う~む・・・ 何故にこの様な設定を付けて商品化してしまったのでござろうか?
と・・・ 思う商品が多々有ったりするのでござる・・・
それが、サイバトロンに所属しながらも、同じサイバトロンからも嫌われ、汚れ仕事専門に任されるファイアーボットの潜伏員、リパッグナス(TFS、リパッグ、2500円+5PTS)なのでござる!
本品はダイノボットの後続商品として開発され、「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスター」にも他のファイヤーボット3人と共に登場していたりするのでござるが・・・
何故か彼のみ通常販売されなかったのでござるよな~
そう・・・ リパッグナス(日本名、リパッグ)は、1987年当初、ビーストフォーマーとの連動企画で日本ではプレゼントアイテムだったのでござるよ。
その後の1988年には海外パッケージのまま通販用商品となり、C-98の商品番号を与えられるも、日本版パッケージで販売される事が無かった商品なのでござるよ。
う~む・・・ なんだかイジメみたいな扱いの商品でござるな・・・
リパッグナスのモンスターモードは昆虫怪獣で、外見通り(?)不快で反抗的な性格であるために何度もサイバトロンから追い出されており、他人が嫌がる卑劣で汚い任務にも喜んで参加する為に、必要な時だけに呼び戻される非正規要員(?)として設定されているでござる。
流石に海外設定は露骨で、正義のサイバトロンには似つかわしくないせっていでござる。
日本設定では多くは語られていないでござるが、ファイヤーボット部隊の仲間と共にビースト星が気に入り、アセニア星に帰る事を嫌がり、ビースト星派遣部隊として活躍(?)する事になるでござるな。
まあ、サイバトロンでは爪弾きにされても、デストロンに参加しない良識は備えている訳でござるから嫌われるほど悪い性格じゃないと思うのでござるが・・・ サイバトロン本部のあるアセニア星よりはビースト星の方が居心地は良いのでござろうな。 (笑)
本品は頭部のスイッチを押す事で、牙が開き口から火花を出すギミックを内蔵しているでござるが、決して不快に思うデザインではなく、商品的には当時の商品では可動部分の多い商品なのでござるよ。
そう! 本品は商品的には愛嬌がり、変な設定にせず、TVアニメでもオチャメな性格にして前面に押し出せばマスコットキャラクターとしてバンブル(11、バンブル、500円)並みの人気がでるキャラクターになったハズでござるが・・・ 非常に残念でござる・・・
これも、可愛いゆえのイジメでござろうか?
そして、ロボットモードのプロポーションも本シリーズの地味な主人公(C-101、クロームドーム、2300円)よりも良いのでござるよ!
背中のオーラコンバーター(笑)を折りたたんでしまった御蔭で、スパークギミックのスイッチが押せなくなっているでござるが、可動部の多さと接地性の高さは1987年度販売商品の中では優秀な一品でござるよ。
しかも、ロボットモードの顔はTVアニメよりも男前で、不快で反抗的な性格な顔と云うよりも、人のいいマジメそうな顔なのでござるよ。
う~む・・・ TVアニメでも彼を悪者にしたいようでござるな。
だから、いいように利用されるのでござろうか?
しかし・・・ 何故に商品の完成度は高いのに嫌われ者に設定されて、悪いように紹介されるのでござろうか?
因みに手持ち武器のクレージーガンは、モンスターモードでは余剰パーツでござるが、調度ネジ穴を使用すれば某オーラバトラー風に装備できたりするのでござる。
まあ、彼の知力は9だったりするでござるから、「デキスギ君は嫌われる?」の法則でござるかな? (笑)
日本の販売戦略ではビジュアル的に一番カッコイイ(?)ダブルクロス(C-100、ダブルクロス、2300円)を売り出したかったようでござるが、ファイヤーボット部隊のスペックから考えるとグロテス(C-99、グロテス、2300円)がリーダーぽい存在なのでござるよな~
ファイヤーボット部隊も販売戦略的な設定を間違えなければ人気を得られたはずなのでござるよ・・・ ほんと「ザ☆ヘッドマスターズ」は何が悪かったのでござろうか? (笑)
どちらにしても、一応子供番組で正義側の陣営で嫌われ者を設定するのは如何かと思うでござるよ!