切れ込みの入ったウィンナー。お弁当に入っているのなら、だれもがウィンナーには切れ込みを入れて焼くのが普通だと思っているかも。
ウィンナーが家庭に浸透しだしたのは昭和30年ごろ。当時はドイツの食材というよりは、新しく仲間入りした魚肉ソーセージの仲間という感じだった。
タコさんウィンナーを考案したのは、琉球王朝・尚家の末えいの奥方、尚道子さん。やりくり料理で活躍した料理記者で岸朝子のお姉さまだ。
某国営放送の「みんなのきょうの料理」で、野菜と海藻をふんだんに使った沖縄風の副菜などを発表している。
タコさんウインナーが考案されたのは、どうやら油でいためたウインナーが箸ではつかみにくいからのようだ。包丁で切れ込みを入れてつかみやすくすることが考案された。
ちなみに、ぼくだけかもしれないが母がその昔、ケチャップ炒めをよく作ってくれた。でもタコさんじゃなかった。
ドイツのロートヴルスト(赤いソーセージ)は、いわゆる「血のソーセージ」。豚の血液、脂身、皮などにスパイスを加えて作られる。かなりコクのあるタイプなので酒のつまみに薄切りを2~3枚。決して油では痛めないと思う。
ところで、ウィンナーソーセージの名前はどこから来ているんだろう。ウィンナーコーヒーと一緒でオーストリア?ウィーンのカフェでよく飲まれていたのは、たしかエスプレッソ。。