ごきげんようでござる!
10月10日は十月十日と組み替える事により萌となり、「萌えの日」なそうでござるが・・・
「トランスフォーマーに萌えなどいらぬ!」
と、云うのが拙者の信念でござるが・・・
まあ、萌え要素は無いよりも有るほうが好ましいと思うのがホンネでござる。 (笑)
そう! 萌え要素を前面に押し出した「キスぷれ」が失敗している事から、安易に流行りモノの流に乗っては失敗する見本でござるよな。
まあ、「キスぷれ」も販売戦略を間違えなけれな、商品的には悪くなかったので、ソコソコ成功しそうだと思ったでござるが・・・
販売戦略は大事でござるよな~ と、思い知らされたシリーズでござる。
にも関わらずタカラトミー合併後のドサクサ企画のあとにも・・・ いまだ、販売戦略を間違えている商品が多いのでござるよな。 (笑)
ちゅー事で、今宵は日本販売戦略を完全に間違えている・・・
グラビティボッツ・オプティマスプライム(GB-01、オプティマスプライム、2415円)の紹介でござる!
本品は2009年の映画「トランスフォーマー / リベンジ」劇中登場キャラクターをディフォルメしたグラビティボッツの名称で、自動変形玩具として販売された、映画公開第2弾商品でござる。
本品の自動変形ギミックは、重力を利用した新感覚の1秒変形アイテムでござるが・・・
中途半端にデフォルメされた造形は、購買意欲を減退させるに十分な商品なのでござるよな。 (笑)
まあ、自動変形玩具の場合はどうしても、ポロポーションが犠牲になってしまうものでござるが・・・ 本品はロボットモードを見ただけでも興味を示さない上に販売価格が2415円(税込み)でござるから、何だか分からないものに2000円以上支払うのは勇気がいるでござるよな。
更に、本品のパッケージ台紙は海外仕様のままでござるが、中台紙及び表示シールは日本仕様であるために、中途半端で商品の魅力を説明しきれていないのでござるよな?
そう! 本品は対象年齢3才以上の低年齢層向きの商品だったのでござる。
コレを商品説明無しに、中年齢層以上のファンに売りつけようとする不親切な販売戦略なのでござるよ。
まあ、いくら低年齢層商品とはいえ、日本じゃ低年齢層商品として売れないでござるよな。 (笑)
まあ、低年齢層向きの商品であることを踏まえれば、本品の大雑把で安全性を重視した造形は理解できるでござるが・・・
日本人向けのディフォルメじゃないでござるよな。 (笑)
しかも、本品の場合、オプティマスプライムの目に瞳が描かれているので、かなり怖いのでござるよな。
更に安全性と滑らかな変形を行う為に、肘や首などの可動箇所が全くないのでござるよな。
低年齢層向きの商品であれば、簡易変形で誤魔化されるでござるが、中・高年齢層にしてみれば、物足りない商品でござるよな。
まさに子供騙しの商品でござる!
が・・・ 肝心の子供にも売れなきゃ話にはならないでござるよな。 (笑)
そう! 中途半端にパッケージを製作するのであれば、完全に日本語表記にして子供と保護者に分かりやすい商品にするべきなのでござるよな。
なお、本品はブリスターパック中皿収納時にはハリガネ固定用の穴が設けられていたりするのでござるが、パツケージから取り出すと全く意味をださないでござる・・・
まあ、ストラップを取り付ける事は可能でござるかな? (笑)
更に変形防止用固定ピンによるストッパーが付属しているので海外商品に見られる「お試し穴」によるギミック確認が出来ないので商品ギミックをアピールすることが出来ないのでござるよな。
本品の自動変形は体感してこそ面白味があるだけに残念なパッケージでござる!
では変形!
変形方法は固定ピンを外した常態で、ロボットモードから傾けるだけでござる。
「キミにも出来る!すぐ出来る!一秒変形!」
のキャッチコピーの如く、前代未聞の簡単自動変形なのでござる!
う~む・・・
技術とすれば凄いもので、最初に変形させた時には感動もあるのでござるが・・・
一発ネタなのでござるよな。 (笑)
まあ、早い話が熟れてしまうと物足りないのでござるよな。
ホント、子供騙しなのでござるよ!
う~む・・・ あんがい、変形ギミックが楽しめるパッケージにしなかった事は成功でござるが・・・ 複雑でござるよな。 (笑)
まあ、簡易とは云え本品のヴィークルモードは特長を捉えているので、ネタ的にもコレクターズアイテムとしては抑えておきたい商品でござる。
そう、商品ギミックは評価したい商品なのでござるよ、ヴィークルモードからロボットモードの変形も脚部と車体裏のスイッチがストッパーとなっているので、起こすだけで変形するのでござる。
実際には「一秒変形!」と言っているでござるが、0,何秒の変形でござるな。
まあ、本品のみしか購入していない拙者が言うのも難でござるが・・・
一発アイテム的商品を劇中登場キャラクター分を製作して、日本販売に導入するのは如何なものでござろうか?
まあ、「グラビティボッツ」のカテゴリーは良いのでござるが、付加価値が無いのでござるよな。
劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」のキャラクターで製作せずオリジナルのトランスフォーマーにすれば、グラビティボッツという劇中未登場トランスフォーマーとして、活躍できたかもしれないし、購買意欲も出たはずでござる。
無論、販売価格的には1000円台が理想でござるが・・・
とりあえず、本品を中・高年齢層向けに正当化するのであれば、超重力下による行動を可能にする為に、適した体型に姿を変えたオプティマスプライムとかの設定をつくり、オリジナルのコミックでも封入しておけば売り上げは望めたかもしれないでござるな? (笑)
まあ、本品も日米との文化の違いによる販売戦略の失敗品でござる。
しかし・・・ 販売されちゃったモノでござるから、コレクターとしては購入せざるを得ない商品なのでござるよ。
無論、優先順位は低いでござるから、ぼちぼちと集めていくでござるが。 (笑)
とりあえずこの商品売るなら何処の店でも体験コーナー作らないと駄目ですね。普通に出しだけじゃ一秒変形の魅力を伝え切れませんし。
「キミにも出来る!すぐ出来る!一秒変形!」これは名ゼリフかと。
あれの方がかっこいいと思いますけれども。
それとこれについては、機能はそのままで小型化させて、マクドナルドのハッピーミールで出した方が良かった気がしますけれども。
まあ、技術は大いに評価したいでござるが、販売戦略と販売価格の間違いが痛いでござるよな。
あんがい映画登場キャラにしなければ映画キャラの版権使用料が要らなくなりコストダウンは可能だと思うでござるよ?