降って来るもの

写真と散文とぽえむ

様様の柵を

2018-08-31 16:26:09 | 詩16

                     様様の柵を


灼熱に炙られ

毀損した神経は正常を失う・・


摂氏五十度を生き抜いた人類

人類は零下五十度を生き抜き

 その先の未来で

我ら子孫は

我が世の春を謳歌してきた


だが君よ!貴方よ!

ほんの一部分にしか過ぎぬ

 その強かな遺伝子を

僕らは享楽の果てに

見失ってしまったかも知れぬ


そうして少しずつ

イノチの思惑さえ 

 阻害されてゆく

生き残る術を見つけねばならぬ

ただ凡庸に生きて

 filamentの突然のように

消滅してはならぬ


過酷を継承する子孫として

其処に有る

 様様な柵を伝言してゆかねばならぬ

例え今の世の人類が

取るに足りぬ日常しか産みだせないとしても・・


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inochiの在処

2018-08-31 06:17:04 | 詩16

                        inochiの在処


点在するイノチの痛点から

四六時中

送られてくるsignal

 それが

生きて在ることの

一つの解析結果のように

横たわる僕の神経を震わす


こんな風に

痛みの感覚でも証できる

一つのinochiの在処よ

 僕はいま

確かに生きていることの

一つの有り様の原点に居る

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