私に起こった最近の話を二つ
①妻があまり動けないので私が食事を作ることが多くなりました。 以前から虫歯の治療を怠っていた妻が「歯が痛くて食べられない」といいます。 食事の直前に菓子を食べていたので、「そんなに痛いのなら菓子を食べるのをやめろ」と言っちゃいました。 もちろん手話は「ご飯を食べる」ではなくて「菓子を食べる」とやったのですよ。 それを見た妻は「はい、わかりました」と箸をおいてせっせと別室へ行ってしまいました。
②(Aさんにご迷惑のかからないように話はかえてあります)
以前から頼まれてAさんの病院での通訳に私が行っていました。ある時、都合が悪かったのでお断りをし、ほかの人が行かれましたが Aさんが「慣れているのでこれまで通り河合に来てもらいたい」と福祉事務所へ言われました。その話を聞いた(いや見たのか)ある団体の会長 「自分に依頼をしろとかいう厚かましいかわいはやめさせろ!」といい、その言葉をご丁寧にコピーして配っておられるご仁まで…(きちんと確認してからにしてほしいですね)。手話は動きの方向で話が全く変わってしまいます。
言語としての手話、きちんと表現することの大切さを改めて感じさせられる二つのできごとでした。おしまい。