ごきげんようでござる!
ゴールデンウィークの真っ只中、ツーリング集団とすれ違うと元バイク乗りの血が騒ぐでござる。
さあ今宵は1986年に「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー2010」商品として販売されたバイクに変形するトランスフォーマー
ジャンキオン指揮官、レックガー(C-81、レックガー、1980円)の到着でござる!
レックガーは元々、1896年に米国で公開された映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」より登場した「宇宙のゴミ捨て場」と呼ばれるガラクタ惑星(惑星ジャンキオン)に住むジャンキオン一族のリーダーであり、サイバトロンとは別組織であるが協力関係となった為にサイバトロン商品として販売されたでござる。
なお、本体仕様は海外版と同じでござるが、日本版はパッケージが異なり、付属するカードのデザインも販売時期により異なるようでござる。
商品のヴィークルモードアニメ作画のトゲ付きタイヤを再現しておらず少々イメージが異なるでござるが、雰囲気的に未来的ヒューチャーバイクと呼ぶよりも現行イの大型のクルーザーバイク風ではあるでござる。
そう、商品も当時のトランスフォーマー商品では中型でござるが、自動車型オートボット系商品と比べると遥かに大きい存在で異彩を華っているでござる。
商品コンセプトとしてはオートボットとは異なる種別のトランスフォーマーなので4輪ではなく2輪が中心のヴィークルモードになったのでござろうが、やはり乗り手のいないバイクだけだと絵にならない商品でござる。
劇中の様に別のジャンキオンが乗り手になればよいのでござるが、当時販売されたジャンキオンはレックガーのみなうえに、代わりに乗せる適当なサイズのアクションフィギュアも販売されておらず、商品自体のギミックは転がし走行のみで武器パーツは余剰パーツにしかならないイマイチ魅力に欠ける商品だったでござるな。
なお、本品は付属のシールを貼っていない状態なので余計にチャチに見えるでござるかな?
ロボットモードも劇中と異なるデザインである為にアニメ版のレックガーのイメージは伝わりにくい商品でもあるでござる。
しかし、本品の設計は凝っており、両肩には当時珍しかったボールジョイントを採用しており、ゴムタイヤを採用した事で脚部の後輪を強引に移動させる事ができるでござる。
当時のバイク系変形ロボットの難点はタイヤ処理であり、各メーカーもイロイロと試行錯誤していたでござるな。
本品も前輪を盾に見立てるなどの工夫が行われているのでござるが、顔の造形も劇中に似ておらず、せめて髭くらいは塗装で再現してほしかったアルよ!
レックガーのキャラクター設定はガラクタに囲まれた生活を好みテレビが大好きなジャンキオン一族(ジャンキオンズ)のリーダーで、廃棄物より資源を取り出したり再生させる事で生計を立てているでござる。
性格は好戦的ではないにしろ、敵対する相手には勇敢に立ち向かい修理・再生技術に優れているでござる。 また、TVCMで言葉を覚えた為に独特の話し方をするあるね!
能力値は体力(8)、知力(7)、速度(6)、耐久力(10)、地位(7)、勇気(9)、火力(7)、技能(7)で設定されており、武器は装甲斧(バトルアックス)と電子頭脳昨日をマヒさせるレーザーでござる。
武器パーツは選択式でどれか保持するのでござるが、装甲斧はタイヤジョイント部に取り付けが出来るでござるが、レーザーは特別に収納できるジョインがないので余剰パーツになるでござる。
ロボットモーズも指揮官なので大きく作られたと思うのでござるが、当時の商品では可動箇所が多いとはいえイマイチ様にならず、部下商品も販売されなかった事も辛いでござる。
日本の風土ではコミカルなガラクタロボットは合わない(?)ような気がするでござるが、米国ではウケの良いネタで、いろいろと良い形で登場するでござる?
ジャンキオンの明確な誕生ストーリーは無いでござるが、もともとはガラクタ惑星に捨てられたトランスフォーマーの末裔か、セイバートロン星の戦果を逃れる為に脱出した避難民が独自の進化を遂げた種族として解釈されているようでござる。
ゆえに本来は何処にも所属していないグループだってでござるが、時期サイバトロン総司令官となるホットロディマス(C-78、ホットロディマス、1600円)と知り合った事でサイバトロンの協力者となった訳でござるな。
なお、映画本編で描かれたジャンキオン2体一組で乗り手とバイクが上下に入れ替わるジャンキオン戦法は当時再現できなかったでござるが、2011年に販売された「トランスフォーマー ユナイテッド」商品のレックガー(UN-18、レックガー、2415円)が登場したことでソレらしく再現できるようになったでござる!
あいや~ やはりバイクは人機一体あるね!
長年まった甲斐があったあるよお客さん! ユナイテッド版レックガーは買って損はないあるね!
しかし、残念なのは初代レックガーを上に乗せられない事が残念な事でござる。
因みにレックガーは中国や日本及びアジア圏の怪しいイメージで作られれたキャラクターでござるが、トランスフォーマーに置ける3大髭ロボットの一人として印象に残るキャラクターでもあるでござる。
ユナイテッド版が一番雰囲気が近そうなのですが買いそびれてしまったのが残念です。
見つけたら是非購入したいものですね!
バラバラになっても直しながら戦えるジャンキオンはカッコよかった。ありましたよね、そんなシーン。妄想じゃないよね。自信ないけど。
髭の無いレックガーなんてそこらのモブジャンキオンだみたいなもんだ!
当時どころか最近リメイクされるまでに出たジャンキオンって傭兵のデトライタスだけですよね
彼はハウンドのリカラーだからジャンキオン戦法は取れなかったろうけど…
ズッツトン殿、バイク系変形ロボット玩具はこれからも進化し続けるはずでござるから旧玩具で学ぶ事も大事でござる。
さすりゅ~殿、海外品だとジャンキオンではないが、ソレらしいカラーリングの商品も多かったり、他のチープTOYなどを流用してオリジナルのジャンキオンズを作るのもいいかもしれないでござるな。
ヌエベ殿、拙者も「アルよ」の出所は分らないでござるが、かなり昔の漫画などにも登場するので実際にアルよ言葉で喋っていた中国人がいたのかもしれないでござる?
まことしやかに書きましたが、手元に文献あるわけでなし、たぶんTVでやった情報なので、説の一つだったかもしれません。