ごきげんようでござる!
「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」は、原点回帰に戻りつつも日本人の趣味趣向感性を反映したデザインとキャラクター設定は好評であり、海外のファンからも注目を浴びている作品でもあるでござる。
中でもデストロン側のブレストフォースは、当時の合体兵士の中では最もバランスが取れた存在であり、後の勇者シリーズにも影響を与えた商品でもあるでござる。
ちゅー事で今宵は、デストロン軍団・ブレストフォース重機動合体兵士、ライオカイザー(D-335、ライオカイザー、5800円)の紹介でござる!
本品は1989年に国内でのみ販売された6体合体セットと単品販売の2種が販売されているでござるが、本体の仕様に変わりはなく、箱のみが異なるようでござるな。
拙者は合体セットで一気に揃うよりも、TV登場と同じくチマチマと揃えていったでござる。
まあ、現在プレミアを考えるのであれば、単品6体よりも箱付きの合体セットの方が価値があるようでござる。 (?)
さて、ブレストフォースとは悪のシンボルである動物と武器に変形すソレゾレの性格を反映した分身(動物型自立ロボット)を有するデストロンのエリート兵士であり、玩具設定上ではデスザラス(D-336、デスザラス、3980円)を含む7人がブレストフォースと呼ばれるカテゴリーでござるな。
まあ、エリート兵士とはいえ劇中では他の主だったデストロン兵士は登場せず、下働きの存在であり、デストロン軍団のNo.2を務めるのが、攻撃副官のレオザック(D-329、レオザック、980円)でござる。
レオザックは、ライオンブレストを装備しており、ヴィークルモードはF-14ジェット機であり、6体合体では胸部及び合体パーツを用いた頭部を担当するでござる。
航空兵士のガイホーク(D-330、ガイホーク、980円)は、ホークブレストを装備しており、ミグ29ジェット機に変形するでござる。
なお、TVアニメでは最後に加わったブレストフォースで、6体合体では右腕を担当するでござる。
さてさて、ブレストフォース3体目はスパイ兵士のヘルバット(D-331、ヘルバット、980円)でござる。
ヘルバットは、コウモリブレストを装備しており、6体合体では左腕を担当するでござるな。
陸戦担当のブレストフォースはレオザック達航空部隊が取り逃がした敵や追い込んだ敵にトドメを指す役割でもあり、空陸のバランスに優れた部隊でもあるでござる。
ミサイルバギーに変形する電脳兵士のジャルガー(D-332、ジャルガー、980円)は、ジャガーブレストを保有しているでござる。
ジャルガーのミサイルはダミーであり発射は出来ないものの、余剰パーツ対策を兼ねて、ライオカイザーの武器(ストライクミサイルガン)として組み合わされ、本体は腰部を担当するでござる。
ゲパルト戦車に変形する工作兵士のキルバイソン(D-333、キルバイソン、980円)はバイソンブレストを装着しているでござる。
キルバイソンの対空砲は取り外して、ジャルガーのミサイルと組み合わせる事で、ストライクミサイルガンとなり、本体は右足を担当するでござる。
そして最後がドリル戦車に変形する作戦兵士のドリルホーン(D-334、ドリルホーン、980円)でござる!
ドリルホーンは、サイ型のホーンブレストを装着しており、6体合体では左足を担当するでござる。
では! 合体でござる。
合体方法は右腕担当のガイホークと左腕担当のヘルバットが合体し、それぞれに引き込み式の拳が内蔵されており、余剰パーツ対策となっており、好感が持てる設計なのでござるが、1992年に欧州方面でサイバトロン所属ブレストフォース(全4種、日本未販売)として販売された際には、徹底的に合体が嫌われ、合体パーツを削除して販売されたものでござるが、ガイホークとヘルバットは、内蔵式の拳が合体を臭わせるために、販売されなかったりしたでござる。 (笑)
胸部に合体したレオザックが合体用パーツの頭部を装着することで上半身は完成するでござる。
唯一の合体用余剰パーツは残念でござるが、レオザックの後頭部のニク抜きアナをデザインに取り込んでいる設計は面白いでござる。
そして、ジャルガーを腰として、キルバイソンとドリルホーンが合体し、下半身となり、ジャルガーのミサイルとキルバイソンの高角砲が合わさり、ストライクミサイルガンと成るでござる。
う~む・・・ 陸戦部隊が6体合体で下半身を成型する設計は心憎いでござるな。
重機動合体兵士 ライオカイザー
合体兵士らしいカラフルなカラーリングと、動物をデザインに取り込んだ頭部とバランスは非常に優れており、左右非対称でござるがバランスのとれたシルエットもトランスフォーマーとは別の正義側ロボットといて登場しても可笑しくない設計でござる。
しかし・・・ 当時の合体ロボット玩具でござるから可動箇所は皆無なのでござるよな。 (笑)
しかも、劇中で使用した槍状の武器などは付属しないでござる。
まあ、玩具全体の雰囲気は良いので当時としてはソコソコ満足が出来る商品だったでござるな。
なお、劇中および玩具設定でも最強の合体兵士でござるが、チームワークが悪く本来の力を発揮できない設定であり、日本設定とすれば珍しくチームワークの悪い合体兵士でござる。
なお、ライオカイザーの必殺技は自爆に見せかけ、四方からの超スピードで襲い掛かる「バトルエクスプロージョン戦法!」であり、空陸のバランスの取れたライオカイザーだからこそ可能な戦法なのでござるが、チームワークが悪く失敗する場合も多々あるのでござるよな。 (笑)
まあ、商品的にも魅力的な合体兵士なのでござるが・・・
ライオカイザーに合体後はブレストアニマルが、ジャガーブレスト以外は余剰パーツとなるのでござるよな。
う~む・・・ 武器モードのブレストアニマルを保持するにはライオカイザーの拳の穴では大きすぎるので使い道はないのでござるが・・・
合体後のブレストアニマル達は独自に活動しているのでござろう。
スターセイバーの2大総司令官を
手玉に取ってましたから、
レオザックの自信過剰な性格は合体後の強さに
裏打ちされた物だと当時思い知らされました。
同じ6体合体のデバスターの技術発展型なんでしょうかね?
全体のプロポーションががっしりしてて
触ってて楽しかったですw
(といってもデバスターはもってなくミックスマスターだけしかありませんが;)
今の技術で6体合体を再現して欲しいですね~