黙って
僕のしていることが徒労なのだとしたら
誰にも、何処にも
如何ほどの漣も立てないのだとしたら
雲に預ける
ひと塊りの水溜りにしか過ぎないのなら
どんなにanataの周囲を廻っても
ただの初雷にしか聞こえないのなら
僕は早々に口を噤むしかないのだが・・
ほんとうにanataよ
僕の存在は水面の虹のように
脆く儚いmonoなの・・
anataはいつでも
判別できない程の遠くに居て
それが頬笑みか嘲笑か苦笑いか・・
解らない表情で
黙ってこっちを見ているけど
ただanataが其処に居たことを
日日に忘れてゆく移ろいが淋しくて
僕の一人合点の
他愛ないmelancholyかも知れないけれど・・