ごきげんようでござる!
バイク系変形ロボット玩具は如何にしてタイヤをデザインイに取り入れるかが試されるでござる。
1995年展開の「トランスフォーマー G2」商品として販売されたサイバトロン・レーザーバイク、紅忍者、ロードロケット(TRF-11、ロードロケット、800円)も変形後のタイヤ処理はOVAシリーズ「バブルガムクライシス」に登場するモトスレイブなどの影響を受け、背面ローター風にデザインされたでござるが、トランスフォーマーにおいてバイク系トランスフォーマーに忍者属性を追加したのも彼らレーザーバイクが最初だったりするでござる。
レーザーバイクは、ボタン電池(LR44)2個を使用してクリアパーツ製の武器を光らせる商品で、ライバル設定のデストロン・闇忍者、ロードビック(TRF-12、ロードビック、800円)と共に販売されたでござる。
小回りが利き機動力のあるバイクと忍者を結びつけるのには理に適ったようなキャラクターメイキングでござるが、一説にはKAWAAKIの輸出用大型バイクGPZ900R(ニンジャ)に引っ掛けて企画されたのではと言われていたりするでござる?
まあ、ロードロケットのデザインはGPZ900Rとは異なるでござるが、バイクの車種を見分けられない一般人だと同じようなバイクに見えるかもしれないでござるな。 (笑)
さて、本品のギミックはタンク部分にボタン電池を2個収納し、ハンドル部分のスイッチを押す事でドライブシャフト部分(ターボ・レッドチェンソー)を赤く光らせるでござる。
また、スタンド部分も折りたたみ可能でござる。
なお、本品のタンク部分には注意書きシールが貼られているでござるが、実車でもタンク部分とベルトバックル等による摩擦防止のラバーのようなので剥がさないでいるでござる。 (笑)
さて、ロボットモードはタイヤを背負っただけではなく翼に見立てた事で更に機動力のあるデザインを演出しただけでなく、忍者を思わせる頭巾や鎖帷子まで再現したキャラクター性の強いデザインとなっているでござる。
しかも、武器は忍者刀ではなく回転ノコギリのみ装備は現代・・・ 否、ロボットニンジャらしい装備だと納得できるでござる。
これも、米国でニンジャブームが起きたおかげで、忍者が一般認知されたおかげでござるな。
さて、ロードロケットのキャラクター設定は、神出鬼没で身軽さを活かした体術を会得した「技の忍者」だそうでござる。
能力値はパワー(6)、知能(6)、スピード(8)、耐久力(4)、階級(4)、勇気(5)、武力(6)、テクニック(5)で設定されており、武器は右腕に装備されたターボ・レッドテェーンソーでござる。
しかしまあ・・・ 忍者にしては、ちょっと能力値が低いような気がするでござるが、海外設定だと役割がSTREET DEFENCE(市街地防衛員?)だったりするので純粋な忍者ではないのでござるかな?
そう、彼らレーザーバイクの役職はパッケージ表記では通称と表記されており、自称・紅忍者なのではないでござるかな?
おそらくG1時代に地球文化に触れたトランスフォーマーによってもたらされた忍者映画の影響でニンジャ修行を行った一般市民が実力を試すべくサイバトロンとデストロンに分かれてしまったのではないでござるかな?
イメージ的には現代アメリカンニンジャでござるな。 (笑)
なお、商品的には「脅威のスーパーポーズ! 変形メカ」なので現在でも十分通用する商品でござるが、可動範囲がやや狭いのが残念でござる。
無論、本品も現在玩具技術でデラックスクラスの商品をリメイクしてもらいたい一人でござるよな。
さて、ロードロケットにも誰か乗せてみるべく、「ミクロマン・レッドパワーズ」のレーザーソロモン(L-11、マスターミクロマン・レーザーソロモン、780円)を乗せてみたわけでござるが・・・
実は本品は2000年に「ミクロマン・レッドパワーズ」商品のマッハスピーダー(L-14、マッハスピーダー、1480円)として、発光ギミックを廃止とミクロマンが乗せやすいようにハンドルと武器パーツの形状を変更して販売されているでござる。
元々の「トランスフォーマー」玩具は「ミクロマン」「ダイアクロン」商品の流用から始まったので、トランスフォーマーからミクロマンに流用されるのはオカシナ事ではなく、これぞタカラワールドと賞賛したい玩具でござるな。 (笑)
しかし・・・ 本品の商品サイズだと、ミクロマン・レッドパワーズやマグネパワーズは若干小さいでござるな。
G2商品はロボマスのリジェを弄った程度なのですが他のも欲しくってたまらなかったりします。
次回もニンジャ属性のバイク系トランスフォーマーを用意しているでござる!