西アフリカの国々は、ヨーロッパの宗主国の植民地だった。中でもガーナはサハラ以南のブラックアフリカにおいて、1957年に初めてガーナ共和国として現地人が中心となって独立を達成した。「ガーナ」とは現地語で「戦士王」という意味。
続いて、トーゴ、ベナンがそれぞれ1960年にフランス領地域が独立し、トーゴ共和国、ベナン共和国(当初はダホメ共和国)を設立。それぞれ、トーゴは「ラグーンのある地」、ベナンはダホメーが面していたベニン湾に因む。
Wikipediaによれば、GDPはガーナが161億ドル(100位)で、トーゴは28億ドル(145位)、ベナンが69億ドル(128位)。トーゴ、ベナンは世界最貧国の1つだ。
それぞれの国の経済は農業・鉱業等などの一次産業に依存。GDPの順番でガーナを先頭に国内の経済格差が広がっているように思われる。そこにまた、中国が骨までしゃぶろうと手をのばしつつある。
それでも、アフリカ全体をとおして、アフリカは「最後のフロンティア」だ。11億人のエネルギーとその創造性は想像もつかない。
東南アジアや中南米、東欧と比べて、アフリカはひどく過小評価されている気がする。アフリカの圧倒的なパワーとその無秩序のなかに、グローバル経済の未来がある。