「あまちゃん」で大ブレイクの能年玲奈が出演する映画「ひまわり」を観て!
大人気のNHK朝ドラ「あまちゃん」は、残り2週間を切った。今月28日が最終放送日だ。もう一つの大ヒットを記録しているTBS連続ドラマ「半沢直樹」は昨日の放送回で瞬間最高視聴率40.1%を記録し、いよいよ来週22日が最終回だ。どちらもどんな結末か、様々な推測が囁かれている。
大人気の「あまちゃん」に変わって、9月30日(月)から放送が開始されるのが女優杏がヒロインを務める「ごちそうさん」。そのポストカードができているかと、先週の土曜日にNHKに行ったが、まだ置かれていなかった。その代わりというか、「八重の桜」は新しいバージョンになっていた。
「あまちゃん」は私も朝食を準備している際に、パートナーが見ているので、自家製ジュースができた時に届けて、少しだけ見ることもある。そんな中で、感心するのが古田新太が演じている太巻役だ。その容姿が作詞家&プロデューサーである秋元康にあまりにも似すぎている。
ところで、「あまちゃん」のヒロイン天野アキ役の女優・能年玲奈と会える機会を、私は昨年逸している。私が昨年その製作・上映の運動に関わった映画「ひまわり ~沖縄は忘れないあの日の空を~」に能年玲奈が出演し、その出演シーンに当初はエキストラで参加する予定だった。そう、予定だったが、実現しなかった。「あまちゃん」を見る度に、悔しくて涙が流れる。
昨年、私がその映画「ひまわり」の沖縄での撮影現場を訪問したが、当初は能年玲奈の出演シーンを撮影予定だったが、途中で変更になった。その時は既に飛行機などの手配をすませており、変更しなかった。今のブレイクを予想できていたら、無理にでも能年玲奈の出演シーンに合わせたのにと、切なくもなっている。
ともあれ、「あまちゃん」の放送も残り少なくなった。その「あまちゃん」の最後のシーンまで見続けるとともに、ブレイク前の能年玲奈が出演する映画「ひまわり」も是非とも観て欲しい。県内では、10月27日に高梁市と津山市で、11月3日に倉敷市で、11月10日に赤磐市で、そして11月16日に玉野市で上映会がある。詳しくは、中国共同映画に問い合わせて欲しい。よろしくお願いする。
秋元康vs鈴木おさむ『天職』を読んだ、「雑談の必要性」が私の心に響いた
秋元康が放送作家の鈴木おさむと語り合っている『天職』(朝日新聞出版刊)を読んだ。鈴木おさむは、24時間マラソンを走って話題を呼んだB三中・大島美幸の夫であり、テレビ「スマスマ」の構成なども手掛けている。二人の話に結構刺激された。
こうした本は、ある種「ハウツウもの」と呼ばれ、様々な教訓のようなことが盛り込まれている。そうした部分はゴシックとなっている場合もある(『天職』もそうだ)。私がこの本を読んだのは、「おニャン子クラブ」や「AKB48」等をプロデュースして、時代の先端を走り続けている秋元康の人間像を少しだけでも垣間見たいと思ったからだ。「モーニング娘。」絶世の頃には、つんくの『LOVE論 あなたのいいトコ探します』(新潮社刊)も読んだ。その本はまだ我が本棚に並んでいる。
さて、この本の中で私のアンテナに響いたのは「雑談」の部分だ。「最初からすごいアイディアがあるなんて絶対思わない。僕たちだって、明日までにすごくおもしろい企画考えてこいって言われたってなかなか出ないよ。それよりも、雑談している中で、『あ、それおもしろい』っていうのが出るんだようね」と秋元康が語っている。
私も現役時代は、職場のスタッフに「雑談を。その中から何か生まれる」と繰り返し言ってきて、実践もした。単にオシャベリなだけでもあるのだが・・・。文化行政であり、「前例もなければテキストもない。必要なのは、職員の感性と人間性」と考えて、「人間力」勝負で様々な施策を展開してきた。その根底には、スタッフの雑談がある。
我が職場の真ん中に大きなテーブル(それは来客用、我が課のスローガンは、市民とともにを貫いて、市民の来客が多い職場をめざす)をドーンと置いて、そこで職員同士で、そして市民のみなさんとも雑談する。
我が職場は企画部門だったので、両隣はみんな静か。我が課だけがワイワイガヤガヤ。少し顰蹙(ひんしゅく)も買っていた。私の後任の方は、「この職場は雑談が多すぎる。静かに仕事を」と厳しく指摘されたとか。それはまさしく正しい指摘だ。
そんなことを懐かしく思い出しながら、『天職』を読んだ。今、「雑談」しながら企画を進める機会が少なくなっているのをとても寂しく思ってもいる。