プレスレリースを読んで考えたことをひとつ。
本学は、教育研究上の目的を明確にするため「東京専門職大学(仮)」から「東京保健医療専門職大学(仮)」に改称いたしました。
保健医療分野に特化した専門職大学として、新たな時代のニーズに対応できる理学療法士・作業療法士を育成して参ります。
同大学の設置認可申請が出た時から、僕は少々違和感を感じていた。専門職大学を名乗るのであれば、専門を前面に出さないのは、自ら宣伝する機会を捨てるに等しいこと。おかしいな、もったいないなと思えたのだ。
東京保健医療専門職大学に限らず、大学の名前(名乗り)は大切だ。平成以降に開学した大学で、医療分野に特化した学部学科設置大学は、その分野名称を校名に含むものが多い。これはある意味、大学の覚悟である。そしてひとたび名称に含めた以上、僕はつぎのようであるべきと思う。
Names and natures should agree.
(名は体を表すべし、名前に見合った大学になるべし。)
名乗りを上げたら、次は何を為すべきか。それは”Name only”と言われぬよう、専門職大学として(「専門学校の看板掛け替え」と揶揄されぬよう)、地道に努力を重ねることだ。それが受験生&保護者、高校の先生たちの信頼を勝ち得る、唯一の道である。
なお、東京保健医療専門職大学と同じく、令和2年度に開学を目指す専門職大学に、東京医療福祉専門職大学がある。なかなかややこしいことである。
令和2年4月に開学を目指す大学、専門職大学。設置認可の可否は、10月頃判明する。
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タイトルは「名は体を表す」の英語訳(英語での言い回し)である。
’18-11-14、「平成30年10月末申請の大学等の設置認可の諮問について(平成30年11月7日)」
’11-12-01、「留意事項を読んでみる。」