地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

「クライマーズ・ハイ」

2008年07月09日 | 映画・テレビ
 


映画「クライマーズ・ハイ」は、必見の一作だ

 アップテンポの展開と、その一方で静かに流れる美しい映像。1985年8月12日に起こり、520人の命が奪われた日本航空・東京-大阪123便御巣鷹山墜落事故を扱った映画「クライマーズ・ハイ」を、今日観た。横山秀夫原作、原田眞人監督で、堤真一、堺雅人ほかが出演している。
 宣伝コピーは、「走り 叫び 書いた 新聞記者たちの激動の一週間」。抜くか抜かれるか、そして墜落事故をどのように扱うか、まさに激動を地方新聞社をサスペンスタッチに舞台に描いている。
 まだ上映が始まったばかりで、結末も書けないのが悔しい。とても素晴らしい映画だった。
 「東宝シネマズ岡南」で観たのだが、もうパンフレットは売り切れていた。館内も大入り。それだけの人気に相応しいというか、映画が感動的だからだ。今後も多くの人が観るだろう。見るに相応しい、見逃してはならない一作だ。
 さてこの日のお昼は、「カフェ・ド・ブレル」で、フォーを楽しんだ。ベトナムで食べた、しっかりと香辛料の入ったフォートとは違うが、なんともスープが美味しかった。映画の半券を見せると、コーヒーがサービスされた。ラッキーだ。
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三谷映画

2008年07月09日 | 映画・テレビ
 


「ザ・マジックアワー」の監督三谷幸喜について再び

 映画の話題をもう一つ、今も「東宝シネマズ岡南」で上映されている「ザ・マジックアワー」と監督の三谷幸喜についてである。
 私は、この話題作「ザ・マジックアワー」はとても面白かったが、いささかの違和感を感じると書いた。そしてまた後日、自身が製作した作品を一人でも多くの人らに見てもらうために、「できることは全てする」といった姿勢で、マスコミへ露出した三谷幸喜監督の姿勢を絶賛した。
 ここでは、三谷作品への「若干の違和感」について、私の思いを書いてみたい。何故違和感を感じるのか、それは三谷作品が「作られたもの」だからだと思う。彼は映画でどうしたら観客が喜ぶのか、一生懸命に考えてそれを映像化している。時折、その「仕業」にもっともらしさを感じて、興醒めするときがある。「もっともらしさ」への「違和感」ではなく、作品全体に流れる三谷幸喜監督の「企み」と、どうしても向き合わざるを得ないからだと思う。
 私が観たいのは、そして観て楽しいのは、人間が真面目にしでかす面白さだ。そんなものに出会うと心から笑えるのだ。「釣りバカ日記」で、以前に見せていた西田敏行の「裸踊り」では決してない。そんなものには笑えない、むしろ白けてしまう。
 「人間が真面目にしでかす面白さ」と言うべきものは、山田洋次が大切にしている世界だ。三谷幸喜監督も、山田洋次監督と同様に、根っからの悪人を登場させてないような気がする。三谷作品を多くは、観ていないので「気がする」といった表現になった。その意味では共感をするのだが、「笑わそう」と必死の様が、時折顔を出す。それに興醒めする。
 ともあれ、三谷幸喜は映画ではなく、やはり舞台の脚本家という気がしてならない。そんなことを、今日映画「クライマーズ・ハイ」を見ながら思ったので書き留めておく。
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