現在日本の将来像が全く見えないでござる・・・
本来なら日本国総理大臣のリーダーシップに期待したいところでござるが、様々な既得権益があり何も改革することができずずるずると国を食いつぶしているのが現実で、改革に燃え大鉈を振るうものには独裁者のレッテルが貼られてしまう昨今では日本国にとって本当の敵とは誰なのでござろうか?
・・・確かに言える事は日本にとって民主党の政権交代は失敗だったと言う事で、完全に騙されていたという事でござる!
さあ今宵は騙されたという後味の悪さで、劇場版「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」より、ヴォイジャークラスで販売された先代オートボット総司令官、カノンセンチナルプライム(DA-20、カノンセンチナルプライム、4200円)の紹介でござる!
本品は2011年8月に販売されたヴォイジャークラス版商品で、カノンセンチネルプライムの日本名がつけられているでござるが、海外名はセンチネルプライムのままでござる。
日本販売品は海外使用のパッケージに日本語表記シールを貼り付けて、メックテックウォーズ対応カード2枚と日本語説明書を封入した商品でござる。
本品のヴィークルモードはローゼンバウアー・パンサー6×6の科学消防車であり、リーダークラス商品で販売されたセンチネルプライム(DA-02、センチネルプライム、8400円)とは車載の消化ラダーに代わって大型のメックテックウェポン(放水銃?)が装備されているでござる。
無論、実車には大型放水銃など取り付けておらず、ヴォイジャークラス商品だけのオリジナル武装でござるな。
日本名のカノンセンチナルプライムは付属のメックテックウェポンより由来したようでござるな。
そう、車載のメックテックウェポンは目立つでござるが、デザイン上は悪くなく消化用放水銃にちゃんと見え違和感が無いところでござるが・・・ クリアパーツを使用し丸見えになった運転席内部の造形がちと残念ではあるでござるな。 (笑)
残念ついでに本品のサイドミラーも安全対策で軟質パーツを使用されたおかげで若干曲がり癖がついてしまっているでござるが、こいつばかりは収納時の固体差でござろうな?
メックテックウェポンはボタン操作で転回しロングレンジフュージョンカノンになるでござる。
しかも、押しボタンにはストッパーが付いているので武器固定も可能でござるな。
武器設定では長距離射撃が可能なフュージョンカノで、火力を調節する事で命中精度が高まるそうでござる。
メックテックウェポンの変貌はヴィークルモードのイメージを変えてしまう優れたデザインでござるよな。
そう・・・ 火事災害から人々を守る消防車から攻撃的な装甲車のイメージに変わるデザインは元オートボット総司令官でもあるにもかかわらず、車体に描かれた軍団エンブレムが消えかけている状態は本性を現したセンチネルプライムを啓示しているようなものでござるな。
ロボットモードの変形は所謂ガワ変形で、消防車の外装をマント状に背負う設計でござるが、胸部のドアはダミーパーツを使用しているのでより劇中に近いデザインになっているでござる。
なお、センチネルプライムのデザインは劇場版トランスフォーマーでは異質で、どちらかと云うとヒーローロボ的なデザインでもあるでござる。
一応は一世代前のオートボットのオマージュもあるのでござろうが、最初に見た印象は、
アルファートリン様(未販売)だったでござるよな。 (笑)
しかし、なんでも聞くところによるとセンチネルプライムの顔デザインは俳優のショーン・コネリーを元にしているらしく、劇中でヘルメットが脱げてスキンヘッドを披露するのはモトネタを明かすようだったでござるな?
なお、本品にはヘルメット着脱ギミックはなく、劇中より悪そうなイメージに仕上がっているでござる。 (笑)
玩具ギミックとしては、背中にメックテックウェポンを背負い転回することも可能でござるが、一見接地性のよさそうな脚部は妙なデザインを取り入れてしまっているので背中にメックテックウェポンを装備した状態では立たせにくい仕上がりになっているでござる。
無論、背中に装備するだけでなく両腕で保持する事も可能でござるな。
しかしまあ、このメックテックウェポンはヴィークルモードの時は放水銃かもしれないでござるが・・・
ロボット時にはアイアンハイド(DA-04、アイアンハイド、4200円)を殺害した腐食銃なのかもしれないでござる?
劇中でのセンチネルプライムは、長き眠りから覚めオートボット共に戦う事を決意したと思いきや、実はサイバトロン星復興の為にスペースブリッジを起動して、地球軌道上によびよせて地球人を復興作業用に使役するためにディセプティコンと協定していた黒幕だったのでござるよな。
う~む・・・ ならば何故に自分の部下を裏切り、敵と手を組んでサイバトロン星の復興を望んだのでござろうか?
普通に考えればオートボットでは伝説の戦士と呼ばれる立場の下総司令官であれば、部下を説得して見方に着ける方が正解だと思うのに・・・ 部下失くして星の復興は目的の為に手段を間違えた本末転倒以外の何者でもない思考でござるよな?
センチネルプライムはメガトロン(DD-01、メガトロン、4200円)に洗脳されていたと考えるのは擁護派の意見でござろうが、劇中を見るかぎりでは洗脳されてたようにはとても見えないのでござるよな?
そう、映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」はオートボットとディセプティコンの戦いに巻き込まれた地球人目線の映画である為に、トランスフォーマー側の描写は地球人(米国人)に都合よく解釈された映画であるために、トランスフォーマーの精神的葛藤とかは無用で善(米国を中心とした地球人側)悪(米国主導の思想に反対する全て!)の分りやすい解釈にされているでござる・・・
多くのトランスフォーマーファンからしてみれば複雑な心情でござるが、映画はファンの為に作るのではなく何時パン大衆に向けて作るのでござるから原作を知らない一般向きの強引な改変はしかたないのでござろうか?
なお、カノンセンチネルプライムの能力設定は体力(10)、知力(10)、速度(10)、耐久力(10)、地位(10)、勇気(8)、火力(10)、技能(7)で設定されており、通常のセンチネルプライムと代わらない能力値でござる。
しかしまあ、センチネルプライムは映画を見る前と後じゃ印象が全く変わるキャラクターで拙者的には後味が有るイ映画だったでござるよな・・・
何かしらのフォローがあれば救われたかもしれないでござるが、アイアンハイドなんか完全に無駄死にでござるしファンが見たかった結末でもないのが残念でござるよ・・・
そう、日本人的には見方(正義陣営)からの裏切り行為ほど後味が悪いものでござるが、米国人感覚だとストーリー上の隠し味程度名感覚なのでござろうな・・・
映画「トランスフォーマー / ダークサイドーン」のストーリー上の黒幕はセンチネルプライムでござるが、やはり本当の黒幕は映画製作側でござろうな。
しかしまあ・・・ せっかく実車提供でタイアップしたローゼンバウアー社もイメージアップどころかとんでもない結果になったのは複雑な心境でござろうな?
最初から映画版センチネルプライムのキャラクター設定を合意で承知したのとしないのでは全く異なるでござるから、ローゼンバウアー社も騙されていたのかもしれないでござるな? (笑)