降って来るもの

写真と散文とぽえむ

3000タイトルに

2018-10-09 20:18:34 | 随想

                       3000タイトルに

 

 平成12年2月4日にEOで始めたブログ。4年後にEOが撤退して試行錯誤の後「ブログgoo」に引っ越しを済ませ、それからでも2年と8か月が過ぎた。

 つまりは、2430日に亘って倦まず、投げ出さず、知らぬうちに呼吸する空気のように、何時でも意識に浮かび上がるのでもなく、さりとて、それを忘れてはイノチの存続さえ危ぶまれるほどの存在として、書くことと向き合ってきた。

 コツコツと書き綴った記事の一つ一つに与えた数字が、2018 10/05の記事でとうとう大台の「3000title」に達したのだ。何という幸せな出合いだったろうと、改めてそのことに感謝する。

 絶えず失ってゆく過去から、その間に間から、少なくとも僕は3000個もの珠玉の思い出を手にすることができるのだ。それは紛れもなく、その日その時間を生きた僕のイノチの証文。

 膨大なそれぞれの物語の中に、其処に戻ればそのままの瑞々しさで僕が居て、始めと終わりの短い旅を行く僕の、間違いなく道標になったり、癒しになったり、或いは情感を磨く布になったりもして、孤独ではない道行の豊かさと可能性を指し示してくれもする。

 書ける間は、書くことが次々に生まれてくる間は、果てしなく此の3000という数字に上乗せしてゆきたいと、心を新たにしているマンボなのだ。それはまた、重ねてゆく年齢との競争でもある。


                          「3000」titleに


もしも、続けるという事に

ある種の価値があるのだとしたら

もしも、続けるという事で

何某かのチカラが付くというのなら

もしも、続けたという事が

一つの金字塔に数えられるものだとしたら

この”2435日”を費やして

倦まず続けたブログの

その場所に積み上げた”3000title”もの堆積物で

僕はきっと

価値ある、チカラの、金字塔を

手にしている筈なのに違いない


そうして、それは人知れず

自分に向かって誇れるもので

その自負が僕を凛と直立させる

                   2018 10/09 20:50 まんぼ


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一tの紙と

2018-10-09 15:23:59 | 詩16

                        一tの紙と


僕は詩人と呼ばれるような専門家ではないので

誂えられた机と椅子で

原稿用紙に向き合うことなど

 全くないのだ


書きたい欲求が募ってくると

書く気にさせるフレーズが

 流星のように

僕の空に影を曳いたりすると

言辞の溜り場から

 尾ひれ背びれをの付いた

言葉が飛び出してきたりすると

 そう、まるで飛魚のように

僕の言辞の深淵から

それが一つの事象になったりすると

 何時でも

 何処でも

そこいらじゅうに間配ってあるメモ用紙に

書き殴ってゆくのだ


そんな風だから

僕が最後まで書く人として

 生き終えることができたら

細やかな結果だけれど

やっぱり、一tの紙と

百本のボールペンが

 要り様になるかも知れないのだ

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礼文島partⅠ~岬めぐり~

2018-10-09 06:00:11 | 

抱っこをせがまれて「蒼唯」を抱き上げて外に出てみると、秋の空に浮かぶ鱗雲の美しい夕景が・・。

”お外へ!”と連れ出してくれた孫のお陰で

さてさて、ブログの方は少し足踏みしましたが、道北紀行に戻ります。

日常とまるで違う長さの単位で、優しく穏やかに、静かに過ぎていった時間の中へと。気持ちがあの濃密な”時間の溜り”に飛び立てば、これから先でも何時だって自由に、ゆったりと揺蕩いながら其処に有る、その時のままの時間帯の中に同化できそうです

全く別の在り方で、僕の昨日から先の過去の抽斗に仕舞われた珠玉の旅の記憶。それでは十一日経ってもそこでは決して色褪せぬ道北の旅の二日目の”花の浮島.礼文島”と称されるその島での”記憶の溜り”へと立ち戻りましょう

利尻島の鴛泊港から海路45分で礼文島香深港フェリーターミナルに上陸。

3か月も前から、綿密に組んでくれた女房のスケジュール表では、周回道路のないここ礼文島は”宗谷バス”の定期観光(僕らを含めて6人の乗車でしたが・・。)バスを利用して、花の終わった季節を代表する2か所の岬めぐりを。

礼文生まれの礼文育ちというバスガイドさんの微に入り際に亘る説明を聞きながら、まず向かったのは島の西北部にある「澄海岬」。名前の通り透明度が高い湾内は海の底まで見渡せて・・

海空の蒼と白い雲と、太陽の光に戯れて特別な30分を過ごしましたよ。ガイドさんの~○○時に集合してください!~がなければ、そうして次の時間割がなければ、いつまでだってその空間に留まっていたくなるような風景でしたよ

青色の色層。本当の美しさは自分の視線でしか味わえないかも知れません。澄んだ海の岬と書いて「スカイ岬」と。

   

 

光の加減で様々な表情に・・。

  

続いて向かったのが礼文島最北端の岬「スコトン岬」。海の蒼がますます深いブル~に。

    

人島としては最北端の、その島の最北端の岬に、2018 09/29 16:00、確かに足跡を記しましたよ

続きは、また明日に      01/09 06:00 まんぼ



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