降って来るもの

写真と散文とぽえむ

刻の圏外で

2018-08-29 06:06:10 | 詩16

             

 

                             刻の圏外で


書きたいmodeに入っていると

滲みだすものが

 トムソンのように浮き出す

降ってくるものが

 ムネの感受板を震わす

掠めてゆくものが

 ココロの空に痕跡を残す


僕は限りなく無私になり

 有りの儘の

五感で五官で五情で受け取り

夢中になって

 刻の圏外で

膠のように

それを紡ぎ合わせてゆく


何かを書きたいと念ずれば

 そういうmodeの

幸せな無我に出逢える


極意は待つこと

それだから

本当に好きな人との

 待ち惚けのように

待つことが愛しい


この凡庸の自称poetoは



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些かの揺るぎも

2018-08-29 05:27:33 | 詩16

     


                         些かの揺るぎも


いち度ココロを結べば

それは

僕の永遠になる


いち度ムネに宿せば

それは

僕の恒星になる


その為にこそ

待つことを厭わぬ

その為にこそ

想いを慈しむ


それゆえイノチは波うち

それゆえ鼓動は常に瑞々しい


僕の愛するモノは

ヒトと風物と

多種多様の感情と

水玉と書くことと

それから

夢想とポエムと

それからそれから

いつでも

明け暮れの星のように

傍に居ると感じられる

アナタと・・


そのことに

些かの揺るぎもないのだ


   

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