「がんばれ日本!」
「日本には世界に誇る技術がある!」
と・・・ 云いたいでござるが、残念ながら現日本では現行法律既得権益大人の事情モロモロで最先端技術が活かせないのが現実でござる・・・
復興税は仕方が無いにしろ、今こそ超法規的処置で東日本の復興と日本全体の雇用景気対策行うべきでござるな。
そう、タカラも世界に誇る玩具技術をもちながら販売戦略が下手なだけに玩具技術を活かせないのでござるよな・・・
今宵は2001年にタカラが展開した「電動作戦 ガッタイオー」よりパワークラッシャー(3、パワークラッシャー、1600円)の到着でござる!
本品は電池BOX(単三乾電池1本使用)と作動スイッチを兼ねたロボットフィギュア・デンチマンとモーター内蔵マシンを組み合わせた画期的な商品なのでござるが・・・ 本シリーズは基本構造は共通のバリエーション商品で展開されてしまった為に人気がイマイチな商品なのでござる。
本品も合体セットに付属するキューキューパンチャー(1、ガッタイオー自動合体セット、4980円)の一部パーツを変更した成型色変更品で、同時にカラーリングの異なるレスキュークラッシャー(5、レスキュークラッシャー、1600円)も販売されているでござる。
なお、本品にはカタログを兼ねたブックレットとブロックが3個付属するでござる。
パワークラッシャーを操作するデンチマンは動物が大好きで、いつものんびりしているが、どんなときにもへこたれない性格のパワーデンチマンでござる。
本品も2001年販売型デンチマンの成型色変更品でござるが、目のシールが変更されているものの塗装部分が少ない為にチープな仕上がりになっているでござる。
そう、デザイン的には子供受けしそうなディフォルメ体形でござるから塗装を強化していれば商品的にも魅力を出せたはずでござる。
販売コスト削減の為に塗装を省いてしまうのは自ら商品の魅力を下げているマイナス要因なのでござるよな・・・
さて、パワークラッシャーの車種はワンボックスカーという事でござるが、救急車であるキュウキュウパンチャーの成型色変更商品が黒いワンボックスカーという事実はダイアクロン・カーロボットの遺伝子を受け継いだ商品であるなとタカラファン的には関心してしまうでござる。
しかし、古参のファンでもない御仁にとっては手抜きの色換え商品でしかないわけでござるな。
そう、本来男の子というのは電動玩具が好きなもので、同じような玩具が幾つもあっても困らないものでござるが、女の子の場合は同じ物を複数買う感覚がない故にサイフを握るお母さんが「これ持っているから他のモノにしなさい!」で買ってもらえない場合もあるのでござるよな。 (笑)
合体セットにはオリジナルアニメビデオが付属するでござるが基本的にはTV放送の無いキャラクターの知名度は低いモノで商品の差別化が感じられないでござる。
バンダイ提供の特撮ドラマではイケメン俳優を起用し、「お母さん」にアピールする事によって玩具の売り上げにも貢献しているでござるが、タカラの場合はソレが出来ないうえにヒットアニメを提供したにも関わらず玩具が売れない状況を作ってしまったトラウマもあるので、TVアニメに消極的な面もあるのでござる。 (笑)
確かに「ガッタイオー」のオリジナルビデオ作品は面白いものではないでござるが、「ビーダマン」「ベイブレード」などの様に本気で製作すれば十分販促効果はあったはずでござるよな・・・
さて、本品ギミックはパワークラッシャーにパワーデンチマンを乗せて押し込む事によりスイッチが入り走り出すでござる。
更に車体裏の変形スイッチを動かす事によりアタックモード(合体モード)に自動変形するでござるな。
自動変形と言ってもフロントカバーが持ち上がるだけでござるが、メッキ処理されたハサミを開閉させながら走り続けるでござる。
単品販売品では付属のブロックに当てるなどして遊べるでござるな!
なお、パワークラッシャーは巨大なハサミで硬い岩を砕きながら進むパワーマシンの様で、能力値もスピード★★、パワー★★★、破壊力★★★で設定されているでござる。
ガッタイオーへの自動変形はファイヤーアタッカーを中心に左右にパトパンチャーとキュウキュウパンチャーを配した専用レール(デンチマンベース)上で行われるでござる。
デンチマンベースは場所をとるでござるが自動変形のギミックは圧巻でござる。
もっとTVCMで自動変形の動画を再生していれば本品の実力を知らしめたはずでござるが合体後のデザインがデザインだけに写真だけでは損をしているでござる!
強化合体! パワークラッシュガッタイオー
設定では状況に応じて合体パートナーを交換した強化合体なのでござるが、見た目も変わらないデザインであることが辛いでござる・・・
ほんと、TVアニメによる視覚補正がなければ辛いでござるよな。
自動変形ギミックの技術もデザインも悪さで評価されないのも残念で仕方がないでござる。
そう、商品は腕部左右を入れ替えて合体可能でござるが、シルエット的に変わらないのも本品の評価を下げている要因でござるし、強化合体用マシンも成型色変更品で済ませているのも合体ロボット玩具としてはダメダメでござる。 成型色変更品で商品数を稼ぐのはタカラの伝統でござるが、本品の場合は数を増やしすぎた敗因があるでござる。
タカラは無駄な拘りを見せるぶん妙なところでコスト削減を行うから商品の完成度を落としていたりするのでござるよな・・・
まあ、拙者的には不器用で職人堅気なタカラというメ-カーは好きなのでござるが。 (笑)
拙者的にはデンチマンのシステムは評価しているので、このまま眠らせておくのは非常にもったいないのでござるよ。
タイアップ用のTVアニメは製作せずともタカラトミーに合併したことで、ポケモンやディズニー関係の商品化も可能になったのでキャラクター型のデンチマンに関連するモーター内蔵マシン(外輪船とか機関車)と組合せば販売時期を限定しない定番商品になるはずでござるし、プラレールに対応すれば更に遊びが広がるなどの可能性を秘めているのでタカラの財産である玩具技術を上手に使ってもらいたいものでござる。
「がんばれタカラトミー!」
日本の景気対策に一役かってくだされ!
ただ、タカラトミーにはベイブレードやリカちゃん人形、プラレールといったヒット商品が他にもあります。デンチマンもこれらと肩を並べればなぁ…。
「こんなメーカーがそんなに不器用な訳が無い!」
それをいったら、平成ライダーも劇中では、アイテムなどの扱いがアッサリし過ぎてる、ていうか・・・(そもそも、パワーアップ話の扱いが軽過ぎる気がする)。
それにもかかわらず、関連アイテムが売れてるのも不思議ですが。
今年は、TF映画でゴリ押しが出来そうですが、果たして来年は・・・と気になって仕方がありません。
くぼやん殿、タカラの場合はリカちゃんシリーズなどの定番商品が強いので商売度外視(?)の冒険した商品も販売できるわけでござるが、やはり販売意戦略は考えるべきだと思うのでござるよ?
作りの拘り具合が実に素晴らしいと思うんですけど、妙な所にも拘ってしまうが故に100パーセントが半分以下くらいにまでなってしまうのが悲しいですね。
・・・タカトミってやっぱドMなのか。