胸に滴って
僕はただの凡庸で
その他大勢の一員で
特別な能力などに
何一つ
恵まれている訳でもないけれど
たった一つの拠り所を頼って
幾つかの瀬戸際を
潜り抜けて生き続けてきた
書くことと、書けることと
天賦の才など
有ろう筈はないけれど
半世紀に亘って積み重ねた堆積物から
何時か
言葉たちが濾過されて
muneに滴ってくるのだ
胸に滴って
僕はただの凡庸で
その他大勢の一員で
特別な能力などに
何一つ
恵まれている訳でもないけれど
たった一つの拠り所を頼って
幾つかの瀬戸際を
潜り抜けて生き続けてきた
書くことと、書けることと
天賦の才など
有ろう筈はないけれど
半世紀に亘って積み重ねた堆積物から
何時か
言葉たちが濾過されて
muneに滴ってくるのだ
28.goldenタイム
束の間のgoldenタイムを掴み捕るために
僕の全ての時間は、積み増され
起こった全ての出来事は
周到に積み重ねられてきた
ヒトは
瞬間瞬間の束の間を
今として生きる動物だから
そうして、束の間は
途切れることなく、絶えず
過去という闇に埋もれてゆくものだから
それだから
この一瞬に輝く今を
この一瞬にしか輝きを纏えない今を
此のgoldentimeを
其のplatinumpageを
確と、記憶に刻んで
わがinochiある限り
永遠の、珠玉の持ち物に・・
10/24 05:50 万甫
27.溜息が
もう一人のボクが
僕を悩ませることがある
他のBOKUが
我儘し放題で僕を手古摺らせる
あのbokuが、このbokuが
それぞれの方を向いて
勝手に想い、動き、喋り
その度に僕は溜息を吐いて
人間なんて所詮こんなもの
一筋縄ではいかないのだ!と
したり顔で呟く
縁の糸が
縁のitoが紡ぎ出した
ひとつの
小さな奇蹟
人って
創り出せそうな
そんな類の喜びでも
小さな奇蹟の
inochiを全うできる
質量で
長短じゃなく
質量で計る時間がある
そんな間に間では
長針も短針も動かないのだ
ただ
胸の音叉がDOKIDOKIと
過ぎる時間をカウントする
きっと誰でも
そんな瞬間を持てるはずだが
多分それには
日常の時刻の濃密な堆積が
必須条件になるような気がする
そのように
積み重ねた時間の間から
platinumの滴は滴るのだ
その鈍色の輝きが
幾億の経年を要するように
胸の音叉に共鳴する
奇蹟の針の音にも
多くの豊饒なトキの層が要るのだ
2018 10/23 04:30 万甫
26.”あとがき”に
何れ誰も居なくなる
それは疑いようのない
確たる既定の事実だから
取り消すなどは勿論
曲げようにも、隠しようも
騙しようもないけど
僕が生きた期間のことなど
星の容量の砂粒一個ほどにも
例えられない出来事だけど
泡沫のその
僕のtokiの間に間を
愛する縁のヒトと
信じられるmono達と
物語を綴る細やかな一個の才能で
楽しく生きられたのだと
己が青史の”あとがき”に残したい
海住山寺の見晴らし台から覗いた「瓶(みかの)原」。その中にたった4年間都がおかれていたという「恭仁宮」跡を訪ねる。廃都後に建てられた奈良時代、聖武天皇の詔によって建立された「山城国分寺」が重なった広大な地域が、現在発掘調査されており、空き地には地元の人や小学校の児童たちが”コスモス”を植えて慈しんでいる。
あの大地に
田圃に植えた秋桜が心地よく風に揺れる
ゆっくりと散策してコスモスの秋を・・
この秋初めての秋桜を撮る
秋を目いっぱい味わって、最後に「蟹満寺」を。
此処は何万という蟹が協力して人々を苦しめていた大蛇を退治した!という伝承地。そこで”蟹”を寺のシンボルに。
蟹だらけの寺
昨日の夕方は、まさに雲一つない秋の空。そこに沈む夕日を
今日も
いい一日でありますように・・!! 10/22 07:20 まんぼ
京都に住む娘に誘われて、秋らしいになった昨日、前回アジサイの頃の「浄瑠璃寺」と「岩船寺」に続いて、同じ南山城、加茂町に在る国宝の”五重塔”を有する「海住山寺」へ行ってきました。
海抜200mの山中(京都市内は40mだとか)にある静かな空間に佇むまさに古寺。
風格のある山門
門から本堂を
山門の鬼瓦
静寂の中に・・
補陀洛山 海住山寺
国宝「五重塔」が泰然と
ほんのりと色ずいてきたモミジ
周囲をゆっくりと廻る
時間が音もたてずに流れてゆく・・
心が安らぐ古寺でした
納得
更に裏山に上ると「みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」の百人一首に出てくる”瓶原-みかのはら-”を一望に収める広場が補陀洛山中の静けさ
いい時間が
10/20 07:40 まんぼ
~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます!! 室温22℃ 06:08の金曜日の朝デス。
昨日やっと、豊かに波打つ黄金の穂のような~道北紀行~の綴り方を終えて、何かしら一つ肩の荷を下ろし、否応なしに胸に空いた小さな空洞を意識しているところです贅沢な感慨ですよね・・。
この間から、朝夕の美しい空を見ては、その一瞬をレンズに残してきました。
当に中秋の夕暮れ時ですよね
大好きな三日月もほんの少しピンクに染まって夕空に浮かびます
毎朝の空の表情も多彩です。此のところ、なかなか深い深い”ぶるー”には出合えていませんが・・
風情のある
風景
2018 10/19 06:26 まんぼ
25.声高に
誇りは秘め持つしかないけど
誰にでも
自慢できるほどの質量じゃないけど
声高に主張するほどの
根拠もないけど
事実だけで
goldの色合いを帯びてくるほどに
傑出した仕業でもないけど
単なる自己の宇宙を照らす
恒星でしかないかも・・だけれど
イノチ一つが
ほんとうに
地球よりも重いというのなら
そんな気概を持つ人になら
そのイノチの支点になる
胸に錨の絶対的持ち物は
僕のwriteと同じく
動かし難くその一生を照らし続ける
ちょうど東京で出喰わした台風24号のお陰で、豊富ホテルの夜中に予約を取ってくれた女房のお陰で、綱渡りの稚内発13:00の最終便(この後の出発便は欠航になる)は無事に飛び立ち、羽田に近づくにつれて少し揺れが酷くなりましたが、冷汗をかくほどでもなく、15:29無事に雨降る東京国際空港に着陸。駐機場には飛び立てなかった飛行機がずらりと並ぶ。
空港から品川行の”東急”に乗り”大森海岸駅”で下車。小学校の修学旅行以来の東京泊を経験。
疲れていたのか、夜の内に通過した台風の風雨にも全く気付かず、10/01の朝は快晴のフライト日和になる。
6時に起き、京急バスに乗り約40分で羽田空港へ。08:00発満席のANA15便で大阪伊丹空港へ向かう
ちょうど翼の横の席で視界は狭いのだが
何とか雲上の蒼穹を
09:10予定通り大阪国際空港に着陸。
大阪モノレール
お決まりの順路で
ビル街を縫って
高速を走り
昼前に帰宅
終わってみればあっという間の出来事のよう・・。これからも、あっけなく過ぎてしまう時間を、せめて記憶の中に堰き止める瞬間を度々持って、生きていることの実感を胸の裡に積み重ねてゆきたいと
長々とした旅行記、最後まで読んでくれた皆さん、ありがとう 10/18 06:45 まんぼ