ごきげんようでござる!
映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」本編登場のディセプティコン兵士としては見せ場があり、印象に残る1体ではあるでござるが、よくよく考えてみると不自然な展開だったでござるよな~ と思ってしまう、シークレットサービス仕様のシボレー・サバーバンに変形するディセプティコン監視部隊(ドレッズ)所属の隠密、クランクケース(DD-04、クランクケース、2730円)の紹介でござる!
さて、本品は2011年5月中旬に「トランスフォーマー / ダークサイドムーン」第1弾商品としてデラックスサイズ商品で販売されたでござるが、パッケージは海外仕様のまま日本語表記シールを貼り付け、日本語表記の説明書とメックテックウォーズ対応カードが2枚封入されていたでござる。
デラックスクラス商品といえども若干小さい造形は気になるところでござるが、映画公開前と本編登場キャラクターだけに期待が高い商品だったでござる。
拙者とて、映画を見るまでは外部情報を極力避けていたとはいえ、本品のパッケージで独特のデザインがバレてしまい、拙者的にも気になるキャラクターだったでござるが購入後しばらく封印していた一品でござる。 (笑)
映画本編にて初登場時にはオートボッイトの援軍かと思わせるほど自然に登場し、以後のカーチェイスで度肝を抜いてくれた存在だっただけに、玩具を開けないで映画を見たのは正解だったと思ったでござるよな。
そう、まさか映画本編にシークレットサービス仕様のシボレー・サバーバンが3台も登場し、シルエット的に似ているアイアンハイド(DR-04、アイアンハイド、4200円)と対決するとは思わなかったでござるよな。
さて、本品は一見よく出来ているように見えるのでござるが、窓ガラスなどは塗装処理でクリアパーツは仕様していないうえに、塗装が下手、ヘッドライト部分の塗装も安っぽい仕上がりになっているでござる。
更に本シリーズのセールスポイントであるメックテックウェポン(ヒートブレードクロー)のお蔭で全体的にも玩具ぽくなってしまったでござるな?
ほんと、メックテックウェポンは何処の世代向けに開発されたのでござろうか?
なお、クランクケースは映画初登場のトランスフォーマーでござるが、2008年には劇場版シリーズ(オフスクリーン)として、「トランスフォーマーギャラクシーフォース」版ファストエイド(GC-11、ファストエイド、2000円)の成型色を変更したクランクケース(日本未販売)が海外のWAL MARTにて限定販売されており、モトネタ的には1988年に海外で販売されたディセプティコンのトリガーコン・データー収集兵、クランケケース(日本未販売)である為に本品のヴィークルモードは全く似ていない事もないのでござる。
そう、形状は違えどもヴィークルモードにて飛び出す武器ギミックを搭載しているのがクランクケースの共通点でもあるでござるな。
メックテックウェポンのヒートブレードクローはレバー操作で爪が伸びる楽しいギミックでキャラクター的にも合っているのでござるが、爪が伸びた状態で固定できないのが残念でござる。
故に、拙者はレバーを引いて爪を展開させた状態時にレバーの隙間に丸めたセロテープを詰めて固定しているでござる。 (黒いビニールテープでも可)
因みに本品はメックテックウェポンのお蔭で、牙を展開したアタックモードが存在を忘れがち・・・ といか、説明書にも記載されていないギミックもあったりするでござる。
う~む・・・ コレは後に販売されるであろう同型(?)のクロウバー(現在未販売)の為のギミックか、はたまたステルスフォース版クランクケース販売の為の前置きなのでござろうか? (笑)
さて、ロボットモードは悪魔的な4つ目にドレッドヘアな特徴的の如何にも劇場版ディセプティコン兵士らしいデザインで、拙者自身もドレッズの語源でもあるドレッドヘアを如何再現しているかが本品の最大の楽しみであったのでござるが・・・
ドレッドヘア部分はPVC製であり、まあそれは仕方がないと思うのでござるが・・・
塗装を施してしてしまった為に頭部の赤いクリアパーツ部分と癒着してしまい、説明書の指示通り動かせない状態であり、パッケージ写真(試作品)同様のイメージで再現できない商品だったでござる。
そう、故に拙者は不本意でござるが、頭部パーツを分解してドレッドヘアを剥がして内系の穴を一回り大きくして緩くしてみたでござる。
無論、内側のピン(逆凸)は折れてしまったでござるが、凹部分にピンを接着して可動させる事が可能になったでござる。
一番の特徴的パーツで失態を演じてしまった代償は本品の評価を下げてしまうでござるな。
更に本品は個体差かもしれないでござるが、ボールジョイントがユルユルでポージングさせ辛いのも拙者的にマイナス要因になってしまったでござる。
悪い言い方をすると「期待はずれ」でござるよな?
さて、クランクケースの能力値は体力(8)、知力(7)、速度(6)、耐久力(8)、地位(8)、勇気(6)、火力(4)、技能(9)で設定されており、オフスクリーン版クランクケースとの能力値は別人の如く全く異なっていたりするでござる。 (笑)
クランクケースの性格設定は、メガトロン(DD-01、メガトロン、4200円)に仕える優秀な密偵で、何者にも気付かれる事もなく、オートボットたちを監視しているそうでござる。
「オートボットは最終決戦まで彼の姿を見つけることは出来ないだろう。」と記されており、早い段階で姿かたちを変えて地球に潜伏していたのではないでござるかな? まあ、オフスクリーン版を正当化させるためにも一応同一人物であって欲しいものでござるな。 (笑)
なお、拙者的な解釈では地球文化に馴染んだクランクケースがドレッドヘアを取り入れてドレッズを結成したのではないかと推測しているでござる。
ドレッズ3体(?)のリーダー格は分らないでござるが、おそらく地位(8)のクランクケースでござろうな?
しかしまあ、問題は今後ドレッズ3体がデラックスサイズで揃うか、サイバーバースで揃うかが問題でござるよな・・・
そう、流石にヴィークルモードが同じシークレットサービス仕様のシボレー・サバーバン3台の需要があるかでござる。
購買力のあるファン的には3体並べて揃えたいのが本音でござるが、お母さんにサイフの紐を握られていた場合は「同じ物幾つも買うんじゃありません!」と言われるのがオチなので全く同じヴィークルモードは難しいかもしれないでござるな? (笑)
あと4週間くらい動けないので買出しにいけないでござるよ。 (笑)
設定って玩具の出来を上回るほどに重要ですね。「地球文化に馴染んだディセプティコン」というのは
考えてみると寝返りフラグなんじゃないでしょうか。
ところで、本格的に潜入するキャラならムービー版
ダブルスパイのようなキャラになってたんでしょうか。本編ではバザードに奪われた感がありますけど・・・
おっしゃられている通りドレッド部分が動かせないし車形態の時ちょっと角が浮くし・・・
車輪がちょっと離れ気味なのも気にかかりますね。
しかし、こいつといいバリケードといい警察車両がディセプティコン側ってのは自分は新鮮でしたね
故に味方から裏切り者が出る作品のウケはよろしくないでござるな。