tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

経済研究機関等の2020年度実質成長率予測

2019年12月29日 23時55分54秒 | 経済
経済研究機関等の2020年度実質成長率予測
 去る12月21日、22の両日、2020年度の「政府経済見通し」について書きました。
 趣旨は、政府が大変高い経済成長率の見通しを出しているという事実と、私なりに(勝手に)その理由を考えてみた結果についてです。

 その節、多くのシンクタンクの実質成長率予測は0.5%辺りに集中していると書きました(政府の見通しは1.4%)。

 私自身、数字を調べて書きながら、自分の見間違いではないかと何度も疑ったのですが、やっぱりそうだという事が解って、「これは書いておかなければいけない」と思って書いたのですが、まだ「本当にそんなに違うの、数字の見間違いじゃないの」と、自分の中でいう声があるので、改めて、最近発表になった各研究機関の「2020年度」の日本経済の実質GDP成長率を集めて一覧表にしてみました。(高い順)
   政府         1.4%
   ニッセイ基礎研    0.7%
   日経センター     0.5%
   大和総研       0.5%
   三菱総研       0.5%
   みずほ総研      0.5%
   三菱UFJリサーチ  0.5%
   東レ経営研      0.4%
   安田生命       0.3%
   富国生命       0.3%

 まだまだ経済見通しを発表している所は沢山あると思いますが、一応ここまで集めました。

 かつては、研究機関によって強気の所、弱気の所などの性格もあり、政府見通しがまあ中庸という所かな」などと思って、見ていた記憶がありますが、ここまで差が出てしまいますと、結果が出た時、一体どういうことになるのかな、大きく外れた方はどう解説するのだろう、などと要らぬ心配をしています。