日本社会がまだまだ成熟途上だった1990年代。家族をかえり見もせず、週末ごとに接待という名のもとにゴルフ場通いをしていたお父さんたちが主流だった。
「仕事だから・・・」という言い訳が、女性たちの弱い立場もあってまかり通っていた。
ヨソの家庭のことはよくわからないが、今そんなことをしたら、即、離婚訴訟の正当な理由になっているだろう。世の中は、確実に変わった。
こうした世の中だから、政治家たちが移動を禁止されている緊急事態宣言下で、選挙のために地元の政治活動に移動するなんて許されることではない。8月24日から開催される東京2020パラリンピックにしても、「政治家としての自覚がある限り」開会式や閉会式などの祝典に参加すべきではないし、銀座をぶらつくIOC会長には、即、国外追放の対応をすべき。
今の世の中、「接待」は正当な理由にはならない。組織委の会長も広島の平和公園にアテンドするなどといった「接待」は、自費で行くならともかく、税金をつかうのならやってはいけない。1990年代の未成熟な世の中から、確実に変わっている。
オリンピックファーストは、この先もあってはならない。
政治家たちは一刻も早く、頭を切り替える必要がある。