POCO  A  POCO  協働舎

住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

児童館の「指定管理制」

2008-11-03 | 暮らし・社会

 生活保護の現業員を離れて7ヶ月経った(ちなみにお酒を飲まずに8か月経過、関係ないけど)。 

  先日、街中で以前担当していた方と出会い、立ち話をした。(ご本人は構わないといわれたので書くのだが)

  最近仕事がなくなったとのこと。

  生活保護の相談を受け自宅へ訪問したら、彼はそれまで勤めていた仕事の雇用保険の受給手続きもしていなかった。保護開始の手続きをした後、安定所へ1・2回同行し、彼はビルの清掃の仕事を得た。安定所から紹介された時には雇用保険もあり、時期を見てほかの社会保険も加入とのことだったのだが、数ヶ月経って会社は勤務時間を週3日に変えてきた。他に人をいれ雇用保険を払わなくても済むようにしたのだ。彼はそれでもまた、ぼつぼつ仕事時間を増やしたり、他の清掃会社へも仕事にいたっりで収入を増やすように努力しておられたのだが、このたび、勤務先が入札で負け仕事がなくなったのだという。はじめは継続して次の会社が雇うとの話もあったらしいが、結局うやむやになり失職してしまったという。 働く人の働く気をなくしてしまうのが今の世の中。

  今日の中国新聞では広島市が検討している児童館への指定管理制度に反対する署名活動が行われているとの記事が出ている。

  私の周りにもホリエモンさんと「握手をしてもらった」と喜んでいた人がいたが、目の前のことしか見ていないうちに、小泉さんの「官から民へ」以来 どんどんとこのような手法が進められている。 本家のアメリカは破綻してしまっているというのに。

  しっかりと根っこを見ていたい、いや見れるだけの力をつけるようにしていきたい。

 

  けさ、テレビをラジオで聞いていたら作曲家の方が「作曲の仕事を目指す若い人に」 本を読んだり、映画を見たり、新聞を読んだり、旅行をしたり…しっかり自分の幅を広げてください」とおっしゃっていた。手話通訳もそうですね、もちろん。 

 

   先のマツダで首切りのところへコメントをいただいた。YOUTubeが見れるようにしたので是非見てください。http://jp.youtube.com/watch?v=v0siyuT_0as