2019/7~9月GDP第2次速報を見る
今日、内閣府から7-9月のGDP第2次速報が発表になりました。
マスコミでは第1次速報では、実質成長率は対前期比で、0.1%でしたが、第二次速報では0.4%に修正され、年率換算では、0.2%から1.8%に大幅上方修正されたこと、修正された主因は、企業の設備投資が大幅に増えたことによるといった説明が多いようです。
12月3日のブログで法人企業統計季報の7-9月の結果をベースに「 企業は何を目指すか」を書きました。その中でも企業の設備投資の急増を指摘しましたが、減速が予想された設備投資の急増は意外でした。
今回の第2次速報は、これが反映されて、数字が変わったことはその通りですが、中身をよく見るとそれだけでもないようなので、注意喚起という意味で、少し詳しく見てみました。
1つには、10月から消費税が上がったことがあります。駆け込み需要は健在だったことも指摘しましたが(11月13日)、この影響も統計に出てくる可能性も当然ありそうです。
企業の設備投資に駆け込み需要(心理的に)があったかどうかは解りませんが、消費にあったとすれば統計数字に出てくるはずです。
という事で現実の数字を見ますと、対前期実質成長率が0.1%から0.4%に0.3ポイント増えていますが、それに寄与しているのが、家計最終消費0.1ポイント、民間企業設備が0.2ポイントです(小数点以下2桁目の四捨五入の誤差があるようですが無視)。
やはり消費支出も0.1ポイント上方修正に貢献しているようです。
この分が、消費税引き上げ後の10-12月期にどう出るか、3か月後に、消費増税と消費支出の関係が解るでしょう。
実際には毎月の家計調査でその前に把握できます。
設備投資の堅調も結構なことですが、更に望ましいのは、消費支出に安定した増加傾向が出ることだと思っていますが、今後に注目したいと思います。
今日、内閣府から7-9月のGDP第2次速報が発表になりました。
マスコミでは第1次速報では、実質成長率は対前期比で、0.1%でしたが、第二次速報では0.4%に修正され、年率換算では、0.2%から1.8%に大幅上方修正されたこと、修正された主因は、企業の設備投資が大幅に増えたことによるといった説明が多いようです。
12月3日のブログで法人企業統計季報の7-9月の結果をベースに「 企業は何を目指すか」を書きました。その中でも企業の設備投資の急増を指摘しましたが、減速が予想された設備投資の急増は意外でした。
今回の第2次速報は、これが反映されて、数字が変わったことはその通りですが、中身をよく見るとそれだけでもないようなので、注意喚起という意味で、少し詳しく見てみました。
1つには、10月から消費税が上がったことがあります。駆け込み需要は健在だったことも指摘しましたが(11月13日)、この影響も統計に出てくる可能性も当然ありそうです。
企業の設備投資に駆け込み需要(心理的に)があったかどうかは解りませんが、消費にあったとすれば統計数字に出てくるはずです。
という事で現実の数字を見ますと、対前期実質成長率が0.1%から0.4%に0.3ポイント増えていますが、それに寄与しているのが、家計最終消費0.1ポイント、民間企業設備が0.2ポイントです(小数点以下2桁目の四捨五入の誤差があるようですが無視)。
やはり消費支出も0.1ポイント上方修正に貢献しているようです。
この分が、消費税引き上げ後の10-12月期にどう出るか、3か月後に、消費増税と消費支出の関係が解るでしょう。
実際には毎月の家計調査でその前に把握できます。
設備投資の堅調も結構なことですが、更に望ましいのは、消費支出に安定した増加傾向が出ることだと思っていますが、今後に注目したいと思います。