早朝ウォーク中、ナツメの実と花に出会いました。懐かしい実の形でした。
遠い昔、母の実家に大きなナツメの木があり、登って遊んだり、赤くなった実を食べたりしていました。リンゴに似た甘酸っぱい味と、64~5年前ころを懐かしく思い出しました。
花は初めて見ました。星形の可愛い花でした。枝先にまだいっぱい咲いていました。
枝の基部から花が咲き始めたようで、基部側ほど段々と大きな実がなっていました。
基部にはこんな大きな実がなっていました。
2mくらいの低木でしたが、枝という枝に鈴なりに実がつき、まだ花もたくさん咲いていました。
手入れなど全くされていないようでした。
ドームのように見えるのは、広島ガスのホルダーで、検査中の足場がかけられていました。
ナツメの名の由来は、夏に新芽が出るから夏芽(ナツメ)だという説と、果実の形がお茶に使う抹茶入れのナツメに似ているから、という説があるようです。実には各種の薬効成分があるそうで、南ヨーロッパから古くに渡来して、その昔から薬用に供されてきたとのことです。
「桃栗3年、杏は4年、梨は5年、棗はその年(とし)金になる」といわれ珍重されていたそうです。