ぐ~でんもるげん~でござる!
今宵は特に記念日ネタもないので劇場版「トランスフォーマー オートボットアライアンス」より、ミサイルタンクに変形するディセプティコン兵士、ヘイルストーム(AA13、ヘイルストーム、2730円)を召喚してみたでござる!
本品は2010年12月に日本販売されたセラックスクラスの商品でござるが、パッケージは海外で先行販売された「ハントフォー・ザ・ディセプティコン」仕様のパッケージに日本語表記シールと日本語表記の説明書を封入した商品であり、本体のヘイルストームは海外販売版の成型色の色合いとクローラーの色を変更した商品でござる。
拙者的には日本販売版もなるべく海外販売版と同じカラーを望みたいところでござるが、これもコアなファンに日本版も海外版も買わそうとするマニアックな販売戦略でござる。 (笑)
いや~ほんと、下手にマイナーチェンジの日本仕様で販売されるよりも日本未販売商品を減らしてほしいと思うのがコレクターとしての本音でござるな。
さて、本品は映画本編には登場しないトランスフォーマーでござるが、特に元になったキャラクターは存在せず完全新規のキャラクターでもあるでござるな。
ヴィークルモードは劇場版商品らしく細かい造形が魅力でござるが、ハズブロ安全基準を導入した押し出し式ミサイル発射ギミック(×8)のおかげで玩具まるだしの造形に成った事がちと残念でもあるでござるな。 (笑)
本品のクローラーはダミーでござるが車輪が設けられているので転がし走行が出来、ミサイル発射機も旋回可能な設計になっているでござる。
付属のミサイル8発(予備無)を全てスプリングを使わない押し出し方式で発射が可能でござる。
ミサイル発射ギミック搭載玩具としては楽しいものでござるが、連続発射や一斉発射が難しい設計になっているのが勿体無いでござる・・・
しかしまあ、ディセプティコンの軍勢を考えるのであればヴィークルモードが軍用車両である方が似合っているのでござるが、映画本編は地球人と共闘するおかげでオートボット側も軍事色が強くなってしまうので見た目がややこしくなるでござる。
そう、ヴィークルモードの見た目ではドチラに属していても違和感がないデザインでござる。
まあ、拙者的にはヴォイジャークラスで販売してもよかったかな?
と、思う商品でござるな。
ロボットモードの変形は首と肩に連動変形ギミックが仕込まれておりミサイルランチャーも分割変形させる設計も面白いでござるよな。
しかも、ロボットモードは劇場版キャラを意識しつつも本編登場の型にあらず、人型なれどども重量級キャラクターを体現したデザインであるのが嬉しいところでござる。
ただ・・・ やはりハズブロ安全基準のミサイルが残念なのでござるよな・・・
なお、頭部デザインは特定のキャラに似せている訳でもないのでイロイロと使い回しができそうでござるよな。 (笑)
ヘイルストームの能力値は体力(7)、知力(9)、速度(4)、耐久力(7)、地位(7)、勇気(2)、火力(10)、技能(5)で設定されており、強力な火力を誇るサイバトロン星では名の知られた兵士だったそうでござるが、実は恐ろしく不器用ゆえに戦闘を避けていた事は知られていないようでござる。
そう、彼の戦法はミサイルを前段撃ちつくした後は爆発にまぎれて逃げるだけで格闘戦は好まないようでござるな。
なるほど・・・ 映画本編では銃撃戦より格闘戦が好まれていたようでござるから、ヘイルストームの設定としては映画に登場しない正当な理由でもあるでござるな。 (笑)
なお、本品は重量級キャラクターなデザインゆえに可動部分が制限されているのでポージングが難しいでござる・・・
せめて、4本指のアームが開閉可能であれば面白かったのにコレも部品数削減の説系なのでござろうな・・・
なお、本品は2011年に頭部及び成型色を水色に変更したオートボット戦士、マインドセット(日本未販売)として「トランスフォーマー ジェネーレーション」商品扱いで販売されていたりするでござる。
劇場版キャラクターに留まらず、マイクロトランスフォーマーのパワーボム(C-332、バトルパトロールチーム、800円)とか、スーパーリンクのアイアントレッド(SDー11、アイアントレッド、1980円)や、アニメイテッドのバルクヘッド(TA-03、アイアンハイド、3780円)などにも流用できそうな商品でござるな。 (笑)