今日、10月の家計調査が発表になりました。
何時も指摘していますように、日本経済の動きに最も影響の大きい家計の消費支出は、このところずっとコロナ次第という状況です。
日本では新規感染者増加の最も酷かったのは今年の8月中旬で、下旬から9月にかけて下がり始め、11月に至って「何とかこのまま収まってくれれば…」とみんなが願うような現状になっています。
政府もこの状態が続くことを願っているのでしょう、種々の規制も少しずつ緩和しながら、状況を注視ししているといったところのようです。
この影響は、家計消費にもはっきりと表れているようです。
昨年の秋は、異常に楽観的だった政府のGoTo政策などで一時的に消費支出が増加したりしましたので、今年の消費支出は前年同月で比べると減少が目立つことになり、このブログでは、先月はコロナの影響のなかった一昨年の同じ月と比べてみています。
家計調査の「2人以上所帯の季節調整済み消費水準指数」で見ますと、残念ながら9月までは一昨年の水準に追い付いていませんでした。
前月のこのブログでは、「10月はどうでしょうか?」と書きましたが、今日の発表では今年の10月は一昨年10月の水準を超えたようです。
一昨年10月101.4、(昨年はGoToのせいで104.3)今年は103.0です。
今年の6月からの指数の動きは99.7、99.1、94.8、100.3、103.0(10月)で、新規感染者の減少とともに、家計消費の回復がみられるわけです。
このところ、財布の紐が固い勤労者所帯の平均消費性向は10月は68.2%で、前年の68.5%には0.3ポイント追いついていませんが、3.9ポイントも下げていた9月からみれば、大幅上昇と言えそうです。
こう見てきますと、コロナ新規感染者の順調な減少は、政府の徐々ながらの規制緩和と相まって、家計の消費態度の積極化に、明らかに効果を持っていると言えそうです。
ところで、心配は「オミクロン株」という事ですが、この未知数が、今後、どのように既知の部分を増やし、「日本で、確り感染拡大を防いだ」と言われるようになれるかどうか、日本の対応の在り方が問われることになるのでしょう。
ここで頑張れば、景気回復でも明らかにプラスという事になるのでしょう。当面、景気の先行指標は、何よりもコロナ新規感染者の動向という状態がまだ続きそうです。
何時も指摘していますように、日本経済の動きに最も影響の大きい家計の消費支出は、このところずっとコロナ次第という状況です。
日本では新規感染者増加の最も酷かったのは今年の8月中旬で、下旬から9月にかけて下がり始め、11月に至って「何とかこのまま収まってくれれば…」とみんなが願うような現状になっています。
政府もこの状態が続くことを願っているのでしょう、種々の規制も少しずつ緩和しながら、状況を注視ししているといったところのようです。
この影響は、家計消費にもはっきりと表れているようです。
昨年の秋は、異常に楽観的だった政府のGoTo政策などで一時的に消費支出が増加したりしましたので、今年の消費支出は前年同月で比べると減少が目立つことになり、このブログでは、先月はコロナの影響のなかった一昨年の同じ月と比べてみています。
家計調査の「2人以上所帯の季節調整済み消費水準指数」で見ますと、残念ながら9月までは一昨年の水準に追い付いていませんでした。
前月のこのブログでは、「10月はどうでしょうか?」と書きましたが、今日の発表では今年の10月は一昨年10月の水準を超えたようです。
一昨年10月101.4、(昨年はGoToのせいで104.3)今年は103.0です。
今年の6月からの指数の動きは99.7、99.1、94.8、100.3、103.0(10月)で、新規感染者の減少とともに、家計消費の回復がみられるわけです。
このところ、財布の紐が固い勤労者所帯の平均消費性向は10月は68.2%で、前年の68.5%には0.3ポイント追いついていませんが、3.9ポイントも下げていた9月からみれば、大幅上昇と言えそうです。
こう見てきますと、コロナ新規感染者の順調な減少は、政府の徐々ながらの規制緩和と相まって、家計の消費態度の積極化に、明らかに効果を持っていると言えそうです。
ところで、心配は「オミクロン株」という事ですが、この未知数が、今後、どのように既知の部分を増やし、「日本で、確り感染拡大を防いだ」と言われるようになれるかどうか、日本の対応の在り方が問われることになるのでしょう。
ここで頑張れば、景気回復でも明らかにプラスという事になるのでしょう。当面、景気の先行指標は、何よりもコロナ新規感染者の動向という状態がまだ続きそうです。