「平山郁夫古代メソポタミア文明展」開会式に参加、オリエント美は心落ち着く
今日は日本列島を台風が通過し、京都・滋賀・福井に初の「大雨特別警報」が発令された。私も行ったことのある京都・嵐山など各地で大変な被害が出ている。今年は天気の異常さを痛感する日々。悩ましい。心からお見舞いさせていただく。一方岡山では台風一過という感じの快晴。空がお空く澄み渡った。まだ残る台風の影響か風もあり、過ごしやすい天候となった。
ところで一昨日・14日には、オリエント美術館「平山郁夫古代メソポタミア文明展」の開会式に参加させていただいた。「人類最古の文明、メソポタミア文明は、ティグリス川とユーフラテス川の間で育まれました。遠隔地から希少な鉱物や木材、貴石を入手する交易システム、各種の取引を記録するための文字=楔形文字が発明されました。現代社会の基礎となる仕組みや技術の多くがこの時に生み出されていたのです」と紹介されている。
そんなおよそ5000年前の貴重な文物・約300点が展示されている。まさに精巧な技術などに驚かされた。平山郁夫画伯の素描作品も展示されていて魅了された。開会式典であり、三上社のみなさんの素晴らしいお琴の演奏もあった。この展覧会は、私が以前からお世話になっていた岡山放送のYさんが実質初めて担当された催しだ。何としても、成功して欲しいと願う。たくさんの方々に観ていただきたいと、心からご案内させていただく。くれぐれもよろしく。
この開会式展では、岡山県文化連盟・若林昭吾会長とお目にかかった。私が文化行政を担当していた頃に、ずいぶんとお世話になった方で、ご挨拶もさせていただいた。と言っても、フェイスブックでは「友達」であり、久しぶりという感じはしなかった。それは、若林さんのお人柄のせいもある。相変わらずお元気で、とても魅力的だ。若さでは負けるが、年齢では私が勝っている。私も負けてはいられないと元気をもらった。
ところで、現役の頃は仕事に疲れると、私はオリエント美術館の光庭に座って読書などをして、安らぎをもらい元気を回復させていた。光庭のあるオリエント美術館、私の好きな美術館だ。
60代では82%が「自身を高齢者と思わない」。働き続けたい年齢は67.5歳
今日は敬老の日。2002年までは昨日の9月15日だったが、その前年の祝日法改正いわゆるハッピーマンデー制度の実施によって、翌年からは9月第3月曜日となっている。成人の日といい、紛らわしくて仕方がない。
ところで、この「老人」という言葉だが、ある調査によると、「50~70代が高齢者だと思う平均年齢について聞くと『70.5歳』とあった。そして60代では82%が「自身を高齢者と思わない」と応えている。私も同じだ。前期高齢者の仲間入りをしている身だが、「高齢者」と呼ばれるのには抵抗がある。そして、「働いている人に働き続けたい年齢について尋ねたところ、全体では平均して『67.5歳』までだった」とある。私は、もう少しだけ働きたいと考えている。
また、先の調査では、「理想の男性高齢者著名人を聞いたところ、1位は北大路欣也さん、2位は宇津井健さん、3位は津川雅彦さん、以下長嶋茂雄さん、田原総一郎さん、野村克也さんと続く」とある。私もやはり、北大路欣也さんだ。美しく老いたいと、いつも願っている。
因みに、女性は、1位は八千草薫さん、2位吉永小百合さん、3位黒柳徹子さん、テレビ小説「あまちゃん」に出演している宮本信子さんは4位」となっている。
さて今日の「敬老の日」は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされている。そして、「老人福祉法」の第2条(基本理念)では、「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする」とある。果たして、「敬愛され、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障」されているだろうか、甚だ疑問を感じている。法の基本理念に添って、老人施策の充実を心から願う。今日はそんな契機とするべき日だ。