tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

水上都市ガンビエ

2020-01-12 23:03:16 | プチ放浪 都会編



アフリカのベナン共和国に湖の上に家がポツポツと建っている地域がある。水の都ガンビエだ。ベナンで一番ポピュラーな観光地。

ベナン共和国は、日本の面積の約3分の1の国土。約920万人の人口。ガンビエ(Ganvie)は、そのベナンの都市。人口およそ45000人。コトヌー近郊、ノコウエ湖の上に水上集落を形成している。ピロティPilotiという竹と茅葺で作られた水上の高床式の住居群が特徴で、1996年10月31日、世界遺産の暫定リストに登録された。

ガンビエは16世紀から17世紀にかけて、国の奴隷狩りから逃れるために湖上に住み始めたトフィヌ人によって建設された。集落の名前であるガンビエというのは、「ついに平和を見つけた人々の集落」という意味。家はもちろん、学校、病院、警察、銀行も全て水上にある。
男性が魚を捕って、女性が燻製にし、手漕ぎの舟で町へ運び、そこで売って生計を立てている。

コトヌーの猛烈な暑さとは違って、湖の風が涼しいガンビエ。だが、ガンビエで暮らす大半の人は環境が良いこの水上集落を離れ、お金や仕事があるコトヌーに上がりたがっているようだ。ガンビエにはろくな仕事がないと人々は言う。