ごきげんようでござる!
変形ロボット玩具の代表ブランドたるトランスフォーマーも、日本市場ではやや厳しい現状であり海外と同じような販売戦略じゃダメだったりするでござる。
コレクターの立場としは、海外販売と同じ商品が欲しいところでござるが、売れる商品を売ろうとすると、お国柄による趣味趣向を重視した商品展開が重要でござろうな?
今宵は映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」より、ステルスフォース商品のオートボット・武器開発スペシャリスト、トップスピン(ステルスフォース・ベーシックビークル、オートボットトップスピン、2079円)の登場でござる!
本品は2011年5月に国内販売された商品でござるが、パッケージは海外販売と同じオープンパッケージで、日本語表記シールを貼りつけ、メックテックウォーズ対応カードが1枚ランダム(?)で付属する商品でござる。
拙者の購入品のカードはダークパワースタースクリームだったので、ちょっと残念だったりするでござる・・・
さて、ステルスフォースとはロボットモードに変形せずビークルバトルモードにのみ変形する商品で、ワンタッチによる変形ギミックを楽しめる一発ネタ玩具でござる。
変形ギミックを楽しめる商品でござるが、本品はオープンパッケージであり、変形ギミックを楽しめるTRY ME!仕様な為に、タダで本品最大のセールスポイントが堪能できてしまう商品なのでござるよな?
そう、ハッキリ言って本品は日本だとTRY ME!でギミックを確認しちゃうと満足して買わない可能性が高い商品だったりするでござる・・・
本品の購入ポイントとしては、同じくらいの大きさで販売されたデラックスクラス版のトップスピン(DA-10、オートボットトップスピン、2730円)がビークルバトルモードのままで販売されたおかげでノーマルヴィークルモードのシボレー・インパラ(レース仕様)としての存在感が重宝される事でござる。
しかし、如何しても劇場版商品が多く購入する商品を厳選してしまうとロボットモードに変形できないステルスフォース商品は真っ先に戦力外通告されてしまう商品でござる?
変形ギミックを試して、面白いから購入するという感覚は日本人向けじゃないのでござるよな? 日本市場だと、変形ギミックを試してみたいから購入する? と云う感じにしないとダメだと思うのでござるよな。
確かに本品のリアスポイラーを引っ張って、ビークルバトルモードに一発変形させるギミックは心地よく、ヴィークルモードへの再変形などカチャカチャと繰り返して遊ぶ楽しさは有るでござるが、それだけでござる。
店頭で、試してみて満足しちゃったら元も子もないでござるよな? (笑)
しかしまあ、いくら日本で売れない理由を付けたところで本品は海外販売が最優先であり、日本販売はついでの販売でござるから仕方がないでござろう。
タカラトミー的にはステルスフォース商品を販売しない選択肢も有ったハズでござるが、コレクター的には、よくぞ日本販売してくれたと感謝したいところでござる!
さて、トップスピンの能力値は体力(8)、知力(4)、速度(8)、耐久力(10)、地位(4)、勇気(9)、火力(7)、技能(5)と設定されているでござるが、日本販売版ではパッケージの裏側に日本語表記シールを貼って見えなくしてしまっているのが辛いでござる・・・
シールの貼り方に工夫してもらえれば良かったのでござるが、コレもマイナス点を付けざるをえない理由でござるな。
結果的に本品は購買意欲を無くす努力が目立ってしまった商品なのでござるよ?
本体の完成度は悪い訳じゃないのに残念でござる・・・
かと言って、通常商品と同じブリスターパックだったら、販売価格と商品サイズ的にロボットモードにも変形できると思い込んで購入する消費者もいることだし、米国なら詐欺パッケージで裁判沙汰に成る事もあるハズでござるから難しいところでござるよな? (笑)
商品的にはロボットモードに変形しない事を活かし、同じヴィークルモードがシボレー・インパラ(レース仕様)のロードバスター(DA-09、ロードバスター、2730円)や、レッドフット(DA-34、レッドフット、2730円)のカラーで販売できたはずが、何故にカラーバリエーションが展開できなかったのでござろうか?
ステルスフォースのシリーズ第2弾商品として温存していたと見るべきか・・・
ヒューマンアライアンス版が販売しなかった事でのバランスか・・・
劇中登場のカラーバリエーションが有るだけに、本品のみの販売はチト残念でもあるでござるな。 (笑)
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