\ | 合併前名称(位置等) | 合併後名称(位置等) |
法人 | 濱名学院 (尼崎市) |
濱名山手学院 (尼崎市) |
神戸山手学園 (神戸市中央区) |
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大学 | 関西国際大学 (三木,尼崎) |
関西国際大学 (三木,尼崎,神戸山手) |
神戸山手大学 (神戸市中央区) |
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中・高 | 神戸山手女子中学・高校(名称変更なし) |
合併後、神戸山手大学キャンパスは関西国際大学神戸山手キャンパスとなる。
SGWに見つけたニュースである。
上記2法人が統合する。神戸山手学園が運営する単科大学・神戸山手大学の学部を、そのまま濱名学園が運営する関西国際大学の学部として受け入れるかたちである。
神戸新聞が3月22日記事で取り上げていた。記事によれば、『少子化が進む中、文部科学省は大学の統合・再編のための手続きを簡素化した新制度を創設する予定で、その適用第1号となる見通し。現代社会学部のみの単科大学の神戸山手大が、関西国際大に学部譲渡する形で両大学の統合が可能になる。』とのことである。
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記事を読んで、神戸山手大学という名前に何か引っかかりがあった。
2年前(’17-11-15)に「私立大の学部のみ譲渡容認へ」で、僕はこんなことを書いている。
今回の制度変更は「設置者変更」('15-09-06)で取り上げた、神戸夙川学院大学のような単科大学のケースに対応しやすくするものかもしれない。
神戸山手大学は上記神戸夙川学院大学から、観光文化学部観光文化学科のカリキュラム・学生・教職員を継承、現代社会学部に観光文化学科を’15年4月に設置している。継承した側の神戸山手大学が、今度は継承される側になる。そのこと自体に何か異議はない。在学生の学びの保証をすることが、公立であれ私学であれ”FIRST”であるべきだからだ。
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関西国際大学は、関西女学院短期大学設置が1987年、大学開学は1998年。短大開学としてはかなり後発である。
神戸山手大学は、神戸山手女子短期大学設置が1950年、大学開学は1999年。短期大学の開学は、3校の中で一番最初である。
旧神戸夙川学院大学は、’07年開学。神戸夙川学院は神戸夙川短期大学を1965年に開学している。大学が’15年に閉校後、’19年に神戸市長田区の神戸学院大学法科大学院跡地に移転。「神戸教育短期大学」に名称を変更して存続している。
なかなか大変である。