踊り終わったチームは、観客、あるいは、審査員に「ありがとうございました」と全員であいさつをする。見てくれてありがとうと感謝の意。よさこいを踊る人たちの礼儀になっているようだ。
他の踊りでは見られない、「よさこい」の特徴。
チーム全員でのあいさつが終わって帰りかけた一人の踊り手の女性が、「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。そのタイミングがぼくと目があったその時だったから、ドキッとした。
知り合いのカメラマンがいて、その人への挨拶だろうと周りを見渡しても、みな、画像のチェックやらほかのほうを見ていて、その女性と相対しているのはぼくだけ・・・。
やぱ、焦る。
今まで写真を撮ったことなどないチームだから、写真を撮るときは、とりあえず、センターの踊り手を狙う。というのも、センターの踊り手は、チームで一番踊りにキレのある人が務めることが多いからだ。
AKB48でいえば、総選挙で選ばれた人。
そのチームに対しても、センターを中心に狙ってた。でも、ぼくにあいさつをしてくれたのは、センターの踊り手じゃなかったのだ。しかも、とびきりかわいい女性。
後悔先に立たずってやつだ。もっと、チームをよく見まわして見るべきだったんだな。
写真はセンターしか撮っていないのだが、せめて片隅にでも、そのままに可愛く写っていてくれと思わず願ってしまう。
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