1987年、販売のヘッドマスターはサイバトロン、デストロン問わずデキが悪いでござる。
TVアニメでは主役の彼らではござるが、商品はギミックの関係とデザインとで、イマイチ人気がない様でござる。
そのせいか、今までフォートレスマキシマス(C-104、フォートレスマキシマス、12800円)以外、再販や流用品が無いでござる。
ヘッドマスターはロボット頭部に変型するヘッドマスター(サイバトロンはパイロット、デストロンではトレーナーと表記)とロボットボディに変形するトランステクターとのセット商品でござる。
日本版ではヘッドマスターはマスター星に移住した、市民トランスフォーマーが、修行(?)により変型能力を身に付け、ロボットボディの合体する新戦士でござる。 したがって頭部ロボットが本体でござる。
しかし、海外版ではボディの方が本体のトランスフォーマーで頭部に変型合体するのは、パートナーのエクセルスーツ(?)を着たネビュロン人でござる。 日本版と海外版では、同じ商品なれど別人でござる。
海外版でも流用や再販は聞かないので、日本と同じく人気が無いのかもしれないでござるな。
ヘッドマスターは商品上パイロットをコクピットに乗せる制約と、パワーメーターギミックの為に、プロポーションが破綻してしまう訳でござる。
しかし、本日紹介するハイブロウ(C-103、ハイブロウ、2300円)は比較的にプロポーションが良いでござる。
その訳は、コクピット部分を背中に倒す事で、パワーメーターギミックと分離させ、スリムなボディを得たでござる。
これは、デストロンのワニに変型するスカル(D-85、スカル、2300円)と同じ原理でござるが、ハイブロウの顔は、他のヘッドマスターと違い、マスクも無く小顔に成っている事でござる。
サイバトロン側ヘッドマスターの特徴である、武器の両手持ちは再現されているものの、他の商品とちがい拳が引き込み式の変形を採用しているでござる。
他のヘッドマスター商品がチープな作りなのに対して唯一、凝った商品といえるかもしれないでござるな? それでも可動部分が少ない事が残念でごる。
サイバトロン、イコール自動車の呪縛より開放された、ヘッドマスター商品は主役格4人が、パワーカー(?)に変型するクロームドーム(C-101、クロームドーム、2300円)と高速戦車に変型するハードヘッド(C-102、ハードヘッド、2300円)の陸上組と、光速ジェット機に変型するブレインストーム(C-104、ブレインストーム、2300円)とヘリコプターに変型するハイブロウの空中組にに別れるでござるが、ヴィークルモードも他の商品に比べると異質に思えるでござる。
80年代のSFメカの特徴である角ばったデザインは共通でござるが、他のメカデザインがダサイ!(失礼)だけに、ハイブロウのデザインが良くみえてしまう訳でござるな?
やはり、ハイブロウのみ開発者が異なるような気がするでござるが、気のせいでござろうか?
因みに日本版アニメのハイブロウと海外版アニメのザ・リバースでは作画デザインが異なるでござる。
個人的には日本版の方が良いと思うでござるな。
しかし海外版の名前はゴートでござる。 まあ、別人でござるから名前が違っても左程識別には支障は無いでござるな。
コチラは他のヘッドマスター達と同じく標準的なデザインでござる。
しかしまあ、ヘッドマスターの意匠を継承した商品は発売されても、彼らの再発売とか、リニューアルって今後有るのか非常に興味は有るでござる。
今、出たとしてもライブコンボイかムービーイヴァック(ブラックアウトのリデコ、一応ライブコンボイの海外名)で済まされそう・・・・・