懺悔Ⅰ「∞」
過去の供養から-現在は興る
過ぎ去るものから教訓を学べば
-必ず来るべき明日の糧になる
どんなに解っていても
何度幾度唱えても
-刹那を移ろうものの
掌には握れない
知ることは-忘れること
失くすことは-得ること
無限の暗中にこそ-一光は産まれる
黒暗にこそ-明光は姿を現す
膨大な知識が宿っているとしても
知っていても
-無から継続的に有を取り出せぬ
Homo sapiensのもどかさよ
存在の卑小よ
唯、万物のうちの一形にしか過ぎぬ
-hitoの儚さ
何をか金字塔を残さむ
砂上の楼閣さえ一炊の夢
-露と起き、夢の又夢の瞬時よ
針小棒大のinochiの季節に
夢幻の-ひとひらの花弁を!
その一彩の-偉大なるTOKIの間に間よ
全ては、総ては-移ろいに消える一行
一言の意味さえ残せぬ-一音のinochi
それ故、嗚呼、それゆへ-総意持て
唯、唯一に愛しき哉-その命