tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ゴジラじゃなくて

2017-08-23 23:01:24 | 大島笑顔100プロジェクト

伊豆大島の老年人口比率は31.7%。20代の労働力人口は、多くが島から出てしまうので極端に少ない。町の主たる労働力は55歳〜64歳世代だ。製造業で従事するのは町で100人ほど。男性の多くは建設業に卸業・小売業、女性の多くは宿泊・飲食、医療・福祉に従事。

そんな伊豆大島の「外貨」獲得の手段は、年間20万人の観光客。納税者が減って、高齢者福祉を受ける方たちが雪だるま式に増えていく町としては、この観光客数を増やして「観光産業」を基幹産業化するしか道はない。基幹産業のない人口減少社会にとって、観光産業は低リスクでハイリターンの産業だ。
産業を育てるには、「客」のニーズを調べることだ。「客」がどう思っているかに耳を傾け、きめ細やかにニーズに対応することが必要。
大島にしかない「観光資源」を掘り起こし、観光客を受け入れるだけの整備を行えば、宿泊、飲食、土産物や名産品などの小売、タクシー、観光ガイドなど幅広い雇用を生む。

残念ながら、伊豆大島には雨の日に人が集うべき場所がない。開放的な施設も若い人が手軽に泊まれる宿も少ない。通りから店内が見渡せるオープンなカフェ、テラス席、無料のWiFiなど、電脳都市Tokyoからの観光客を受け入れる「自由さ」。そしてSNS映えする魅力的なイベント。こうした新たな取り組みこそが若者や外国人を引きつける。

さて、多くの観光客を呼んだせっかくの夏祭り。車道幅員6メートルの道とその両側各3メートルの歩道、計12メートルの元町仲通りが歩行者天国となり、約200mに渡って夜店が立ち並ぶ。また、ダンスや郷土芸能の披露をはじめ、ジャンケン大会、クイズ、ゲームなど様々なイベントを開催。

しかし、より魅力のある商店街として賑わいを増し、街中に人を呼び込むには、夏祭りのたった2日間だけの夕方17時から21時までとする時間制限では、あまりにも自由度が低い。
せめてその交通規制を、夏祭りの2日間すべてに、車両の進入禁止とできないものだろうか。車を気にせず道の真中をゆったりとくつろいで歩ける「人にやさしい町」づくり。こうした安心感はやがてリピーターに繋がり、来島者の増加になるものと考えられる。

大島は、高齢者比率が高く、散歩を日課としている人も多い。交通規制はこうした人達からも散歩ルートとしてやさしい静かな環境づくりの一助ともなる。
大島商工会の皆様。旅行者側からの切なるお願いです。


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