囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

超満員だった、映画「東京原発」

2013-02-09 13:37:16 | さよなら!原発
今日は、朝から映画「東京原発」の上映会の手伝いに行きました。



会場は所沢・小手指公民館分館でした。朝、9時に会場に行き、会場作りなどをしました。9時半、開場なのですが、それよりも早くからお客さんがどんどん見えました。前売りでチケットを持っている方だけ先に入場してもらいました。当日は、その後、会場の具合をみて入ってもらうことにしました。



その為、入口は大混雑でした。結局、300人の会場に、350人位の方が詰めかけました。立ち見の人もいて、スタッフは全員立ち見でした。

2004年製作の映画「東京原発」は、役所広司をはじめ、そうそうたる豪華キャストでしたが、なぜか、ヒットしませんでした。私自身もつい最近まで、この映画のことを知りませんでした。

福島の原発事故以降、各地で上映されるようになりました。まるで、福島の事故を受けて作られたような錯覚さえ覚えました。

映画は、カリスマ東京都知事が「原発を東京に誘致する」という発言から、東京都の幹部たちが賛否両論、右往左往する事から始まりました。

その会議に中での賛成、反対のやり取りの中で原発問題の本質がいろいろ明らかにされました。賛成・反対はともかく、原発問題を考える上で、とても参考になりました。

また、映画のなかで「一部の人が反対しても、1億の人が傍観すれば、原発建設を容認したことになる」「原発で事故が起きても、日本人はすぐ忘れてしまう」などのセリフがありました。

正に、福島の原発事故を忘れかけている私たちに警告を発しているように思えました。

この映画は、間もなくイギリスでも上映されるそうです。日本だけでなく、世界の多くの国の人にも観てもらいたい映画でした。

福島の原発事故から間もなく2年が立ちます。事故の収束の目安も経たない中、原発事故の恐ろしさを胸に刻んで、これからも「さよなら・原発」のための運動を続けてゆこうとおもいました。
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