ごきげんようでござる!
トランスフォーマーを知る者ならメガトロン様がワルサーP38に変型する事は揺るがし難い事実でござる。
それはメガトロン様の元に成った、1983年に販売されたミクロチェンジシリーズのガンロボ ワルサーP38にスコープやストックを追加したアンクルセット(DXセット)が販売され、それが1984年にトランスフォーマーとして販売された訳でござる。
実銃はドイツ製の自動拳銃 で、ワルサ~P38~♪この手の中に~♪
とっ歌われた、ルパン3世の愛銃として知られ、メガトロン様の変型モチーフである。
ワルサーP38は実銃としては、おそらく日本一有名な拳銃でござろう。
さて、玩具としてのメガトロン様は、アンクルセットの形体で販売されたでござる。
勿論、銃玩具に厳しい米国にてワルサーP38の形をした玩具が販売されるのも異例でござるが、それはスコープとサイレンサー、ストックを付けた状態が、実銃に見えずらかった事が原因ではないでござろうか? TVアニメでも終始ガンモードではアンクルタイプだったでござる。
しかし、そこは米国。 日本版にある弾丸発射機能は削除されており、付属の手持ち武器(エレクトロンソード / 高密度赤外線レーザー砲)も削除され販売されたでござる。
今の米国版トランスフォーマーでは考えられないでござるな。
1985年に日本版メガトロン様(16、メガトロン、2300円)が販売されるでござるが、コチラは海外版と事情が異なり、スコープ、サイレンサー、ストックの無い状態で販売されたでござる。 厳密に言うなら、日本版メガトロン様は、ノーマル版のガンロボ ワルサーP38(グレータイプ)でござる。
弾丸発射機能は有るものの、銀メッキは無く、脚の内側パーツが青く、手持ち武器も付属する。 ガンロボ ワルサーP38(グレータイプ)と同じ仕様でござる。 何故?
商品の価格を抑える為の処置かどうかは不明でござるが、商品パッケージを考えた場合、アンクルセットよりもワルサーP38そのモノの方が知名度が高かったからでござろうか?
だとしても、脚部パーツが青いのは納得いかないでござる。
同年にコンボイ(01、コンボイ、3900円)とのセット販売(VSX、コンボイ対メガトロン、6200円)が発売されるも、仕様変更は無いようでござる。
実話・・・拙者、恥ずかしながら初期販売のメガトロン様は未入手でござる。 青いパーツのメガトロン様が無いので今回の写真は、全てトランスフォーマーコレクション版(トランスフォーマーコレクション6、メガトロン、5980円)でござる。
1986年、商品切り替えの為にスタースクリーム(22、スタースクリーム、1980円)とセット販売になった、グッバイメガトロンセット(4480円)が販売され、メガトロン様は青いパーツが赤に変更されスコープが追加される形となったでござるが、本体には銀メッキが無い仕様でござる。
この商品をもち、メガトロン様は絶版となったでござる。
そして、2001年に、完全版のメガトロン様(16-S、完全版メガトロン、4980円)が販売されたでござる。
商品仕様は、海外版アンクルタイプに日本版の武器と弾丸発射機能を揃えた完全版で販売されたでござるよ。
なお、同年にはブラックバージョン(16-S、メガトロン(ブラックバージョン)、5000円)がe-HBBYより通信販売されたでござる。 ガンロボ ワルサーP38(ブラックタイプ)復活! 去れど拙者は入手できず・・・ 残念!
翌年の2002年にトランスフォーマーコレクションとして再販売されたでござる。
しかし、商品内容は完全版と同じな為に、オマケとして新造形のエナジーメイスとデストロンステッカーと特製マウスパッドが付属したでござる。
そして完全版メガトロンと同じ仕様で日本版をイメージし、銀メッキを廃止、パーツを青に変更したメガプレックス(93、メガプレックス、6000円)がe-HOBBYより限定販売されたでござる。
メガプレックスはメガトロン様のクローン兵士で、影武者であり偽物でござる。
と、言う事は・・・ 日本版をイメージした・・・ 日本版は偽物? 嗚呼・・・ 日本版は偽物にされてしまったでござるか・・・?
この、メガプレックスは銀メッキを廃したにも関わらず6000円と完全版より高価になったでござる。 この価格に躊躇している間に売り切れとなってしまった・・・ 残念・・・ 嗚呼残念!
どうやら拙者には青パーツのメガトロン様には縁が無いようでござる。
さてさて話は本商品にもどし、アンクルパーツはスコープ、サイレンサー、ストックを組み合わせてパーティクルビームキャノンを組み立てる事が可能でござる。
玩具設定では、最も強力な破壊力をもつフォーメーションとして紹介されているでござる。
見た目通り説得力が有るでござるが、TVアニメでは未使用(?)でござる。 演出的には面白いと思うでござるが何故に?
これもトランスフォーマー設定の謎でござるな。
元々ミクロマン商品の流用の為にミクロマン商品らしさを消す為に使用しなかったとかでござるかな?
アンクルパーツには、本体とは別に弾丸発射ユニット(ディスチャージユニット)が有り、異なるフォームでも弾丸発射は可能でござる。 スコープ(融合カノン砲)にはミクロマン用のグリップが存在するでござる。 写真はミクロマン流用のデストロン義勇兵ガミード(68、マグニフィカス&ガミード、4800円)を使用。
↑の写真は、玩具設定のテレスコーピックレーザーキャノンフォーメーションで障害物の多い場所での誘導攻撃形態でござる。
隣がオレ設定の長距離攻撃形態でござる。 他にも色々とオレ設定で組み替え可能でござるよ。
子供の手に合わせて小さめに作られた商品でござるが、アンクルタイプにすれば全長52センチの迫力でござる。 もし、実銃より大きめに作られたマスターピース版(MP-05、メガトロン、10290円)がアンクルセットで販売されるとしたらライフル並でござろうな(笑)。
せっそく修正いたしまし故、今後も宜しく御願い申す。
>そして、2001年に、完全版のメガトロン様(16-S、完全版メガトロン、4980円)が販売されたでござる。
商品仕様は、海外版アンクルタイプに日本版の武器と弾丸発射機能を揃えた完全版で、新造パーツで、エナジーメイスが追加されたでござるよ。
メイスが追加されたのはTFコレクション版。デストロンステッカー・マウスパッドと共に「三大特典」と書かれていた。